2010年6月 8日

初夏の風 多摩川で一枚スケッチする。

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多摩川 上布田町附近から下流を見る  F4号 34㎝×25㎝  絵 プッポロ

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自宅から荒玉水道道路を通って、この多摩水道橋まで、約17.12キロ。

いつもなら、走行時間は約1時間15分で来ていますが、この日は時間的なことも
あるのか、途中の京王線の桜上水駅の踏切に引っかかり、7分から、8分と、しびれを
切らすほどに待たされたのでした。


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細い道路で車の渋滞などもあったりで、予定より大幅に遅れて、午前11時過ぎに
ようやくのことで到着しました。

この日の予報では気温25度とか。

すっかり夏景色です。

久し振りの多摩川は、早くも新緑から、やや深い緑に変わりつつあります。

暑さの中にも川面を通って来る風はさわやかで、今が一番、自転車で走るには
良い時かもしれません。


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もう、何枚くらい、この多摩川をスケッチしたことでしょう。

二子玉川あたりから河口に向けて、そして、上流に向ってと。

川の流れは長いですが、いざ、絵を描こうとすると、そのポイントは意外と少ない
ものです。

やはり川の流れが見えなくてはいけません。

ところが、多くは川辺が遠く離れていて、ただ葦原が一面広がるばかり。

川がまったく見えない所が、案外多いものです。

見えても一本横に流れているだけでは、これもあまり、絵としても面白くありません。

川の中に何か見所が欲しいものです。

たとえば大きな岩、小さな岩が川の中に点在している。

又、川の中に、中洲があって川が右左に蛇行する、なんていうのも変化があって、
描きやすいものです。

この日は多摩川サイクリングコースを 描く場所をさがしながら、上流に向い、石田大橋
あたりまで行ったのでしたが、思うように見つからず、やはり先ほど見た、京王閣ケイリン場
から、やや下流の、地図で確認すると、上布田町あたりが、いいかと、また、今来た道を戻っ
たのでした。


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この辺は土手から河原に面して、いくつかの石段が設置されています。

上の段に座れば多摩川が広く見渡され、下の段に席をとれば葦原ごしに川を
望めます。

滅多に無い特等席でスケッチブックを広げます。

まず、中央部に横線を一本引き、水と空を区別して、その水平線の真ん中あたりに
遠方に見える、いくつかの樹木を小さくまた大きく描き表します。

水面上には右側にのびる中州を柔らかく描いて画面に奥行きを持たせます。

そんなことのくり返しで約1時間少々で、この絵は終わりました。

グリベル モンブランの三脚ケイタイ椅子が、格好のテーブルとなり、楽に描く事が
出来ました。

自宅に戻り地図で再び場所の確認をしてから、サインを入れて終わりとしたのが、
トップのスケッチであります。


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これが絵を描いた犯行現場 ? であります。

この写真は道具をあらかた、かたずけてからのものですが、作画中はザックの中身が
あたり一面散乱しまくっていました。

真後ろは、サイクリングロードです。

シューッ シューッって、ロードが行き交うなかで、ヘルメットを放り出して、なにやら絵を
描いている。

変な自転車乗りだと見えたかもしれません。


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その場所から多摩川の上流を見ますと、正面に京王相模原線の鉄橋が見えます。

その鉄橋を右に行けばすぐに京王多摩川駅があります。

こちらも絵のモチーフとしても良い所です。


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さて、後片付けも済み、帰路につきます。

描く場所を探すので、かなり戻りましたので、走り出してすぐに多摩水道橋が
見えるところにきました。

左に見える大きな樹木。

いつだったか、ある青年がこの小さな森の中で、津軽三味線の練習をしていた事が
ありました。

近くにいた私は、その時、川の流れと、三味線の音を心地よく聞きながら、ここでも一枚
絵を描いたことを、ふと、思い出したものでした。


走行距離  51.09キロ


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2009年11月18日

メインディッシュは「多摩川スケッチ」 ?

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サイクルジャージは何を着ていくか、パンツは今朝の寒さを考えるとレーパンだけという
訳にもいくまい。

当然ロングパンツにして、その上にパールイズミのこのレーパンをはいて行くかと。

それにしても、日中、陽が出れば暑いくらいにもなるし、この時期ほどサイクルウェアの
着回しが難しいことはない。

結局、メッシュのタンクトップを一番下に着て、ULTIMAの薄手のハイネック長袖セーターを
着込みルイガノの半袖ジャージにモンベルの、この秋に買った超薄手のウインドウブレーカーを
軽く羽織って多摩川に走ったのでした。


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先週は入間川約58キロを走ったせいか、まだ、その余韻が足に残っているのか、先週と
比べても、格段の軽い走りを楽しんだのでした。

本当に少なくとも週に一度は乗らなくてはと痛感すること、しきりでありました。

多摩川サイクリングコースは多摩水道橋から拝島までの走り、そこからは輪行で西武線で
帰ると決めてスタートです。


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秋も深まり河川敷のススキの穂も真っ白から、やや茶色の枯葉色に変化を始め、その趣まで
深まります。

