2013年12月13日

新東京百景 皇居 二重橋を描く

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新東京百景というのがあります。

1982年10月1日 「都民の日」 制定30周年を記念して、東京都によっつて選定
されたものです。

区部、市町村、島部など各一ヶ所ないしは二ヶ所、その地域で、もっとも優れた
名所、史跡、建築物などを厳選し、それらを広く人々に親しまれるようにと、紹介
したものであります。

まず一番は、皇居 二重橋から始まり、二番が千鳥が淵から日比谷。

三番が東京駅と丸の内ビル街。四番が国会議事堂など、まさに日本を代表するような
場所であり地域が百番まで並びます。

もっとも九十番からは大島、新島、式根島、八丈島など伊豆七島で、最後の百番は
小笠原となります。


制定されてから、32年にもなりますが、20数年前に、このことを知り、この新東京百景
を出来れば全部とまではいかなくても、描いてみようとスケッチを始めたことがあります。

いまあらためて、新東京百景の一覧表 (ネットで検索出来ます) から、数えてみますと、
なんと、32ヵ所、描いていました。

たしか、4年か5年ぐらい掛かっていると思いますが、一応、三分の一まで、描き進めて
いたのでした。


その後、忙しさに紛れて、今だ中断したままですが、先日ふと、そのことを思い出し、20数年
ぶりに、今、ふたたび最初から一番から描いてみょうかなと思ったのです。


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新東京百景 皇居 二重橋   34cm×25cm F4号 ストラスモア紙 絵 プッポロ


12月2日、昼間はどうしても、行かなければならない、六本木の新国立美術館の「日展」を、
ほんの少々のぞいて、そのまま皇居に向かったのでした。

いつ行っても、にぎやかな観光地化している皇居と二重橋ですが、午後3時過ぎともなると、
さすがに団体旅行の人達もまばらになり、静かな中で描くことができました。

久しぶりに新東京百景を描き出すのを前にして、さて、これを描き続けるのは、かなり
大変と同時に以前描きに行った所に再び行くことの楽しさ、嬉しさ、懐かしさはまた、
格別の感もあります。


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そして、もうひとつの楽しみ、これも大きな、そして、ひそやかな私の楽しみでもあるのです。

外で、ひとり、スケッチした時は、必ず、その近くのレストランにちょっと寄り道をするのです。


その日は、すぐそばにある日比谷公園。

その林の中にある、歴史的にも知られる、名レストラン「松本楼」であります。

店内はクリスマスムード、いっぱいの飾りでした。


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席に着きますと、バッグから、今描いたばかりの、スケッチブックをそっと出してみます。

いつまでたっても、なかなか、うまくいかないな、などと、しばし描いた絵を見つめている
うちに、テーブルには、このレストランならではの、うまい生ビールが到着です。

さっそく、中ジョッキーを手にすると、いつものように、目の前の絵に向かって、ひとり静かに
カンパイをするのです。

その時のビールのうまさと言ったら ・・・・・・・・ 至福のひと時とでも言うのでしょうか。


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そして、この日は、ホタテとエビのドリアのオーダーをしていました。

もちろん、絶妙の味の良さは、云うまでもありません。


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初冬の日暮れは早いです。

ゆったりとした時間を過ごして、外に出れば、あたりは闇の中。

深い森の中を歩いているようで、静かで、都心にいるとは思えません。

振り返れば暗い木々の間からは全館イルミネーションの明かりがまぶしいほど。


年に一度の目いっぱいの「松本楼」の華やかさでした。


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