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2011年1月 4日

あけましておめでとうございます

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新年も明けて今日はもう四日。

のんびり休んでいますと時間の経つのも早いものです。

雲ひとつない東京の空は寒いものの、雪の多い地方から見ればまだ、ありがたいものです。

銀座に野暮用を済ませて、気晴らしに浜松町は「旧浜離宮恩賜庭園」に、まさに、ふらりと
寄ってみました。

今日、四日から新年の開園のようでした。

同じような名前の汐留にある「浜離宮恩賜庭園」と、比べますと、はるかに小さく、園内は
ひと目で見渡せるくらいです。

それだけに入園者も普段から少なく、いつ行っても静か、そこが私の好きなところです。


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今、冬ぼたんが展示されています。

ささやかで、それ程数は多くはありませんが、花が無い時だけに、華やかに目立ちます。


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ここは落語にあります「芝浜」と呼ばれた所。

昔は眺めのよい海浜だったようで、延宝六年、時の老中、大久保忠朝の下屋敷となり、約八年を
かけて作庭したとあります。

その後、変遷を重ねて明治八年には宮内省所管、翌九年芝離宮となったそうです。


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ゆっくり、ひと回りしても、15分はかからないほどの大きさですが、その中心となるのが、
典型的な和風庭園には無くてはならない瀟洒な池があります。

池の中央には、中島(蓬莱島)があり、その趣を一層深めています。

ここで、忍ばせてきた小さなスケッチブックを広げて、今年最初の絵を描いてみたのが、
この絵であります。


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旧芝離宮恩賜庭園  SM 23㎝×16㎝  絵 プッポロ


手頃な所にベンチがあり、日差しもさんさんと降りそそぎ、これは暖かそうだと、とりあえず
腰をおろします。

数年前には、この池の向かい側から、こっちを描いた事がありました。

梅雨の頃だったか、描いている途中から雨が降りはじめ、近くにあった東屋に逃げ込み、
続きを描いたりしたなと・・・・・・・ つまらないことを思い出すものです。

3時を回りますと、風がないといっても、日陰は急に冷え込みます。

そのとたんに絵具が乾かなくなります。

そうなると色も濁り始め、何となく、こりゃ だめかなと気が沈みます。

その時、お母さんと通りかかった、可愛い女の子ふたりが、絵をじっと覗き込んで
「オジサン オジョウズネ」 と、云ってくれる。

心から 「ありがとう」と、礼を言って、「かぜ引かない ?」って聞くと、小さな声で 「ウン」っていう。

絵を描いていて、こういう、ほんの小さなめぐり合いも、また、至福のひとときと云っても
いいかもしれません。


                          *


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