平日にもかかわらず、ロードレーサーはこの日も多く見られますが、多摩川サイクリングコースは
他のコースと比較しても外国人が非常に目につきます。

高級住宅地に沿ったコースだけに、それはそうかもしれませんが、このソロで走る外国人、実は
ものすごいスピードで走り抜けます。

体力の差もあるでしょうが、目測ですが恐らく35キロから40キロのスピードが出ていると思われます。

路面には自転車の速度20キロとありますが、いづれにしても大変危険です。

つい先日もこの多摩川サイクリングコースで歩行者と自転車との接触事故で、歩行者が大怪我を
したと報じられたばかりです。

お互いに充分に気をつけたいものです。


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府中四谷橋附近


例によって小型のスケッチブックを持参して一枚描いてみました。

多摩川はどこも絵になりますが、この日は府中四谷橋附近から下流方向のスケッチ
でした。

川の蛇行の面白さ、バックになる森の具合といい、つい足を止めて描いたのでした。

あまり時間も無いので、線は略画的に少なくし、淡彩をほどこし、それで良しとします。

天気は晴れたり曇ったり、陽が差すと鮮やかな森の色、川の色が輝き、雲が掛かると
アンバーな、どんよりとした色合いになり、その陽のさす一瞬の輝きの時を狙って色を
付けてみました。


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多摩川サイクリングコースは全線つながるような話がありましたが、どうなのでしょうか。

相変らずコースから離れ、一部住宅地の中を走り、この吊り橋を渡り、ふたたびコースに
出ることになっています。

コースに上れば前方には日野橋、それに多摩都市モノレールの立日橋が重なります。


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中央線の鉄橋をくぐると遠くに赤い半円が美しい橋、多摩大橋が望めます。

このあたりは多摩川の流れにも変化が見られ、無数の大小の岩がまるでオブジェの
ように川の中に配され、ここもまた、絵心をそそられます。

次回はここを描いてみたいと、通るたびに思うのも一度や二度ではありません。

八高線を通過して、拝島橋で今回のサイクリングは終了です。

拝島橋を通る16号線で北に向うこと1.5キロほど。

交差点わきにあるのが、私の好きな和食レストラン「華屋与平衛」の昭島店があります。


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「多摩川 府中四谷橋附近」 22.5㎝×16㎝ 絵 プッポロ


ブログの中には、よくレストランで注文したものを写真に撮られて、アップされている方が
いらっしゃいます。

拝見しては参考にして出掛けたこともありますし、見ているだけでとても楽しいものです。

しかし、私自身、それをやることが、とても気恥ずかしいのです。

この日も大層立派な「うな重」をオーダーしたのでしたが、やっぱり写真を撮ってアップ
するのはとても気恥ずかしい。

ならば今日の「華屋与平衛」の、メインディッシュは、こちら、私の「多摩川スケッチ」は
いかがでしょうか。


走行距離  45.92キロ

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2009年11月11日

荒川 入間川  秋 逍遥

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秋ヶ瀬橋附近


ここのところ、とんと自転車に乗れずじまいの日々が続いています。

雑用に追われてと言い訳するわけではありませんが、その雑用というのも、きちんとした
必要とされる雑用であって、それが重なり合って、さてこの前、自転車に乗ったのはいつ
のことだったかと思うほど間隔があいてしまいました。

今日こそは、この日こそはと自転車にかけるつもりで、久し振りに走ってみました。


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笹目橋から荒川サイクリングコースに入り、もうすっかり秋色に染まっている田園風景を
楽しみながら、少々の走りで秋ヶ瀬公園に到着です。

早くも冬鳥が来ているものと思われますが、バードウォッチャーの姿はまったく見られません。

ピラカンサが赤い花かと見間違えるほど綺麗に実った一角も、静かな晩秋の公園のひとこま
です。


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その公園を抜けると、わずかで今度はうっそうとした木々が、左右に生い茂る細い道を
走るようになります。

夏には涼しい木陰の道になり、冬には冷たい北風をさえぎってくれたりと、短い距離では
ありますが、なぜかここも、楽しい小道であります。


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不思議に思われるかもしれませんが、若い頃から乗り続けてきた自転車生活の中で、
走行中にパンクをした経験が、まだありません。

ですから、自分にはパンクは無縁なものと、そんな気持ちまで持っていました。

それがこの日、突然走行中に初めてパンクに見舞われたのです。

場所は上江橋から入間川大橋までの例のあの土手上の直線コースです。

その3分の2ぐらいまで走ったところで、後輪がゴトゴト ゴトゴトと、音がするではありませんか。

止まってふりむけば、見事にタイヤのふくらみがありません。

見渡せば、あたりはカッコいい白地のチームジャージの、3人グループ、4人グループが、
この直線コースを、ひっきりなしに行き来しているわけで、そんな中でみじめなパンク修理を
ここでやるのはあまりにも気が引ける思いです。

