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2011年7月28日

噺家生活60周年 桂 歌丸さん

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国立劇場の歌舞伎公演なら、いざ知らず、国立演芸場の8月中席の電話予約を
取るのに、こんなに苦労したのは初めてです。

7月2日、午前10時から、チケット発売でしたが、何と1時間も、必死でリダイヤル
したのにかかりません。

電話は通話中の音ばかりで、例の「只今電話が大変込み合っています。しばらく 
たってからお掛け直し下さい」の、アナウンスも何もない。

本当にこの電話、通じているのだろうか不安になり、国立劇場の代表番号にも
掛けてみたのです。

係りのオネエサン ? は、「そうですね 只今 大変込み合っているんです。もうしばらく
お持ち下さい。とのこと。

普段ならば、5分もしないうちに、「はい お待たせいたしました こちら 国立演芸場です」って
掛かるのに・・・・・・・・

なぜ、そんなに急に、寄席が混むようになったのか。

しばし、ポカンとしたものでした。


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それでも、絶え間なく、りダイアルを続けて、ようやく電話が繋がったのが、掛け始めて
から1時間7分後のことでした。

いつも決まった席を取るのですが、こんなに待たされたから、どうかなって思いましたが
不思議なくらい、今回も、また、私のお気に入りの席が取れたのでした。

最前列の真ん中の席、11番であります。

この11番と12番が、この国立演芸場では中間に当たります。

演者とは、ほぼ2メートル半の距離。

このお馴染みの席が取れて、ほっとしたものの、なぜこんなに今回は混んでいるのか、
その時も、まだわかりませんでした。

その後、しばらくたって、国立劇場の会員に送られてくるメールマガジンを見て、初めて
電話予約の混雑ぶりが、わかったのでした。

なんと、例年、8月中席に行われる桂 歌丸さんの怪談噺の10日間は、今年は「桂 歌丸
噺家六十周年記念公演」と、あるではないですか。

あらかじめ送られてくる毎月の会報には、いつも次回公演の出演者の名は無く、ただ
出演者につきましては演芸場までお問合せ下さいの一点張り。

ほかの出演者については、問合せするほどのこともないかと、私はしませんでしたが
みなさんはきちんと、問い合わせをなさったようです。


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さて、寄席に行きますとテレビには出てこない噺家さんが、おおぜいいます。

しかし、テレビに出なくても、本当にうまいなと思う人が、いつの時代にもいる
ものです。

若かりし頃、寄席で見た、円生、文楽、志ん生、柳橋、柳好、可楽、正蔵、三平、
可笑と、めくるめく幻のごとく目に浮かぶ名人と言われた人達でしたが、名人は
その時ばかりではないのです。

昔の名人は昔の名人で、今の時代にも、各、寄席回りなどをしてみれば、立派に
現代の名人が、毎日、忙しそうに右往左往しているのを見る事が出来ます。


その現代において、トップの名人と云えば、それは、やはり、今や、人間国宝にも
なられた、桂 歌丸さんではないかと思います。


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端正な容姿、品格のある話ぶりには、すでに高い評価を得ているところであります。

国立演芸場では毎年、四月中席と八月中席にトリを取られ、長講一席、約1時間ちかくの
口演に沢山のファンが魅了され続けています。

その8月中席。

「桂 歌丸 噺家生活六十周年記念公演」でありますが、私が行くのは8月16日 火曜日

お馴染みの「笑点」の、メンバーが、総力を上げて、この記念公演を盛上げていくようです。


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日替わり出演が多いですが、16日は、桂 平治さん、声と顔が大きくて迫力満点。
まず、笑わせる、そして、うまい噺家さんです。

