2009年7月30日

ゴリラで 「かたくりの湯」

Img_8094_1_1


ゴリラで 「かたくりの湯」 と、云っても、あの武蔵村山にある、日帰り温泉「かたくりの
湯」に、実際に入りに行ったわけではありません。

近くにある多摩湖周辺を、久し振りに、ゴリラを出動させて、真夏の緑の中を、ゆったりと
走ってみようと、はるばるやって来たのでした。

私の秘蔵っ子とも言える、このかわいいゴリラ。

めったに走らせないのですが、今回は本当に久し振りに、ゴリラにまたがったのでした。


Img_8095_1_1


日々の手入れは欠かさないので、相変らず一発のキックで、エンジンはスタートです。

バイクのヘルメットもいくつかありますが、今回は軽い散歩ということもあり、オワン型の
まんまるい形の遊びっぽい物を着用します。

そして大きめのサングラス。

練馬から新青梅街道を走り、北原の大きな交差点を直進し、花小金井、野口橋を軽快な
スピードで走り抜けます。

途中、あまりのバイクの小ささに、追い抜いて行く、大型バイクのライダーが、前方で
「いまのあの ちっこいのは なんなんだ」 みたいな顔で、こちらにふり返るのを、この日も
2度ばかり見たものでした。


Img_8097_1_1


注目してもらいたいのが、この走行距離計であります。

2780キロとありますが、別に1万キロを超えて、2780キロになったわけではありません。

正真正銘の、2780キロの走行距離です。

購入したのが1998年7月13日。

販売店は上野の大洋モータース。

もちろん新車購入したものですが、それから今年で11年にもなりました。

11年間たって走行距離が、まだ、2780キロ。

まるで新車同様、慣らし運転の段階とも言えそうです。

いまのロードレーサーOCRは、2年少々になりますが、この方がよほど距離を延ばしています。


Img_8106_1_1


昔からミニバイクが好きで、もう随分前になりますが、ダックスホンダにも乗った事が
あります。

犬のダックスフンドに似た胴長で、それは面白いバイクでしたが、その頃はまだ製品の
バラツキがあったのか、不具合が多くて苦労したことを覚えています。

それから、しばらくは間が空きましたが、次にやってきたのがモンキーでした。

これはハンドルが折りたため車に載せるには適していたかも知れませんが、あまりにも
小さく、走行中何度もつんのめりそうになったものでした。

荷物を載せる所もほとんど無く、ただ近くをぐるぐる走り回るだけで、遠出をした記憶は
ありません。

それでもあのユニークなスタイルからか、あの当時、人気も高く、結構売れたようです。


Img_8100_1_1


そのモンキーと同じ頃、このモンキーのバリエーションモデルとして発売されたのが
「ゴリラ」で、あります。

パーツ類はモンキーとほぼ同じ物を使用していましたが、ハンドルは折れません。

荷物を載せるキャリアも、この初代のゴリラには、フロントとリア両方についていて
買物などには大変重宝したものでした。

とっても懐かしいです。

ですから、一時期、我が家にはモンキーと1988年型の、ゴリラが、仲良く2台並んで
いたのでしたが、2年あまり乗ったところで、この大事なゴリラが盗難にあってしまった
のでした。