左下には延々と続くゴルフ場があり、すぐ前方には、そのゴルフ場に降りる小さな道が見られ
ます。

ひとまずそこまで下って行き、芝生の片隅を借りて修理に取り掛かったのでした。

それにしてもタイヤは買ったばかりの、パナレーサーリブモ23ミリで、まず、パンクの心配は
少ないという、ふれこみで買ったのにどういうことかと、タイヤの裏表を慎重によく見たのですが、
別にまったく問題がありません。

チューブも一通り見たところ異常なしと、最後にバルブに目が行ったときに、パンクの場所が
わかりました。

バルブの付け根に3ミリほどの金具による切り傷のような穴があいていたのです。

どうしてバルブ管の底の部分がチューブに傷をつけたのか判りませんが、とりあえずやはり
パンクです。

悪戦苦闘をしながらも、途中でちゃんと現場写真なども撮ったりして、どこか不真面目なようでも
ありながら、ようやくの事で、予備のチューブと交換し修理完了したのでした。


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さて、快調に戻ったジャイアントOCRは、入間川サイクリングコースを釘無橋、落合大橋などを
くぐり、雁見橋まで来ました。

この辺からは落ち着いた入間川に沿うようにして走るところで、何となく疲れも軽くなる気分です。

ススキの穂も綿のように、ふくらみを持ち、風にゆれる風情もいいものであります。


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東武東上線の鉄橋。


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このあたりは入間川の川幅も広がり、浅瀬も多いのか、少年たちの格好の遊び場のようです。

何をするでもないのに、何かとっても楽しそう。

その元気な少年達を眺めながら、ここで、しばし小休止をしたものでした。


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そこから程なくで芝生広場がメインの安比奈親水公園に到着です。

時刻は午後3時30分すぎ。

パンクの修理に40分もかかり、ここでは、もう、すでに陽も大分傾いています。

一枚は描きたいと思うスケッチですが、せめて線描きだけでもと、ザックから、3号のスケッチ
ブックを取り出しました。


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一本の木があります。

それほど大きな木ではありませんが、何となくポイントになりそうです。

そして、その後ろには水道橋の素敵なアーチ、色を添えるのは水道管の赤い色。


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とっさに描いたのが、このスケッチです。

所要時間は20分ほど。

色覚えにざっとの色塗り。

あとは家に帰ってからの仕上げとします。


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私のサイクリングでの荷物の多さは、もうしょうがないなと思います。

自転車ひとつ、からだひとつで、カッコよく乗りたいものですが、そういう訳にはいかないようです。

絵の道具一式が意外とかさばるのです。

みなさんのように何も持たないで、カッコよくスマートに、サーッと走るのはいつのことかです。


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さて、夕闇迫る頃、豊水橋に到着。

そしてその橋の上からの眺めです。

無理をしてでも、今日はやっぱり来て良かったと思いました。

入間川って、本当に良い川ですね。

さわやかで静かで、四季を通じて素晴らしいですが、冬を迎える前の華やかな紅葉のひととき
この時も本当にいいですね。


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安比奈親水公園  F3号 27㎝×22㎝  絵 プッポロ


「入間市駅」から輪行で戻り、この日の印象が薄れないうちにと、少々色を加えてみたのが
この絵であります。

現場でのままの、淡彩の調子の方が自然でよかったのか、色を足したこの方が良くなったのか、
何年描いても迷うことばかりであります。

走行距離 58.58キロ


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2009年9月29日

多摩川 津軽三味線ききながら

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無性に絵を描きたくなる時があります。

それは風景画であったり、花の絵であったりしますが、今のところ、花の絵は
「お絵描き教室」で、義務的にも、たびたび描いているので、ここは、ひとまずそれは
置いて、今は清々とした広い場所で風景スケッチを、一枚描いてみたくなったのでした。

それも多摩川を。


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早めに終ると思っていた健康診断が、思いのほか時間が掛かり、帰宅して急いで
サイクルジャージに着替えたりしたものの、出発は予定より1時間あまりの遅れの
午前11時40分すぎ。

多摩川に着くのはどうしても午後1時近くになりそう。

逆算しても絵を描ける時間は、どうしても1時間ほどしかない。

短い時間に合わせて、スケッチブックも残念ながら、特別小さいものに変えて、黄色の
メッセンジャーバックを背中にして、荒玉水道道路を走ったのでした。


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多摩水道橋脇から多摩川サイクリングコースに入ったのでしたが、ものの10分と
走らないうちに、今日お目当ての場所に到着します。

