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2010年11月12日

三つの花

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晩秋を向えた今、我が家には三つの珍しい花が咲いています。

その内のひとつが、この、「ホトトギス」です。

数年前に小さなポットに入った、この「ホトトギス」の苗を買い、鉢に移し替えて、育てて
いましたが、しだいに大きくなり、水遣りも忘れがちになり、手入れの面倒もあったりで、
狭い庭の片隅に植えてやったのでした。

やはり地に植え込むと生育もよくなるようで、年々花数も多くなり花の時期には地味
ながらも遠くからも、よく目立つようになりました。

「ホトトギス」。

変わった名前ですが、鳥のあの「ホトトギス」の胸元にある、横じまの柄と、この花の柄が、
よく似ているところから、この名が付けられたと聞いています。

以前、永きにわたって所属していた「日本野鳥の会」の幹部の方から、このことを聞き、それ以来
この花を見ると得意になって、よく、人様に説明もしたものでした。


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多少花の盛りは過ぎたものの、庭の「ホトトギス」は、まだきれいな色を見せています。

これはもちろん園芸種で、改良に改良を重ねてのものですが、実際に山で見る「ホトトギス」は
どちらかと言えば地味な花の部類に入るかもしれません。

背丈もそれ程大きくもなく、せいぜい20㎝から30㎝ほどが多く、深い林の中にひっそりと咲く、
そんな感じの花であります。

種類も多く、色も多彩です。

山で見かけるのは「ヤマジノホトトギス」または「ヤマホトトギス」で、その他に「タマガワ
ホトトギス」「チャボホトトギス」などの名の「ホトトギス」もあるそうです。

山好きにとっては、懐かしい花なんです。


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サンスベリア。

別の名を「トラノオ」とも呼ばれています。

幅広い葉にある横じまが、虎の尾の柄を思わせるからでしょう。

これも我が家に苗でやってきて、それ以来、7年か8年ほどは経っているかも知れません。

今では鉢も小さくなり、あふれんばかりですが、まだ、株が増え続けています。

本当にそろそろ植え替えて、3鉢ばかりにしようかなと、思っていた矢先に、その根元から
なんとも不思議な感じに、この花茎が一本すくすくと伸びてきたのです。


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酸素を出し空気を浄化するとも言われていて、一本は室内に置くことを薦める方も多いです。

葉が横に広がらないので、大きくなってもそれ程、置く場所に困りません。

ほとんどほったらかしの状態で、今では高さも1メートルを越しています。

それが突然、花茎が出てきて果たして花が咲くのでしょうか。

勿論、花が咲いているのを見たこともありませんし、聞いたこともありませんでした。


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アップで写真を撮ってみました。

現在は花茎の長さは32㎝ほどで、全体が緑一色で小さなつぼみは40個ほどありますが、
良く見るとどれもこれも、みんな3個づつ、ついています。

いづれにしても始めての経験で見たこともないので、サイトの「ウイキぺディア」を、覗いて
見ました。

そこには白地の花が咲いている写真も紹介されています。

そして、つぼみの下には、水滴が見られますが、それを密とあります。

たしかにキラキラ輝くようにして水滴が見られます。

少々の不安もありましたが、そっと指先に水滴を掬い取り舐めてみたのです。

何とも本当に密そのものです。 それもすごく甘いのです。

不思議な植物です。・・・・・・・・・・

うまく花が咲きましたら、また、ご報告いたします。


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そして、三つ目の花。

「まゆはけおもと」

これも変わった花です。

見たところ、花弁は無く、ただ、おしべばかりのように見えますが、拡大鏡などでよく調べて
みますと、そのしべの脇には、ごく細い白い花びらが無数にあるのです。

また、「まゆはけおもと」、その名の由来ですが、昔、女性が化粧する時、まず顔全体に
満遍なく真っ白におしろいをぬってしまいます。

そのあとに、まゆの部分を小さなハケで、そこのおしろいを落として、黒い眉毛を出すのです。

その時に使う小さなハケによく似ている花なので、その名が付いたのだと云われています。

学術的にはヒガンバナ科に属するそうです。


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我が家に最初に来たのが、今から6年前のことで、知り合いの植木屋さんから頂いたものでした。

頂いたといっても、これにはちょっとした経緯があります。

当時、その植木屋さんは、この近くのお屋敷に出入りをしていて、何かと庭の手入れを任されて
いたのです。

その中にはこの「まゆはけおもと」も、あり、それも200鉢を越えていたといいます。

「まゆはけおもと」の、植え替えだけで3日はかかったそうです。

ある日、「こんなにあるんだから、ひとつくれないか」と、ご主人に言ったところ、「お前さんみたいな
人には この花はやれないよ」って、つれない返事。


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くれないなら、くれないでいいゃっって、仕事の最後の日、返り際にかっぱらってきたのが、この
花さって、我が家に置いて行ってくれたのが、この「まゆはけおもと」の親株であります。

これはその子供ですが、今年初めて花を咲せたのでした。


その植木屋さん、まもなくそれ以来顔を見せることもなく心配していましたが、風の便りとでも
云うのでしょうか、まもなく亡くなったと聞きました。

この花を見るたびに、ちょっとがさつだったけれど、気持ちの良い人だったなと偲ばれます。


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