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2010年3月27日

風景スケッチの楽しみ

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1年半にわたって利用させていただいた豊島園の練馬区立向山庭園が、3月末を
もって建替えのため終わることになった。

写生会でお借りしている、この20畳の和室からは、眼下に池が望まれ日本庭園と
見事にマッチしている。

あらためて部屋を見回すと、どこも総ヒノキ造り、建具なども手入れが良かったせいか、
それは古さの中に美しさすら感じた。

地震に対して不備があるとのことで、建て替えが決まったようだが、なんとももったいない
気がする。

他には10畳間、別棟には瀟洒なお茶室もあり、玄関の広さといい廊下の広さと言い、
純和風の木造平屋建ては、もう文化財にとでも、言えそうな建造物だが、役所のやる
ことは、よく判らないことが多い。

2年後の2012年5月1日に新築で再開と決まっているが、願わくば、現在の素敵な和風
庭園に似合った建物が、ふたたび誕生されますように。


向山庭園での、最後の写生会風景です。


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さて、私が開いている写生会も、いよいよ風景画に入ることになり、その第一回が、
4月中旬 「国営 昭和記念公園」 で行う予定。

目の前にある生花を描くのと違って、奥行きも幅もはるかに視界が広い風景となると
若干のテクニックも必要となる。

例によってお手本と言うわけではないが、先日、事前に一枚描いてきた。


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立川駅から徒歩で15分ほど、正面入口のイチョウ並木は、まだ芽がかたく冬の趣だが
梅林に入ると、今が盛りの感じで、ここには早くも春が来たようだ。

梅の種類はとても多いが、私が好きなのは紅千鳥と言う名の梅である、

花こそ小振りだが、真紅と言われる、その赤がひときわ目立つ、個性的な美しい梅だ。

ここでも、探してみたが、植えてないのか目にしなかった。


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その梅の下には地面を覆うようにして、水仙が咲いている。

形は小さいが、カメラマンにも、その可愛らしさに人気があるようで、沢山の人が盛んに
三脚を立ててはポイントを狙っていた。


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梅に良く似ているが、こちらはももの花。

花びらが幾重にも重なり、ふくよかな柔らかさが美しい。


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木にへばりつくようにして咲く小さな花。

たとえば早春、一番に咲くマンサクの花、その後に続くレンギョウの花。

そして、ここに見られる、サンシュの花と、いずれも花は小さく、どれも色は同じ黄色と
いうのも面白い。

梅の紅千鳥もそうだが、なぜか私はこの、ごく小さな花たちが好きだ。


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そして、お目当ての写生地のこと。

ご存知の通り、広大な面積を持つ 「国営 昭和記念公園」。

その中でも一番の広さを持つのが、「みんなの原っぱ」 だ。

その真ん中に、孤高ともいえる一本のケヤキの木がそびえている。

その姿が一本、すくっとしていて、私は大好きだ。

夏は人々の日影になり、春秋には、広い散歩道の方向を示す、道しるべにもなっている。

スケッチでは、今までに、真夏の風景として、ケヤキの濃い緑の生い茂る葉を思い切って
描いてみたり、11月の紅葉の始まりには、後ろにひかえた 「桜の園」 の桜の紅葉とともに
褐色になったケヤキを描いたこともあった。

そして、真冬の枝だけになってしまった、裸のケヤキの静けさを描いてみたりしたこともある。


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そして、今回のスケッチもいつもと同じ所にイーゼルを立てて描いてみた。

春、3月のケヤキはまだ芽ぶかずだが、芝生の緑はなんとも初々しい。

私は風景を描く時は絶対、携帯用椅子とイーゼルは欠かさない。

イーゼルを立てることによって、画用紙から離れることによって全体像がつかめやすい。

右手は絵筆で忙しいが、左手はズボンのポケットに突っ込んだまま ・・・・・・・・・

至福ののひとときである。


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「国営 昭和記念公園 一本のケヤキ」 F6号 32㎝×41㎝ 絵 プッポロ 


我が家に帰り、早速サインをして、一応出来上がり。

さてと、実景とくらべるとケヤキの右に見える緑の木、スギだか、アスナロだか判らないが
スケッチの方では小さめに描いているが、それは主役のケヤキがより大きく見せるための
わずかな手段でもある。


4月の写生会は桜の見頃と重なり、遠くのバックは一面のピンク色になるはずだ。

華やかで素敵な一枚の絵が、みなさん描けるといいなと、今から思う。

                            +

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コメント

先生から見せていただいた絵の風景にご対面.楽しみに参加したいと思います.sun

投稿: tom | 2010年3月28日 20時33分

tom さん。
コメント有り難うございます。
みんなの原っぱ、一本のケヤキは季節をかえて今回が4枚目です。
夏の葉の生い茂るのも良いですが、枝だけのケヤキも又絵になるものです。
遠近感をいかに出すか、その辺が眼目になるのではないでしょうか。

モチーフとしては描きやすい風景だと思います。
私も又楽しみたいと思っています。

投稿: プッポロ | 2010年3月29日 00時29分

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