そこからは多摩川の流れが具合よく蛇行するのが面白く、そして、バックには薄い
ブルーの奥多摩の山並みが見える所で私の好きな所でもあります。

自転車を腰で支え、サドルをイーゼル代わりにして鉛筆でデッサンを始めます。

彩色は土手の枯れ草にゆっくり腰を下ろして、のんびり色づけを楽しみます。


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「多摩川」  23㎝×14㎝


鉛筆による淡彩スケッチ。

池袋、世界堂で見つけた、かなり横長の珍しいスケッチブック。

描くうちに、どこからともなく聞こえる三味線の音に気がつきました。

誰がどこで弾いているのか、回りを見回しても判りません。

音ばかりが時には低く、時には強く糸も切れんばかりの太棹で、それは津軽三味線と
わかります。

線描きが終り、絵具に掛かる頃には、その三味線の調子も上がり、全曲通しての演奏に
なりました。

うまい方です。


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その頃になると、どこで弾いているのか、はっきり判りました。

50メートルばかり下流にある、こんもりした小さな森の中から聞こえてくるのです。

絶え間ない、その三味線を聴きながら、好きな多摩川を描くなんて、これはラッキーとしか
云えません。

川の流れと津軽三味線の音と、・・・・・・・・・  気持ちの良いひと時でした。


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絵の出来不出来は別にして、まずは、これまでと立ち上がり、枯れ草が生い茂る
細い踏み跡をたどって自転車を押して、その人にちかずきます。

その三味線の主は、まだ30代後半ぐらいの若い男性でした。

私が立ち止まったせいか、今までと違う曲を弾き始めてくれたのでした。

涼しい風が通り抜ける木陰に、津軽三味線の音もつられて多摩川に流れるようです。


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ふと気がつくと脇にはもう一人、絵を描かれている中年男性がいたのでした。

50号という大きなキャンバスをイーゼルにセットして、私と同じ方向を油絵で描かれて
いたのでした。

使っている画材からして、かなりの経験者と見られます。

今、描いたばかりの小さな私の絵を、そっと差し出し、見ていただいたのです。

長いこと手にとって見ていましたが、その気を使った静かな物言いの中で、もう少し
色に冒険をなさったらと・・・・・・・・・

最後には、でも、とってもいいと・・・・・・・・・

素敵な津軽三味線と、品の良いお絵描きさんと。


やっぱり今日は多摩川に来て良かったと思いながら、また自転車にまたがったのでした。

走行距離  37.31キロ
           

                              *


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2009年1月29日

多摩川ショートショート

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1月に入ってから、ほぼ毎週のように休日には自転車に乗っています。

ソロが多いのですが、先週は仕事仲間6人で、いとも賑やかに笹目橋から荒川サイクリング
コースを上流に向って走ったのでした。

途中、秋が瀬公園の先の羽根倉橋で、その内の2人は引き返しましたが、後の4人は上江橋の
たもとにあります、ステキなレストラン「ピゼリア」まで、ランチを訪ねて行ったものでした。


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そして今回はまた多摩川サイクリングコースをほんの少々ですが、今度はソロでスケッチ
かたがたツーリングを楽しんだのでした。

砧浄水場から二子多摩川方面に向かい、新二子橋を渡ります。

普段はもうひとつ先の二子橋を渡るのですが、側道が広く走りやすそうなので、そこを通って
みたのですが、渡ってからがコースに出るのに回り道になり、やはり、ここはいつもの二子橋が
よさそうでした。


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冬枯れの多摩川  27㎝×18㎝  絵 プッポロ


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新二子橋から下流に向かって走ってますと、何とも魅力的な一本の大木に目がとまり、
それを囲むあたりのやわらかな景色にそそられて、まだいくらも進まないのに自転車を
そこに止めたのでした。

枯れ草のくすんだオレンジ色、寒さの中の緑の草原の広がり、そして、多摩川の流れの
先の対岸の家のつながりと、それは良い絵になりそうなところですが、描いてみれば
なかなかうまくいかないものです。

色数の少ない超小型の水彩絵具「ウインザー&ニュートン」でしたが、私の腕ではいかんせん
使いこなせないようです。


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あまりの寒さで、30分ほどでスケッチは切り上げて帰路につきます。

この日も行き交うロードの人達の多いこと。

そして、上流に下流にと、一瞬のうちに消え去ります。

なんだかこの頃は、ただひたすらに走るのではなく、その走る途中を楽しむ、・・・・・・

そんなのがいいなぁと思うようになってきましたが ・・・・・・・・


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ふたたび二子橋を渡って間もなくの野川の川沿いであります。

西の空の薄い雲間から日差しも見えてきて、また確実に日ものびてきたのを感じます。

ここから荒玉水道道路を通って自宅まで約1時間20分。

ザックには一枚の絵の収穫が。

出来不出来は別にして、とりあえずはまた、思い出がひとつふえました。

走行距離  40.69キロ

                        *

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2008年9月11日

秩父札所スケッチめぐり その二

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最近では珍しく朝から雲ひとつない青空が広がっている9月8日のこと。

