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2012年1月21日

平成24年 国立劇場 初春歌舞伎公演

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東京三宅坂、 国立劇場は、開場45周年を迎えました。

歌舞伎を中心とした劇場で、その伝統芸能の伝承と継承を目的として活動しており、
また、古典芸能文化の普及、そして、後継者の養成、研究などの大事な役目も担って
います。

といっても、ここは何はともあれ、かたい事は脇に置いて、歌舞伎好きにとっては、
心やすらぐ、楽しい大きな空間であることは間違いありません。


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昨年10月から始まった、45周年記念公演は、来月2月はお休みですが、4月まで
6ヶ月にわたっての公演が続きます。


昨年10月は第一弾として、曲亭馬琴 原作 通し狂言「開幕驚奇復讐ものがたり」
(かいまく きょうき あだうち ものがたり) でした。

出演は尾上菊五郎劇団で、尾上菊五郎さん、菊之助さん、田之助さん、松緑さん、
時蔵さん、團蔵さんなど賑やかな顔ぶれでした。

菊五郎さん菊之助さん親子による、宙乗りなど、見所も多く相変らずサービス精神
あふれる大芝居を展開してくれました。


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11月は近松門左衛門作 「日本振袖始」と、「曽根崎心中」の演目でした。

「日本振袖始」は、中村梅玉さん、中村魁春さん、東蔵さん、梅枝さんなどの出演で
後半の「やまたのおろち」の退治の場では、大勢の若手が連なって大蛇の姿になり
それと戦う「すさのおのみこと」を、演ずる梅玉さんの華麗な舞踊化された演技は、
まさに夢幻の世界をも感じさせたものでした。

人間国宝の坂田藤十郎さんの「曽根崎心中」は、もう何回拝見したことでしょうか。
多くは歌舞伎座でしたが、常にこれ以上は無いという、完成度の高さに、お客さんは
大喜びでした。


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12月は真山青果の定番「元禄忠臣蔵」でしたが、これは時間が無くて出掛け
ませんでした。

さて、この1月、初春歌舞伎は、河竹黙阿弥作 通し狂言「三人吉三巴白波」と
「奴凧廓春風」の、ふたつであります。

三人吉三が出会う、大川端での、盗んだ百両と名刀を手にした、お嬢吉三の
「月におぼろに白魚の・・・・・」の、名せりふが聞けるのも初春にふさわしい演目で
しばし、浮世の憂さを忘れる思いでした。

松本幸四郎さん、市川染五郎さん、中村福助さん、高麗蔵さんなど、こちらも賑やかな
顔ぶれでした。


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その二番目の「奴凧廓春風」。

なんとも珍しい出し物で、初めて拝見しました。

松本幸四郎さん、染五郎さん、そして、息子さんの小学校一年生の金太郎君の
親子三代が一同に会してのお目見得であります。

奴凧に扮して染五郎さん、踊って踊って、空まで上がり、最後は風にあおられ大凧が
大空でぐるぐる回し。

曲といい舞踊も素晴らしく、拍手喝采の中で幕になりました。


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市川染五郎さん、一幕目はお坊吉三で、激しい動き、続けて奴凧と、息もつかせぬ、
ほとんど出ずっぱりの今回の公演。

今が盛りというところでしょうか。ものすごい活躍ぶりです。

染五郎さんファンには、たまらないお年玉になったようです。

また、場内はいたるところに大凧が飾られ、お正月にふさわしい雰囲気を出しています。

国立劇場  食堂 「十八番」 (おはこ) の、中まで大凧の勢ぞろいです。


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歌舞伎を見始めたのは高校2年生頃から、長い長い歌舞伎見物が続いています。

劇場の、この定式幕という、柿色、緑色、黒色の三色の幕。

この幕、見たさに劇場に来ているような気も致します。

さて、45周年記念公演。

終盤は、3月が、市川團十郎さん主役で 「一谷ふたば軍記」。


そして、4月は、昨年3月の大地震に見舞われ、途中で公演中止になった、通し狂言
「絵本合法辻」 (えほん がっぽうがつじ) の、再演であります。

配役も同じ、私の大好きな、片岡仁左衛門さん。

このふたつ、どちらも見逃せない芝居であります。


本当に歌舞伎って面白いですね。


1月の公演は27日まで。


国立劇場 チケットセンター  0570 07 9900
 


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2012年1月16日

真夜中のスケッチ

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この絵を描き終えたのは、午前0時半すぎ。

家の者も寝しずまり、うるさいワンころも寝かしつけ、ようやく静かな自分の
時間になってからです。

モチーフは、ポピーとトルコキキョウ。

どちらも描きにくい題材だと思います。

自分が花屋さんで選ぶなら、この二種の花の取り合わせはしないだろうな、と、
思いながら描きました。

実はうちのカミサンも、絵を描くのです。

もっぱら花の絵を描いているのですが、最近は絵のお教室の方々と風景も描く
ようになりましたが、好みもあるのか、花のほうが調子がいいようです。

花の絵を描き始めて、もうかなりの長い年月を重ねています。

以前から公共施設主催で、行っている年に一度の展覧会にも出展すること、
10年ほどにもなるでしょうか。

その間に何度か、賞も頂いたりもしています。

今年も2月の展覧会に向けて、この花をカミサンが買ってきたものです。

作品は10号ほどの大きさですから、結構大きく見えます。

さて、2日間かけて描きあげた、カミサンの絵の出来栄えは、私から見ても、
まずまずと言う所でしょうか。

ところて゜、カミサンが描いた花を、私も描くということは始めてのことです。

これは意識して避けていると言ってもいいかもしれません。

二人で同じ花を描くことは、どうも競合してしまうような、どちらが、うまくいかなくても、
何だか具合が悪いような気がして、描かないようにしている、と、云うところでしょうか。

