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2012年2月20日

新宿御苑 旧御涼亭

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旧 御涼亭  3号 24㎝×19㎝


2月14日のこと。

小雨降りしきる中、また、新宿御苑に行ってきました。

とりわけ寒い日で天気もすぐれず、さぞかし人も居ないだろうと思いながら
出掛けましたが、それが、ちらほら、どころか、それ以上に入園者がいたの
にはびっくりしました。

前回行ったのは昨年の12月20日。

2ヶ月が経ちましたが、その時と植物の目立った変化はありませんでした。

ただ、入口の係りの方と少々お話をしましたが、ここのところ、何しろ花がほと
んど無いということです。

2月14日の時点では梅一本、一輪の花も見られないとのこと。

これは近年には無いとの話でした。

例年ならば、もう、日本庭園を中心にして、かなりの梅が見られ満開の木もある
はずなのに、この花の寂しさは、まずないとのことでした。

入口の近くにはロウバイの群落がありますが、わずかにそこだけ満開の黄色を
見せていましたが。

傘を差しながら、静かな園内を大芝生広場にある、イギリス風景式庭園と呼ばれる
ところから日本庭園の方に向います。

その日のお目当ては一枚のスケッチをすること。

歴史的建造物といわれる、「旧 御涼亭」を描くことでした。

この建物は以前は「台湾閣」と云っていましたが、今のパンフレットには、「旧 御l涼亭」と
なっています。

屋根が独特のトンガリ屋根。

そして、その色合いの異国情緒がなんとも好きです。

今までにも何回も描いたモチーフでもありますが、しかし、それにしても小雨ながら
雨は降り止みません。

建物を真正面から望みたいので、丁度、そこに斜面の芝生に植えられた一本の松の
下に、とりあえず入り、折りたたみ椅子を置いてみたのでした。

降りしきる雨もここでは何とか、ひとまず、しのげそうと、素早く画帳を出したのでした。

いつものレタリングペンを走らせ、超スピードでデッサンをしますが、さすがに、この雨。

細い松の葉を通して、大粒の水滴が一滴、二滴と画用紙の上に落ちてきます。

ティシュでその水滴を吸い取らせ、色付けに掛かりましたが雨の中。

湿度が高いせいか絵具が吸い込みません。


その時、通りがかりの、ひとりのたオバサマが  「あらっ ここだけは 雨がふりませんの ?」って。

降らないわけが無いでしょうがって。

どういう意味で言ったのか、いまだに私はわかりません。

おおよその色合いを覚える程度に色を付け、今度は本当に撤退したのでした。

芝生の斜面を登り、本降りになった中を傘を差し、前から一度入ってみたいと思っていた
レストラン 「ゆりのき」に向ったのでした。

雨にもかかわらず、レストラン内にも、8人程のお客さんがいます。

大きなガラス張り、その道路側に席を取り、まずはほっとします。

あまりの寒さだっただけに、迷うことなく、まず日本酒、熱燗で一本頼みます。

そして、ハンバーグカレーを注文します。

今、歩いてきた道を眺めながら、その「月桂冠」の熱燗のうまいこと。

室内は思いっきり暖かく、ふと、思い出して、今の絵の続きをここで描いてみようと
また、絵具を取り出したのです。

ハンバーグカレーを食べながら、又、日本酒を飲みながら、とっても暖かい所で
飲むほどに酔うほどに描いてしまったのが、この絵であります。


                              *

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2012年2月 1日

冬の桜

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先日、近くの花屋さんで桜を目にしました。

ほとんど、その桜は固いつぼみばかりで、花はわずかに二輪か三輪が、かぼそく
咲いている。

そんな感じでした。

考えてみれば、今までにも花はずいぶん描いてきたが、桜はまだ描いた事が
なかったな、と、そんな事を思いながら、さまざまな花の中に、埋もれるように
置かれていた、この桜を、しばし、見ていたのでした。

そして、春の花。水仙、スイートピーと一緒に、いくらかの迷いとともに、この
桜の枝も買ったのでした。

それにしても、この寒い日続きの中で、早くも桜も売られているのですね。

透明のビニールに包まれた桜のラベルには、「桜しおり」とあります。

「桜しおり」とは、何とも、しおらしい名前です。


桜と言えば、都内なら新宿御苑が良く知られています。

種類といい、その数の多さ、枝振りの見事さ、それは素晴らしいです。

昨年暮れの10日に行った時には、すでに咲いている桜がありました。

小福 (こぶく) ざくらと言う、名の桜でした。

やはり、この桜に良く似ていて、花びらは小さくて白色ですが可愛い桜です。


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「桜しおり」 41㎝×33㎝  F6号  絵 プッポロ 


我が家にやってきた、「桜しおり」 は、ツボミも固く、よほど暖かい所に置か
なくては咲きそうにありません。

一番暖房の効く部屋に置くこと4日目あたりから、ようやく、ぽつり ぽつりと
花が開き始めました。


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「桜しおり」 37㎝×27㎝ 絵 プッポロ


切られた花は来年は咲くことはありません。

この場、限りの花を見せてくれるのです。

考えようによっては、私のために切られてきたようなもの。

この花の最後の美しさを、なんとか残してあげたい。

年を重ねたせいか、最近は花の絵を描く度に目の前にある花に向って、その思いが
強くなり、なお一層、いとおしく、すべての花を見るようになりました。


最初の絵は、鉛筆でデッサンを取り、そして、淡彩をつけました。

その翌日の二枚目、今度は上部の花を中心にして、やや大きめに描いてみました。

画材は油性レタリングペンで、淡彩を施したものです。


「桜しおり」 買い求めてから、10日になりました。


今、まさに満開を迎えています。

                         ・


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