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2010年2月 9日

黒衣 (くろこ) さん の仕事は面白い !

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歌舞伎という芝居の中には、俳優とはまた違った働きをする人たちが大勢います。

さまざまな仕事の中でも、同じ舞台に出ていながら、観客には見えていながら、実は
見えてないことになっている人達がいるのです。

それが黒衣 (くろこ) と言われる人たちであります。

あらためて「大辞泉」で、この黒衣を調べてみますと、「歌舞伎で俳優の演技や舞台
進行の介添えをする人が着る黒い衣装。また、その人」 を、云うとあります。

人形浄瑠璃では人形遣いが着る衣装。 くろんぼう。ともあります。

表現方法も「黒子」と書く場合もあり、読み方も、くろご、くろこと言う場合もあります。

私は昔からの言い回しで、黒子 (くろこ) と呼ぶのが好きでしたが。


歌舞伎は理屈を言ったら歌舞伎の客にはなれないと云われるくらいに、さまざまな
約束事が多いのも歌舞伎であって、見方によってはそれは、それは、理不尽であり、
不条理の世界が数多く展開いたします。

他の演劇にはないもの、その典型的なもののひとつが、この黒子さんたちではないで
しようか。、

見えているのに見えてないことに、いるのにいないことになっているのです。

黒子さんは重要な役割をもっているのです。


どんな大物俳優であっても一人では芝居が成り立たないのです。

たとえば、正面を向いた殿様がさっと手を後ろに回せば、後ろにうずくまっていた黒子が
素早く一巻の巻物などを手渡します。

殿様はすでに前々から持っていたかのごとく、おもむろに前に回し、巻物を解き開き、
朗々と読み始めます。

観客は、たった今、黒子が手渡したものじゃないかと思いますが、それを云ったら
歌舞伎の客じゃないわけです。

それは肌身離さず、本当にお家大事の家宝でもあったわけです。

それは、けっして長い間、黒子さんに預けてあったものではないのです。

人知れず、こっそり受け取るものには扇子であったり、一枝の梅の花であったり、
物に限らず、また、ぶっかえりと云われる衣装の早替りのときの、糸の引き抜きなども
それとなくやりこなすのも、この黒子さんの大事な大仕事でもあります。

また観ている方も一瞬の間に、やるわけですから、それはスリリングなものを感じます。

俳優とまさに以心伝心、呼吸が合わなくては出来ないことです。

それでいて役者さんの邪魔にならないように、目立たないように、そしてその動きは美しく
なければならないのです。

大変な訓練と経験が要求される大変な仕事だと思います。

それではどんな格好をしているのかと言えば、全身黒ずくめ。

黒い頭巾から始まり、足元のたびまで黒一色。

顔には薄く、わずかに透けて見える黒い布をさげていて、顔もまったく見えないのが
普通です。

ただし、歌舞伎十八番の演目の場合は黒子さんも紋付はかま姿で、堂々と登場
いたします。

素顔を見せて、それはスマートでカッコいいものです。

そして、黒子さんも、まげのかつらを付けたりする時もありますが、自分の普段の
へァースタイルのままで出る場合もありますが、それは歌舞伎十八番などの演目に
よるようであります。

時として、役者さん自体が黒子さんに回ることもあります。

ところで上の写真でありますが、これは国立劇場、正月公演、通し狂言「旭輝黄金鯱」

(あさひに かがやく きんのしゃちほこ) に行った際に売店で買ったストラップであります。

たちいりハルコさんのデザインによる国立劇場オリジナルキャラクターの黒子ちゃんです。

何とも可愛いもので、その姿は顔が見えていますが、丁度、休憩のひと時でしょうか、
顔面の薄い黒の布は、頭の上に乗せているところであります。

ほっとしているように見えるのは、仕事の合い間だからかもしれません。


これはただのストラップではありません。

折にふれてこれを、毎日何回も強く握り締めるのだそうです。

手のひらをかえして、イライラがスーッと消えるとか。

その効用のほどはわかりませんが。

とにかく可愛い姿です。


                        *

今一番のお気に入りですが、しかし、ちょいとまずいことも、これには、あるのです。

ケイタイに付けたのはいいのですが、実はこのままズボンのポケットに入れておきますと、
歩く度に自然に、この可愛い黒子ちゃんが、ズボンの前の方に動いてくるのです。

それは結構な、ほどほどの大きさですから、当然ズボンの前の方が微妙に膨らんで
くるのです。

いわゆる 「モッコリ」 というやつですね。

形だけですが・・・・・・・・・

おまけに、それも、ほどよい固さで・・・・・・・


ふぅーん  これでは 混んだ電車では、ヤバイかもよ・・・・・・・・・・・


*


 

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