桂 歌助さん。イメージは何となく平治さんに似ています。魅力のある方です。
そして、丈夫そうな噺家さんです。

そして、人気抜群の春風亭昇太さん。独身を売りにしているようで、高座ではこれでも
かと動き回る噺家さん、ケガをしなければいいですが。

ギタレレ漫談はぴろきさん。

中入りの後は、歌丸さんを囲んでとあります。

おそらく「笑点」のメンバーを中心にしての座談会かとも思われます。

そして三遊亭小遊三さんの落語一席。

穏やかな方で、見ているだけで和みそうな噺家さんです。

トリのひとつ前には、しっとりと俗曲で、桧山うめ吉さんの声が、また楽しみです。


そして、最後のお待ちかねは、三遊亭円朝作、永年積み上げてきた怪談噺。

「語り直して真景累ヶ淵」と、題して、たっぷりと、それも特に怖い「豊志賀の死」を
演じられます。

国立演芸場ならではの舞台機構をフルに使い、照明効果も見事です。

まさに芝居仕立ての語りには、至福のひと時すら感じられる思いです。


今年の夏も、何があっても、最前列中央で、また、歌丸さんにお目にかかれる
ことは私にとって、大きな幸せであります。


お問合せ先
国立劇場 チケットセンター  0570--07--9900


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2011年7月 3日

梅雨 ふたつの花

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今、梅雨のさなか ・・・・・・

じめじめとした毎日が続くこともあれば、又、から梅雨と言う言葉もある通り、本当に
梅雨どきなのって思うほど、晴れ間が永く続く時もあります。

いずれにしても、暑くて、うっとうしい季節ではありますが、その季節ならばこそ、
我が家の狭い庭に、ふたつのきれいな花を見る事ができます。

いずれもすでに花は終わってしまいましたが、上の写真にある、「スカイロット」と云う
名のツルバラとガクアジサイの花であります。

アメリカ生まれの、この「スカイロット」が、来たのは、もう、だいぶ前のことになります。

当時、日比谷公園のバラ園を改修するにあたり、外国からもさまざまな名品とされる
バラを取り寄せた事があるそうです。

さまざまなステキなバラが集まったそうですが、その中のひとつに、このバラがありました。

その時バラの調達と選定をしたのが、私の知人でありまして、植物学者でもあり、植付け
まで担当された方でした。

あまりにも見事なツルバラで、ご自分でも自宅に置きたかった様で、切り戻した一枝を、
持ち帰り大事に育てたようで、後にふやして、一鉢、我が家に下さったものであります。

その方も94歳で亡くなられてから、十数年にもなりますが、この、うっとうしい梅雨時になると
毎年、見事に咲く、この「スカイロット」の花を、見るたびに、その方が偲ばれます。


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アジサイ

日本特産といわれるアジサイにも、いろいろな種類、品種があるそうです。

江戸時代にヨーロッパに渡り、ハイドランジア(西洋アジサイ) として、逆輸入されたとも
云われています。

普通アジサイと呼ばれるものは、ガクアジサイのことを言うのだそうです。

中央にツブツブの小さな球形が、実は本当の花であり、ツボミでもあります。

周りの大きな花びらは、装飾花と呼ばれ、本当の花ではないのです。

そこにはオシベ、メシベが無いからです。

手まり形と呼ばれる、丸いアジサイは、装飾花だけが目立ち、オシベ、メシベが、わずかに
ある程度で、外見的には見えないほどに少ない。

ようするにガクアジサイの変種とも云われるものであります。


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雨に濡れたアジサイは本当に綺麗なものです。

今年は見事に咲きましたが、これも長い年月 ? の、試行錯誤の末のことであります。

よそから頂いた一枝を挿したのが始まりで、翌年は花が咲いたものの、その後は
何年も葉が茂るばかりで、一時は狭い庭をもっと狭くするようで、もう、やめようかと
思ったほどでした。

そして、昨年のこと。

テレビで知った、NHKの「趣味の園芸 よくわかる栽培12ヶ月」シリーズのテキストブック
「あじさい」を買ってみたのです。

さまざまな品種のアジサイの綺麗な写真と共に、実にやさしく、誰にでもわかる花を
咲かせるための手入れの方法などが紹介されています。


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花が終わったあと、二芽か、三芽下で、わき芽のあるところで切るなどと説明されて
いますが、それは今までにもやったことてすが、それでも花は咲かなかったのです。

ページが終わる頃、今年咲かなかったら、そのまま切らずに置いておけば来年は
必ず咲くとの一文を見つけたのでした。

そこで今度は自分なりに、場所ふさぎにもなった花の咲かない大株を、3本残して
すべてカットしたのは去年の6月のことでした。

そしたらどうでしょう、昨年咲かなかった3本すべてに見事な花が咲いたのでした。

昨年その時、根ぎわから切った株からは新しい芽が伸び始め、今年何もしなければ
来年はそれに花が付くはずです。

ようするに花を咲かせるには込み入ったことをせず、ある程度、ほっておいた方が
花は咲くもののようです。

アジサイ独特のこんもりとした樹形は、それはそれとして、2本、3本だけ咲かせる
アジサイも涼しげで、これも又、いいものだと、いま、自負しているところであります。

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