Img_8107_1_1


スクーターも好きですが、どちらかと言えば小さいながらもオートバイらしい形をした
このゴリラが好きでした。

盗難にあってから、やはり又、どうしてもゴリラが欲しくなり、翌年の1998年7月に、
2代目ゴリラをふたたび、大洋モータースから手に入れたのでした。

初代の時もそうでしたが、ほとんど手作り作業で、生産性が低いため数が少なく
よほど大きなお店でないと品物が回ってこないようでした。

2代目のこのゴリラは、長い間待たされ続けた先客が、引き取り直前に何かの都合で
キャンセルになり、それがたまたま私に回ってきたものです。


Img_8113_1_1


さて、11年もたって、走った距離は僅かの、2780キロ。

もちろん無傷。新品同様です。

どこもピカピカ。それはそうです。空調完備の室内保存。

定期的な点検は怠りません。エンジンも、まったく快調です。

そのひとつ、ひとつのパーツのカットの美しさは芸術品とも言えそうです。

塗装の良さも初代から見れば格段のよさで、その輝きはスバラシイ。


Img_8120_1_1


当代の、このゴリラ、走るのもいいですが、こうして眺めているだけでも楽しいのです。

あまりにもキレイで、乗り物というより、置物になってしまったと、云っていいかもしれません。

春に走れば、ほこりっぽい風にさらされる。

夏はむさくるしい熱風にふかれ、秋には枯葉が舞い上がり、冬はあの冷たい風に
当たるのも、エンジンのためには悪そうだしと。

もうこうなると、乗らないのが一番かと、そして、11年たって、2780キロであります。

                     
                       *


でも、その根底にあるものは、どうやら昔、あれほど大事にしていて、盗難に
あったゴリラの無念さにも、いまだに関係があるのかもしれません。

家に仕舞っておけば盗まれもせず、傷も付けられず、この輝きも失わず・・・・・・・・・・・・


Img_8121_1_1


それでも、このゴリラにとっては、どちらが幸せなのだろうか。

乗られずに静かに飾られているほうが幸せなのか。

それともバンバン乗られるほうが、たとえ傷がついたにしても幸せなのか。

ゴリラの気持ちは何年たっても私には判らない。


Img_8122_1_1_1


初代のゴリラは1988年発売のモデルをもって、1990年に販売を終了しましたが、
その後、ファンからの熱い要望によって、8年ぶりに1998年に復活販売します。

その時の最初のものが、このゴリラであります。

フロントキャリアはなくなり、初代より多少大きくもなり、電気系統も強化されバッテリーは
12V また環境基準にも対応するなどして、ミニバイクファンからも人気が高かったようです。


それも残念ながら、2007年9月をもって、生産を完全に終えたとあります。

今では希少価値が、益々上がり、かなり高値とか。


でも、そんなこと 私にはまったく関係ありません。

                         *

| | コメント (2)

2004年11月26日

秩父 ニワトリと犬と中学生

101_0183_1_1.JPG

秩父の武甲温泉に向う途中、299号線を越えてすぐに小学校、中学校が一緒の
学校があります。

よく学校の前を通りますと、大きな元気な声で 「おはようございまーす !!」 って、校舎の二階のベランダから声を掛けてくれる生徒が何人もいます。気持の良い子供たちです。

その学校を通り過ぎますと、もうすぐ武甲温泉になるのですが、その少々手前には
養鶏場があります。

そうですね、全体で500坪位はあるでしょうか、広々とした野天でいとも簡単な
柵のなかには、餌さをついばむ、ニワトリが70羽から80羽位いるでしょうか。

辺りは畑ばかりで人家はほとんどありません。

何にしても土地が広いですから、ニワトリものびのびとしている感じで、
さぞかしここで採れる卵は旨いことと思います。

秩父特有の大らかさのある環境で、プッポロは武甲温泉に来るたびに、
この養鶏場のニワトリに目が行きまた立ち止まってはしばし見とれるのでした。

先日の時もニワトリを見ていますと、先の学校の生徒二人が中学生だと思いますが、
黒の詰襟で白の肩掛けカバンの大きい生徒と小さな生徒がやってきます。

その二人が壊れそうな柵のそばにカバンを置き、石を拾い、今度はニワトリの
いない方にその石を投げ始めたのです。

ボコンボコンって、バウンドしながら石は転がります。

すると、ニワトリがそれを餌だと思ったのか、30羽40羽が一斉にわーって
我先に集まるのです。

ニワトリは大騒ぎになります。右往左往しています。

それを見て、このオテンテンの、大小の二人の中学生はなんと 「がはははっは !! 」つて、笑いころげるのです。

今度は右に投げると、また、ニワトリは我先にわーって、石の方に大群落が移動します。

それを見てまた 「ぎゃははははっは !! 」って、もう笑いが止まらないのです。

左に投げては 「うははははは !! 」又右に投げては 「うひひひひひっひ !! 」の繰り返しです。

しまいには、この学生どもにつられて私も大笑いに巻き込まれ、三人で肩を叩き合って
笑いころげる羽目になったのです。

一段落して、小さい方が私を見て 「ところで おじさん ここでなにしてんの」

101_0185_1_2_1.JPG

この養鶏場を何度も訪れていますが、(別に養鶏場に来ているわけではなく、
私は武甲温泉に来ているのですが) ある事に気がつきました。

この養鶏場の主人を見た事がないのです。

それではここの管理は普段は誰がやっているのか、実はその管理のほとんどが犬が
やっている事がわかりました。

その犬の働きようといったら大変なものです。

つねに走り回って、ニワトリを監視しています。なかには自分勝手にどこかに
行ってしまうのもいます。

するとものすごい速さで先回りしてそれを阻止し、また、群れの中に戻します。

ぼろっちい柵ですから、あっちもこっちもすき間だらけ、穴から道路に出てしまうニワトリもいます。

そうなると苦労するのはこの犬です。

そして見事に追い回して、ぼろ穴から又、中に入れ込み一件落着させます。

ここの主人ってどういう方でしょう。

犬に働く事を教えたのです。

犬は犬で使命感というか、一種のプライドすら持って事に望んでいるようにも
見えるのですからすごいです。

それでいて私が近ずくとすごく喜びもしますし、愛想もよく、非常に優しい犬です。

そして、どんなに遊んでいても、ニワトリから気が離れる事は決してなさそうです。

大小の中学生達も、この犬がいる時は、石も投げられないようです。

101_0188_1_1.JPG

一昨年はクラブの皆さんと秩父札所34ヶ所めぐりを、9ヶ月にわたって行いました。

私は下見を入れますと、この短い期間に都合18回この秩父を訪れました。

来るたびに何かひとつ、秩父の優しいこころにふれることが出来たように思います。

ひとつひとつの思い出を、又、思い出しながら、秩父のあんなこと、こんなことを、
ご紹介できたらと思います。

| | コメント (2)