秩父札所スケッチめぐり、その2回目を行いました。

例によってBD-1を西武秩父まで輪行させ、そこから11号線を北に向うこと約5キロで
札所第3番、常泉寺に着きます。

背後にある里山に囲まれ、少し高台にある観音堂からは、のどかな田んぼとあぜ道が
遠くまで望め点在する家々も、至って静かな風景が広がっています。

狭い境内には、観音堂が目いっぱいに見上げるように建っていて、遠景も近景も
感じられないくらいに見る者に迫ってきます。


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幸いに本堂に向って境内にはベンチが、いくつか用意されていて、スケッチをするには、
これは好都合でした。

それにしても何という屋根の大きさか、その張り出し方が並ではないのです。

うねりと反り返り、そして、青みがかった赤い色の屋根の着彩の難しさ。

その時、和光市から札所めぐりで歩いていると言う年輩の方が、声を掛けてきた。

5年ほど前から、一年に2度、この秩父の札所を回っていると言う。

はじめは34ヶ所を5回に分けて歩いたようですが、最近では体力の具合から、7回にして
いると云いながら、私の隣に座ってきた。

相槌をうちながら、また話を聞き、時には聞き返しもしたりと・・・・・・


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秩父札所 第三番 常泉寺   絵 プッポロ


そのうちに、この札所めぐりのきっかけは、実は73歳のときの大腸がんの手術がもとでと、
そこまで話が進んでいった。

当時は、せめて75歳までは生きたいと思ったのに、5年たった今、最近も検査に行ったの
だが、まったく異状なしと言われたと、それはそれは、嬉しそうに話をされていた。

78歳とは到底思えない若々しさで、その方は、本当に人世、今が最高に幸せと云っていた。

私を含めて、この秩父の地で、お話をしていますと、どなたも何かしらの問題を抱えている
ものだと、この時もつくづく思ったものでした。

肝心のスケッチですが、話半分、絵半分で、集中力、気合が、いまひと息入らずで、
ただひたすらに、それらしく色を置いただけのスケッチでありました。

でも、描いている間は楽しかったです。


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そのスケッチを終えて、境内から出ますと、真正面に見える山並みの中に、中央に
こんもり見える形の良い山が丸山であります。

西武秩父線の、芦ヶ久保駅から登り始め、グリーンラインを何度か横断して山道を
行きますと、展望台のある山頂に着きます。

そこからの眺めは、さえぎる物がなく、それは素晴らしい絶景であります。

埼玉県民の森を通って、帰りは4番の金昌寺まで下る道は長いですが、これが永い間の
私の好きなハイキングコースでありました。


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さて、その金昌寺には、この3番から約10分ほど、BD-1で走ると到着です。

数ある札所の中でも、とりわけ人気の高いお寺さんです。

山の斜面にある境内は当然坂が多く、その山肌に沿うようにして、たくさんの石仏が
見られます。

その数は1300とも云われていて、他にも見るものの多い寺院であります。

ここに来ますと、まずは境内の中にある、お馴染みの「そば屋」さんで腹ごしらえであります。


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ざるそばも量が多く、地元で取れた野菜の天ぷら付き、相変らず、煮物、漬物も
たっぷり出してくれて、これで600円。

秩父の人々の人柄の良さに本当に心が休まる思いです。

そして、スケッチですが、この大きな本堂は、3番以上に大きく、それに引き換え
境内が狭く、後ろにさがりようがないのです。


近くの方でしょうか、かなりの年輩の男性の方が、お孫さんを抱っこしながら、後ろから
ついてきます。

「それだったら この本堂の裏手にある奥の院を描いたらどうかね」 と言ってくれます。

「そうですか」 と言って、その人に付いて、一緒に裏山に登り始めたのですが、その六角堂、
どうにも、あまり面白くないのです。


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せっかく案内してくれたのですが、このお寺の入口にある山門が見事で、前から興味を持って
いたのもあり、「あの山門を今日は描かせていただきます」 と、またお孫さんともども、その山を
下ったものでした。

二階造りの仁王門、木造りでは、この秩父札所中、一番の大きさといわれる、2メートル少々の
仁王様が、力強く両側に立っておられます。

山門には大草履が掛かっていますが、仁王様は健脚の神といわれるところから、草履の奉納と
なっているようです。


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秩父札所 第四番 金昌寺山門   絵 プッポロ


そして、このスケッチは道端にスケッチブックを広げ、四つんばいになるようにして、描いた
ものであります。


描いている途中、先ほどの年輩の方が、また、来られましてね、

「ふーん これは いいねぇ これは いいねぇ」 を、連発されますが、

なんともこちらは、小さくなるばかりでありました。

その方が去ってから、今度はさっきの「そば屋」さんの奥さんが、この離れたところまで急いで
やって来まして、

「いま 来た人がいたでしょう あの人が今、山門を描いているから絵を見せてもらえって
云われたので来たのよ」 って。

その気持ちは、すごく嬉しいのですが、それほど云われる絵ではないのですが・・・・・・・


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この秩父に来ることの楽しみには、もうひとつあります。

秩父には数多くの温泉が点在していて、以前から札所めぐりの度にその近くの温泉に
入ったものでした。

今回の西武秩父駅附近と言えば、この「武甲温泉」でしょう。

二枚のスケッチをようやくの事で描き、まずは、その出来不出来は別にして、ほっとした
気分と共に、秋風も感じる、あの大きな露天風呂に入ったものでした。


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2008年7月29日

井の頭公園と神田川

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暑中お見舞い申し上げます。

それぞれに夏休みをまじかに控え、公私ともにお忙しいのではないかと
思っております。

私の夏休み ? あまり遠出が好きではない私としては、この夏も大好きな
自転車で、遠くても秩父、近くではこの近郊を、小さめのスケッチブック持参で、
木陰でそよ風に吹かれながら、スケッチの一枚でも描いているのではないかと
思います。


