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2015年8月25日

絵のあとさき  グラジオラスとリンドウ

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グラジォラスとリンドウ  42㎝×32㎝ 6号 モンバルキャンソン紙 絵 プッポロ


今年の夏は暑かったですね。

夏は暑いものと、決まってはいますが、それにしても、ひどい暑さでした。

その激しい猛暑続きもここにきて、ようやくやわらぎ、昼間はともかく、夜は大分しのぎ
やすくなりました。

ものすごい暑さが続く夏のときは、秋が早いなんてことを、どこかで昔、聞いたことがあります。

本当に、さわやかな秋を早く迎えたいものであります。

さて、当方のこのブログ、最近は絵を中心にした内容になっていますが、実際、私が絵の
お教室をやっていることもありますが、それにしても絵を描くのが、何だか私は好きなのです。

そこで、描いた私の絵をそのまま、このブログでも、みなさんにご紹介しながら、また、それに
まつわる文章を添えながら、進めていきたいと思っています。

これからは「絵のあとさき」という副題のもとに、たくさんの絵の中から、その絵を描いたときの
気持ちのありようなどが、うまく書けたらいいなと思っています。

「グラジォラスとリンドウ」の絵は、6月28日に描いたものです。

翌日の絵のお教室のために、夜遅くに描きました。

描き終えた時は日付が変わっていましたが、描き始めは、まだ28日でした。

お教室の当日は7種類前後の切花を用意して、お好きな花を描いていただく、これはいつもの
パターンです。

また、この絵がお手本だなんて、云うほどのものではありませんが、皆さんのテーブルの上に、
本当にさりげなく、そっと置いておくのです。

その絵をよく見る人、ちらっとだけ見る人、それだけでいいのです。

この程度の絵でいいなら、私にも描ける。そう思われたら、それは大成功なんです。

ところがどっこい、そう、うまくいかないのが、絵でもあるのですが。

たとえば、画面全体に、どの程度の大きさに描いたらいいのか、色はどのくらいの濃さで
つけたらいいのか、画用紙はどのくらいの大きさが描きやすいのか、紙質は ?
などなどが、じかにわかるのが、先程、さりげなく置いた、この一枚の絵であります。


今年でもう7年にもなる、お絵描き教室。

今では、みなさんそれぞれに、見事な絵を描かれるようになりました。本当に上手になりました。

さりげなくそっと置いた一枚の絵。

それも7年間,、欠かさず続いております。

細かいことは言わない。見れば分かるのです。

これが私のお絵描き教室の、上達法でもあるのです。


                               *

 


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2015年8月20日

真夏の明治神宮御苑

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明治神宮御苑にて  ストラスモア紙 23㎝×17㎝ 絵 プッポロ


この小さな絵を描いたのは、7月21日。連日の猛暑日が続く真っ只中のことだった。

その日は原宿駅前にある、中華料理の名店「南国酒家」で、人気抜群のランチを食し、
ひとりのんびり、グラスに残った、ビールをゆっくりと楽しんだ。

広い客席は例によって、ほぼ満席の盛況。約1時間半の食事が終わって表参道に出ると、
まだまだ、むっする暑さが続いていた。

混雑する原宿駅前を通り抜け、山手線を眼下に見下ろす橋を渡れば、目の前が明治神宮の
入り口がある。

この近辺は私の好きな散歩道で、結構来ているが、多くは代々木公園だ。

その手前にある明治神宮に行くのは、確か10年ぶりぐらいかもしれない。

大きな森が続く参道は、日陰が多いので、代々木公園よりは、いくらか涼しいのではないかと
ふらりと人の流れに乗って入ってみた。

先程のビールの酔いがほどよく、からだを回り、木々を通して吹き抜ける風も心地よい。

この日は大きな参道からはずれて、あまり人の通らない枝道に入ってみた。

7月半ば、何の日でもないのに、明治神宮は暑い日にもかかわらず、大変な人である。

ただ、注意してみると日本人はほとんどいない。まったくいないと言ってもいいくらいだ。

中国か、韓国かアメリカか、ヨーロッパか。まず外国人だけである。

しかし、考えてみれば、それもそうかもしれないなと思った。

日本人は何でもない日には明治神宮には、あまり来ないのだ。行く用事がないのだ。

行くとすれば、お馴染みのお正月の初詣か、子供がいれば、秋の七五三ぐらいかもしれない。

そんなことを考えながら静かな森の道を歩いていた。

それにしても、この脇の道は人が来ない。はるか遠くまで人影がない。

本殿に行くのにすごく遠回りの道なので、人が通らないようだ。

その本殿の前も、外国人の大ラッシュである。

とにかく静かになりたくて、とりあえず、500円の入苑料で御苑に入ってみた。

しかし、ここに入っても、やはり外国語の話し声が入り乱れていたが、いくらかは静かだった。

池に沿うように苑内の細い道を行くと、6月ならば、花しょうぶが咲く、しょうぶ田のあるところに
出る。

都心とは思えない深い山の中の様相である。

木々の緑も深くなり、ところどころには、早くも黄緑色に葉も色づいているようにも見える。

一番奥には東屋があり、ぐるりと回れる細い歩道がひかれている。

その瀟洒な東屋が目に留まり、持参していた、小さなスケッチブックをトートバックから取り出した。

街歩きの時には,描く描かないは別にして、バックにスケッチブックがないと、何とも落着かない
性質に今はなっている。

持っていないと何となく不安になるのだ。持って来ればよかったと、後で、ひどく残念がるのが
いやなのだ。

目の前の小道には綱を張った杭が、立ち並んでいる。

その一本の杭の頭に、この小さなスケッチブックを軽く乗せて、立ったままで、東屋を中心にして
描いてみた。

「南国酒家」の生ビールの酔いが、まだ残っていていい感じ。

ラウニーの絵の具が、いい色を出してくれている。

小さいスケッチブックだから仕事は速い。線描き、着色で15分少々ぐらいだったろうか。

ここも、次から次と人の列が、後ろを通り過ぎる。

その内のひとり、アメリカ人らしい、若い女性が、私の絵を見ながら、笑顔で「ステキ デスネー」って
言ってくれた。


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