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2011年4月 7日

ふたたび 津軽三味線聞きながら

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この多摩川に架かる水道橋を見るのは、何ヶ月ぶりの事だろうか。

懐かしさを感じるほどだから、大分、経っているに違いない。

また、ここに立つには、いつも自分の手元には自転車があるはずだが、この日の自分には
何も無い。

あるのは背中に少々の重さを感じる、ザックがあるだけだ。


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この場所から一番近い駅が、小田急線 和泉多摩川という駅です。

自転車ならばいざ知らず、慣れない地域だけに、ここに来るまでの、乗る電車選びにも
苦労をしてしまった。

始発駅の小田急 新宿駅で、どれに乗るべきか、その電車がわからなくなってしまった。

多くの電車が、この和泉多摩川には止まらないからです。

尋ねたのは運転手さんだったようで、手にしていた、斜線がやたらと目立つ時刻表から、素早く
見つけてくれて、この地下のホームから出る、区間準急、唐木田行きに乗ってくれと言う。

唐木田駅。それも初めて聞く駅の名である。

まさに、どこか遠くの知らない町に旅立つ感じで、今度は妙にわくわくする気分もしたものだった。


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今までは多摩川に行くといえば、すべて自転車と決まっていたが、実は昨年暮れに、
仲間とツーリング中に転倒事故を起こしてしまい、それ以来、自転車には乗っていない。

それでも自転車の手入れだけは、しているのだから、やはり自転車は手放せない。

現在でもまだ、骨折した右手の甲、小指下には2本の細い金具が入っている。

6月か、7月頃には、また手術して取る事になっているが、なんにしても、この金具が
取れてからになりそうだ。

晴天に恵まれた4月4日。

久し振りに多摩川を描きたくなり、ようやくの事で、ここまでたどり着いた。


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あれはいつの事だったろうか、多摩川 水道橋から上流に向ってわずかに行くと五本松と
呼ばれるところがある。

実際には十数本あるようだが、その松林の中で、津軽三味線の練習をしていた若い男性がいた。

川面に沿って流れるように響く、その津軽三味線の音色は素晴らしく、聞きほれるようにして、
楽しく一枚の多摩川の絵を描いたことがあった。

この日も、その時と同じ場所で描いている時、ふとそのことを思い出した時、なんと、前方より、
ふたたび津軽三味線が聞こえてきたではないか。

いつ用意されたのか、わからなかったが、小さい椅子に座られて、多摩川のキラキラ光る水の
流れに向かって、鮮やかな津軽三味線を演奏し始めたのは、まだ、とても若い女性であった。


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この日は大きめの画用紙を持ってきた。

お気に入りの、モンバルキャンソンの6号である。

しかし、多摩川の雄大な、この流れを描きあらわすなど、私の手には負えるものではないが、
それを別にしても、時としては、やむにやまれず描いてみたくなる時があるものです。

出来不出来は別にして、今日の一枚を残したい。

ただ、それだけの単純な気持ちなのかもしれませんが。


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久しくこのブログから、間があいてしまいましたが、それでも連日、大変多くの方々が、ご訪問
を頂いておりました。

申し訳ないと恐縮するばかりです。

その間があいているあいだにも、あの大きな、大きな大災害が起こりました。

悪夢のような、いや、それ以上の大悲劇が起こり、また、原発など最終的にはどう収まっていくのか、
心を痛めます。

深くお見舞いを申し上げますと共に、私自身、いったい、なにが出来るのかと考える毎日であります。


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季節はめぐり、また、桜の咲く頃となりました。

何があっても桜は桜。

自分のやるべきことは、きちんとやる。その様に見えてしまう、今年の桜です。


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約1時間半程でしょうか、とりあえず、お絵描は終わりにします。

ただ、同じ姿勢で斜面にへばりつくように、変な格好で描いていたものですから、さて、立ち
上がろうとしたら、今度はどうにも立ち上がれません。

腰が痛くて、小さな枯れ草に転がるようにして少しずつ向きを変えて、ようやくの事で何とか
立ち、いつも走っているサイクリングコース上に登ったのでした。

描いている時より目線が高くなり、多摩川の広がりが、なお一層強調されます。

時間も午後3時。

全体の色調も深まって、多摩川の美しさも増してきたように見えます。


帰りがけに、今度来る時は、また自転車かなと、ふと、思ったりして ・・・・・・・


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多摩川 五本松 附近にて  42㎝×32㎝  絵 プッポロ 


我が家に帰りサインして、何はともあれ、ひとまず完成とします。

現場第一で、あとでは手を入れません。

不思議なもので、後からのタッチはどうしても浮いてしまうのです。

それは、その時の気持ちの高まりの度合いが違うからかもしれませんし、妙な取り繕いは
絵には通用しないのかも知れません。

ありのままが一番というところでしょうか。


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