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午前中はいつもの通り雑用を、そして我が家の愛犬パピヨンの「ノア」と遊んでやり、
「ちょつと行ってくるからね 早く帰ってくるから待っててね」と、頭をなでなでして、
家を出たのが午後の1時すぎ。


出掛ける直前まで、いつもの通りどこに行こうか、あっちがいいか、こっちがいいかと
迷っていて、結局、今日は暑いから川沿いのコースがいいかと、神田川に沿って行く
井の頭公園にしたのでした。


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高円寺陸橋近くから始まる荒玉水道道路を少々南下して、神田橋から、この
神田川サイクリングコースに入りました。

神田川をさかのぼって行くわりには、登りがまったく感じられないコースで、
また、地域の環境の良さからか、全コース緑も多く大変走りやすいコース
作りになっています。

自転車には勿論走りやすく、散歩コースとしても地元の人々からも親しまれて
いるようです。

小さいながらも、ここには滝も作られ、暑い最中のサイクリングには絶好の
休憩場所でもあります。


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先日購入したモンベルの夏用といわれる「サイクール ロングスリープ ジップシャツ」を
着用しての、お出掛けでした。

この暑いのに長袖と言われそうですが、これが直接、陽が当たることなく、かえって
涼しい感じがします。

通気性もよく、発汗にも優れているようで、肌にじかに一枚の着用でしたがなかなか
具合がいいと思いました。

しかし、半袖のサイクルジャージにアームカバーでも充分用は足りますが・・・・


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神田川は久我山近くにある京王線の車両検査区あたりのところですが、川が
きれいになりましたね。

水がとってもきれいです。

透明度も高く水草もよく茂り、この日も走行中あちこちで、鯉が泳いでいるのを
目にしました。

川底の石まで見通せます。

神田川の手入れのよさが、こんなところでも、伺われます。


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右岸左岸の緑が濃くなるころ、井の頭公園手前の広場に走りこみます。

広場に置かれたベンチには、ゆったり休む人、静かに本を読む人、知人と
談笑する女性と、それぞれに動きが少なく、なんだかここでは時間が止まったような、
そんな感じがしたものでした。


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木札には
    「この神田川の源流です
    神田川は善福寺川 妙正寺川と
    合流して隅田川に注ぎます」 と、記されています。


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園内は夏休みに入り、ボート池には数多くのボートが浮かびます。

春には桜の名所でもあり、水面すれすれまで垂れ下がりながら咲くソメイヨシノの
美しいこと。

緑濃い夏の日の涼風のすがすがしさ。

秋の紅葉の素晴らしさと、1年を通して楽しめる、ちょつとリッチなこの井の頭公園、
本当に良い所です。


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ボート池、西の端にあるのが、井の頭弁財天、朱塗りのお社が美しいです。

かたわらの噴水も形がよく、静かで気の休まる思いの素敵な水芸と思いました。


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ボート池を中心にして園内をひと回りしてみました。

南側はやや登り加減になり、ボート池を見下ろす感じになります。

濃い緑の中から池を見たとき、その、あまりの綺麗さにシャツターをきった
ものでした。

そこにはボートがあっても、なくてもよく、画面全体の、うす緑色が素晴らしい
雰囲気と感じました。

この日、一番の風景の収穫かもしれません。


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京王井の頭線の井の頭公園駅は森の中。

近くには神田川が流れています。

まだここでは川が出来たばかりで、小川の様子ですが、ここでスケッチを
することにしました。

数年前にボート池の南側より、赤い提灯が下がった、お茶屋さんを描いた事があり
この日も同じ場所をと思ってきたのでしたが、お茶屋さんには提灯もなく、
樹木もわずかな年月で、おい茂り、お目当てのお茶屋さんをすっかり隠していました。

あれこれモチーフをさがして走り回り、ようやくここにたどり着いたのでした。


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いつもの小型のスケッチブックと、ウィンザーアンドニュートンの超小型の
水彩絵具。

それに奈良の薬師寺で、以前求めた写経用の小筆を使用しています。

生まれたばかりの神田川は、まだ川幅も狭く石ころだらけ。

海の雄大な水とは違い、ささやかな細い水の流れ。

微妙な水の色が難しい一枚でした。


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積み上げられた石垣に腰を下ろし、30分ほどでこれでよしと、声に出し
立ち上がると下連雀にお住まいという年輩の方が、通りがかりに声を掛けて下さった。

