« 昭和記念公園サイクリングコース | トップページ | 八重の桜 新宿御苑 »

2013年3月14日

万両を描く

Img_1952_new_3


我が家に自生している万両ですが、本当に変なところに育っているのです。

誰も植えた覚えもなく、ごく自然にといっても、まったく種のない所に生えるわけは
ありません。

それは多分、我が家の庭に野鳥のための餌台があるのですが、そのためでしょうか。

ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、時として、ツグミ、ジョウビタキなどが冬の間やってきて
しばらく、とどまります。

おそらくそれらの鳥達の中の一羽が、たまたま、ここでフンをして、そのフンの中に、どこかで
食べてきた万両の実が、入っていたのではないかと推測しているのですが。

今では、もう、60cmほどの高さにまで成長してきましたが、ここまで来るのに、およそ5年
ほども、かかっています。


変わった所で、生育しているものですから、鳥達にも見つけられず、いまだにたっぷり
赤い実がついたままです。

多くは実が赤くなる、12月末頃には、ヒヨドリなどが集団できて、一日で実がなくなって
しまうものですが、我が家のこの万両の実は、毎年次の実が赤くなる頃までこのまま
残り、結局一年中見る事ができます。

日本野鳥の会では、こういうのを「鳥からの贈り物」といわれています。


Img_1954_new


くらべて見るために、今日、やはり我が家の庭にあります千両を写真に撮って見ました。

もう、十数年ある木ですが、背の高さは1メートルほどでしょうか

年末には結構実も付き、赤が目立って、丁度花の無いときには狭い、庭でも明るくして
くれていたのでしたが、ご多分にもれず、つぎつぎにヒヨドリなどが、やって来ては実を
ついばみ、今では、ついに、ご覧の通りの残り少ないさびしさです。


万両と千両とその見分けはと、よく聞かれますが、万両の実は下向きに垂れ下がる
ように赤い実がつきます。

一方、千両は上向きに実をつけます。

これさえ覚えておけば、すぐに見分けられます。


なかには、それでは何で万両は下向きに実を付けるのですかと聞かれることがありますが、
そういう時は「あなた それは当然でしょう 千両より万両の方が重いからです」 と答える
事にしています。


Img_1792_new


その重い方の実の万両の一枝を、大分県の名品「小鹿田焼」(おんたやき)の花器に
挿して、一枚スケッチをしてみました。

一枝切るといっても小さな枝は短く、実は垂れ下がっているので花器に挿すのも
なかなか大変です。

何回もやり直して、ようやくバランスもとれたかな、そんな感じを持って画用紙に向った
のでした。


Img_1786_new
万両  アルシュ紙 ファン(細目) 38㎝×28㎝ 絵 プッポロ


およそ、1時間少々で、これでよしと、小さく一声出して終わりにします。

おまりだらだら描き進めますとつい重たい絵になりがちです。

このスケッチも2月の「お絵描き教室」に持参したものです。

花器もこの小さな一枝も持っていったのですが、どなたも難しそうと、描いてくれる人は
いませんでした。


ところで千両、万両ですが、一両、十両、百両と、あるのを随分前のことですが、知る
機会がありました。

鎌倉は竹の庭で知られます、名寺、「報国寺」のお庭の片隅に、この一両から十両
百両、千両、万両と一堂に揃って、名札を付けて、植えられているのを見た事があります。

千両万両は別にして、そのほかのは、別の固有名詞があるようですが、同じ仲間と
して、シャレで、一両、十両、百両としたのでしょうか。

たとえば、ヤブコウジ、ツルコウジ、カラタチバナなど、いずれも千両、万両と同じ
ヤブコウジ属に属しています。

すがた形も非常に良く似ていることから、昔の方の風流からか、遊びとしてか、この様な
名がついたのでしょうか。

ただし、これはあくまで、私の憶測に過ぎませんが・・・・・・・・・

                         ・


 

|

« 昭和記念公園サイクリングコース | トップページ | 八重の桜 新宿御苑 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 昭和記念公園サイクリングコース | トップページ | 八重の桜 新宿御苑 »