しかし、買ってきた花の色があまりにも綺麗で、このまま枯れてしまうのも
もったいないと、つい、私も手を出して、描いてみたのですが。


ところで、双方の出来栄えは・・・・・・・・

それは云わぬが  花でしょう。


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2012年1月 5日

お正月の高尾山

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若い頃から山登りが好きでした。

ワンゲルクラブなるものも作り、永くリーダーも勤めたりもしていました。

それが、いつの間にか、山登りと言えば高尾山、それも年に一度か二度の高尾山になって
しまったのです。


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その頃は高尾山といえば、裏高尾などと呼ばれている、陣馬山から明王峠、景信山
から小仏峠と、長い長いコースをたどり、ようやく、小学生などの遠足で賑わう高尾山
山頂まで来れば、まず、今日の山登りは終わったな、と、ほっとする所でありました。

それが、どうでしょう。

今では高尾山だけでアップアップの状態です。

あの強かった、山男はどこにいっちゃったんでしょう


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昨日は高尾山口から稲荷山コースをたどりました。

おなじみの軽いコースだと、思いながら登り始めたのですが、最初のあの15分あまり
の階段登りの何ときつく感じたことか。

前の晩の寝不足もあるものの、それにしても足が重いのです。

それでも、昔のベテランです。

遠いい昔の経験を思い出し、どうにかこうにか、高尾山山頂にたどり着いたのでしたが、
お正月の4日、山はものすごい人出です。


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山頂から西に一段低くなっている広場に行っても、ここも大変な人です。

家族連れ、友人達とのハイキング、丁度お花見の感覚ですね。

シートを引いて車座になって一杯飲んでいる。

この寒さにビールを飲んでいる人が、あっちにも、こっちにも。

 スゴイ・・・・・・・


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最近はどこに行くにも、小さめのスケッチブックを持参しています。

どこに行っても一枚は描こうと自分に決めています。

この一段低い広場から、さらに、7分ばかり石段を下ると、もみじ台という所があります。

小屋もあり、その前が狭いですが、見晴らし台でもあるのです。

それを思い出し、下りてみました。

案の定、昔と変わらず素晴らしい展望が開けています。

今はベンチも用意され、ここまで来る人は少ないと見えて、この日も静かでした。

モンブランの小さな三脚の椅子に腰掛けて、さっそくスケッチブックを広げてみました。


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時折、陣馬縦走コースを歩いてきたのか、元気な人たちが通り過ぎます。

その笑い声も去ってしまうと、また、あたりは静かそのものです。

サインペンを走らせ、小さな絵具セットを使って素早く着色。

これも、15分ほどで終わりにしました。

何しろ寒くて寒くて、座っていられないほどですから、大急ぎでした。


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新宿駅を出たのが、午前10時40分の京王線の準特急。

何にしても出かけるのが遅すぎます。

そして、描き終えたのが午後3時30分すぎ。

西空は早くも夕陽のオレンジ色がやわらかく輝いています。

濃いグレーの雲も出てきて、急に風も強くなりました。


山頂からの下りは早く、あっという間にケーブル山頂駅。

そして、その駅の裏側の展望台からの東京方面をしばし眺めて、そのあと、ふたたび、
一気に、帰りは1号路を下ったのでした。


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2012年1月 2日

新年あけましておめでとうございます

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新しい年を迎え おめでとうございます

今年こそ願いの叶う 年でありますように 念じたいものです


晴天は続きますが、寒い日が続いていますね。

「大晦日 越すに越されず 越されずに越す」と、昔の人はうまいことを言ったものです。

そのお正月も今日は2日目。

冷たい風が吹く日でした。

そんな中を家族共々、我が家のお寺参りと言うのか、初詣というのでしょうか、遠いい 
遠いいお寺まで、今日は行ってきました。

千代田線で松戸の先、北小金まで行き、駅前から始まる名刹、本土寺の長い参道を
本堂に向います。

別名、花の寺とも云われる、このお寺は開創以来700年を越す、伝統を持っています。

一月にはロウバイの鉢が、境内にたくさん並び、それが終わると早くも色とりどりの梅が
咲き始め、春四月には桜とユキヤナギの見事なコンビネーションも見られ、六月には
花しょうぶと、アジサイが咲きそろいます。

秋には全山、目にも鮮やかな紅葉に包まれ、その素晴らしさは特別です。

雪の日にも行きますが、人影もまばらな、広い境内は静寂そのもの、日本画の風情
いや、歌舞伎の雪景色の舞台をも彷彿させるものがあります。

ただ、私共、檀家は拝観無料ですが、一般は500円だそうです。

長いことお寺参りをしていますが、いまだに絵に描いた事がありませんでした。

そこで、今日は先日、買ったばかりのスケッチブック、19㎝×24㎝の小型の2号のものを
持って行きました。

家の者たちは先にお寺に入り、ご挨拶をしている。

私はその間の、わずかな時間、約15分ほどで一枚描いたのが、上の絵であります。

葉も落ちた木々の間から見える大きな本堂。

石段には絶え間なく訪れる参拝者たち・・・・・・・

着色にはウィンザー&ニュートンの超小型絵具セットが威力を発揮します。

そして、ここでも入れ替わり立ち代り、絵をのぞいては、また、話をされて行かれる方が
数人いました。

15分の楽しみ。

急いで描き終わって、今度は、あわててお寺さんに入り、さて、何ごとも無かったかの
様に、あらためて新年のご挨拶をしたのでした。


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