「なに 練馬から自転車で・・・・・ それはすごい   きれいな自転車ですね
高いんでしょうね  おやっ 絵も描かれるんですか  ほーっ子供の頃から・・・・
自転車で走っては そこで絵を描く  いいなぁ・・・・・」 って。


でも、私から見ればこの井の頭公園の近くにお住まいで、朝夕の散歩コースは
この公園とは・・・・・

「ほんとにいい所にお住まいですね」

「そうですね それだけは私もいいと思っています ありがたいですね
家からここまで歩いて15分 ひと回り回って1時間のコースですよ」


その人を見送ってから、散らばっていた、わずかな画材道具を片付けヘルメットを
かぶり自転車にまたがった時、先ほどの方が、今度は少々離れた対岸の向うから


「お気をつけてー」 って、大きな声が・・・・・・・・

私はその方に向って、深々と頭を下げながら、今日もいい日だったと思ったものでした。


  
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2008年2月 8日

秩父札所 34ヶ所 ご開帳

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秩父札所23番 音楽寺


私の家から一番近い駅は西武池袋線の練馬駅。

その駅の構内に先日、秩父札所34ヶ所の、ご開帳のポスターが、ふと、目に止まりました。
人の混雑を縫うようにして、ちかずき、その綺麗に彩られた一枚のポスターを懐かしく眺めた。

今年3月18日から、7月18日までご開帳とあります。

前回のご開帳は5年前の2003年のことで、あの時はたしか期間は一年間だったと思う。
なぜ覚えているかといえば、このご開帳の終了直後に、例の私のクラブでみなさんと
34ヶ所を全部歩いた事があるからです。


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観音院に向う道


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札所31番 観音院


各寺院では、ご開帳に際して、ご朱印をされた人に対して下さる、華蓮華(楕円形で花を
あしらった綺麗なカードのようなもの) が、まだ残っていたらしく、私達にも下さり、いろいろな
種類が集まって、すごく嬉しかったことを覚えています。

そのポスターを見て、あれから、もう5年が経つのかと思うと同時に、また、あの秩父の
素朴な寺院を回ってみたいなと思ったのです。

みなさんと歩いた時は全8回にわたってで、10月の紅葉の頃から始まり、冬の季節、
西武線の走る車窓からは正丸附近の吹雪の景色だったり、春は桜満開の19番の龍石寺、
そして、荒川沿いの岩の上堂、それは目もくらむほどの桜景色だったことも思い出します。


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29番 長泉院から 28番 橋立堂に向う道  川は浦山川


冬の寒さ厳しく、夏は又、特別に暑い秩父盆地。

でもそこに暮らす秩父の人々のあの優しさはなんでしょか。
なぜ、あんなにも人に優しいのか、秩父に行くたびに考えまた思うのです。
だから、どこの地よりも、心引かれるのが、ここ秩父なんです。

前回の時は34ヶ所、全部回り結願寺の水潜寺では全員で馴れない般若心経を一生懸命に
唱えたのも今は懐かしい思い出です。

しかし、それ以前にも私は二度秩父札所を実は歩いているのです。

いずれもそれは、一人旅であります。


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札所26番 岩井堂


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札所22番 童子堂 山門


一番最初は随分昔になります。

34ヶ所全部スケッチしてみようと、当時は大変な意気込みで始まったのでしたが、
わずか4番の金昌寺まで描いたのでしたが、後が続かず、そのままに。

2度目は下見で回ったのでしたが、ついでに時間があれば描いてみようかということで、
小さなスケッチブック持参したものでした。
ところがそれが目的ではないので全コース回っても、4枚ほどしか描きませんでした。

このご開帳のポスターを見てから、これを機会に今再び念願の秩父札所34ヶ所を歩き
今度こそ全部描いてみょうかという気持ちが出てきたのでした。


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札所25番 久昌寺 観音堂


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札所 34番 :結願寺 水潜寺


スケッチには少々の時間が掛かります。
交通の便が悪い所だけに思わぬ苦労をすることも度々あります。

ふと思いついたのですが、今度は自転車で回ったらどうかと思うのです。
西武秩父まで輪行し、そこからは自転車で寺院から寺院。そしてスケッチを。

その地域によってBD-1であったり、ロードであったり、これも面白そうです。

全コース歩くと約100キロあるそうです。
それを前回は8回にわたって歩きましたが、今度は一日で3ヶ所描いたとして、
約12回ほど、通うようになるかもしれません。

あまり意気込まずに、ごく軽い気持で描けたらいいなと、今は思っています。

                           *

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2007年12月10日

荒川サイクリングコース 岩淵水門を描く

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  荒川SR 岩淵水門  絵 プッポロ  42㎝×32㎝

荒川のサイクリングコース、ここを通るたびに、この岩淵水門辺りを描いてみたいと
いつも思っていました。
長いこのコースの中でも、とりわけ眺望が良く、その広がりといい、荒川と隅田川が、
分かれるあたりは、川の曲線も美しく、本当に絶景と言ってもいいくらいのものと思って
います。

晴天に恵まれた12月10日、今日はこのコースでも珍しいくらいに風もなく、船渡あたりの
ビルから出る白い煙もまっすぐに立ちのぼっています。
滅多に無い無風状態の日でした。

今日はある種の度胸を決めて、最近の力の無い絵のようには、ならないようにと自ら
プレッシャーをかけて、F6号というやや大きめの画帳をザックに入れたのでした。

時折雲ひとつ無い青空になったかと思うと、突然、薄雲が陽を隠してしまうと、一瞬にして
青空が灰色に、また川の流れの色もそれに同調して、つまらない色になってしまいます。

そんな時は木々の色などを着彩したりして、青空が戻るのを待ったりします。

雲が切れてまた、すごい青空が、ここで一気に色をつけたのが上の絵であります。


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絵を描いていたのが午後1時から2時半過ぎ。

写真は絵を描き終えて帰り際の午後3時を回った頃です。
冬の夕暮れは早く、もう陽は西に傾いています。

人間の目はレンズにたとえますと、約50ミリ相当だそうです。
同じ現場でも写真の方は、かなりの広角気味、後方に見える川口の市街が
肉眼よりかなり遠方に見えています。


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いつもの通り現場は散らかし放題であります。

持って来た、ありったけの物を辺りに放り出し、ヘルメットはその辺に転がり、絵具は
あっちにこっちにと、使うものを探しながら絵を描いている、これもいつもの通りです。

左の白い建物はお馴染みのブルーの色が目立つ岩淵水門。

頭上のコースには、平日ながら、ひっきりなしに通る、綺麗でカッコいいローディさん達。

なかには立ち止まって絵を見て下さる方もいます。
また、声を掛けてくれる方も今日は多かったです。
水墨画を描かれている方もいました。

ロードとヘルメットをその辺に転がして、走りもしないで絵を描いている。
不思議な光景だったかもしれません。


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さて、午後の3時40分、帰路につきます。
陽はますます傾いてきました。

今日の走行は34,59キロ。

今月はこのあと、いろいろと仕事が重なり、超多忙続きになりそうです。

年内は今日が自転車の走り納めかもしれません。


                     


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2006年12月20日

年賀状づくり

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代々木公園にて  絵 プッポロ

年の暮れ、その年の暮れの年中行事のひとつに年賀状作りがある。

面倒と言えばこれ程、面倒な事はない。

普段はまったく会う事がないのに、この年賀状だけのお付き合いの何と多いことか。
それだからこそ、この年賀状一枚だけの、かすかな繋がりだけでも、大事といえば
大事なのかもしれないが。

私の年賀状に自分で描いたスケッチを使うようになってから、もう7、8年たつだろうか。

お送りしているなかには、嬉しいもので毎年の年賀状の、スケッチを楽しみに
していて下さる方もいる。

そうなるとあまりにも前に書いた、古いスケッチを使うのも気が引けるもので、
どうしても暮れの忙しいなかではあるが、何とかして新しいスケッチを描こうかとも思う。

しかし、思うばかりで、なかなかその気になれず、結局押し詰まってからようやくの事で、
重い腰を上げるのがいつもの例だ。

暖かかった昨日のこと、今年の年賀状のスケッチは代々木公園となぜだか、
前々から決まっていたので、場所に迷う事も無く、昼頃からクロスバイクで
出かけてみた。

中野駅前を通り、その中野通りを笹塚まで、そこを左折して甲州街道を参道入口
交差点まで行って右折して、しばらく進めば左側に広い代々木公園が見えてくる。

東京の紅葉は12月3日頃が、もっとも綺麗と私の手帳に記されているが、
今年は暖かかったせいか、十日程、紅葉も遅かったようだ。

それにしても、昨日の代々木公園は、その紅葉もほとんど終り、早くも冬枯れの
たたずまいをみせていた。


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スケッチをし始めたこの場所からは、今まで鮮やかな黄色一色に染まっていたであろう、
イチョウの木々には、もうほんのわずかな黄葉が残るのみで、中央に見える一本のモミジが、
秋の名残りの色どりを添えている。

久し振りのスケッチで、手の動きの固いのが、その線に現れている。
といって、ここに至ってはいかんせん、どうしょうもない。

自転車で走っているときはそうでもなかったが、30分あまり枯れ葉の地べたに
座っているとその寒いこと、手がかじかんでくる。
それでもようやく彩色までこぎつけて、とりあえず自分なりに、これでよしとしてしまう。

年賀状用のスケッチが何はともあれ、今年も一枚は出来上がった。
気の重い仕事が、ようやくかたずいた思いだが、あとは受け手がどう見てくれるかだ。

走行距離   28、72 キロ
最高速度   30、4 キロ
走行時間   2時間25分


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