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2010年1月22日

1月の写生会

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今年最初の写生会は、約15名の参加を得て先日行われました。

一昨年の11月から始まった、私のこの写生会も早いもので今回で15回目になります。

そして、そのお稽古の成果のほどはと言えば、それは大変なもので、ひとりひとりに、
かなりの上達のあとがはっきり見られます。

まったく絵など描いた事がないという人が対象でしたが、まだ、わずかな回数ながら、
大きな進歩がみられております。

たいしたアドバイスしか出来ませんが、そのテクニックを忠実に聞かれているようで、
描かれている、その絵によく表わされているように見えます。


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今回の写生会は初めて、なんと、あの練馬区役所19階の会議室をお借りしてのお教室
であります。

今までの会場にしていた豊島園の向山庭園は、4月からの建て替え工事にともないまして
今後は、常時この練馬区役所の会議室で行うことになりました。

その室内の明るさ、広さ、設備の良さと最高の会場であります。

南に面した大きな窓からは、遠くに丹沢の山々が望め、その後方には真っ白な富士山が
見渡せます。

そしてその右には奥多摩、秩父の山並みが続き、その展望の良さは、山好きの私としては、
たまらない眺めであります。

お稽古のみなさんは一生懸命に絵を描いているのに、肝心の私は窓にへばりついて
その眼前に広がる山ばかり見ていたりして・・・・・・・・・・


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「ストック」 F6号 32㎝×41㎝  絵 プッポロ


そのお稽古日の前夜に一枚描いてみたのが、この絵であります。

花の名前はストック。 かなり香りの強い花です。

花びらがごちゃごちやしていて、描きにくい花ですが、と言って、いい加減に描いて
しまうと、何の花だか判らなくなってしまいます。

ここは面倒でも根気よく、花びら一枚一枚描くくらいの気持ちで描き込んでいくしか
ないようです。

久し振りに、すずりに墨をすり、細いレタリング筆で線を引きました。

そのあと水彩絵具を軽く施したものです。


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「アイリス」 F4号 24㎝×33㎝  絵 プッポロ 


当日、みなさんの目の前で一枚描いてみました。

アイリスという名の花です。

ちょつと見たところでは、アヤメ、花しょうぶにそっくりですが、それらは、いずれも
初夏の花でして、このアイリスとは違う様です。

ところで、絵の上達には先輩の絵を描いている途中を、よく見る事が大切なように
思います。

私も小学生から中学生にかけ、長いこと日本画の石川朝彦氏に師事した事があります。

その先生はあまり具体的に細かく教える先生ではありませんでした。

「今から 先生が描くから きちんと座ってしっかり見ていなさい」 と、言ってから、
おもむろに筆をとり静かに描き始めるのでした。

物音ひとつしない、それは静かな広い和室で、私は正座して、じっと先生の手元を
見つめていたものでした。

色紙にはあれよあれよと言う間に、見事な鯉の姿が浮き出て来るのを見ているうちに
その先生の手と指が、何か不思議な別の生き物のようにさえ見えたりしたものでした。

そして、私たちの描いた絵には、けっして先生は手を入れることはしませんでした。

それは先生が手を入れてしまったら、それはもう、その人の絵ではなくなるからと。


「今度描くときは ここはこうしょうね、ここの所はもっと色を足してもいいね」 と、それも
静かな声で話します。


最後にはいつも決まって 「でも とってもいい絵だよ」 と、褒めてくれたあの言葉が、
今、とても懐かしいです。


     
                        *

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コメント

旅行でお絵描き行かれないはずが,しっかりダウンして両方行かれませんでした。確かに絵に没頭しますが,先生の手さばきもしっかり見させてもらってます。またご指導ください。こちらは吉備団子はないですか???

投稿: tom | 2010年1月23日 23時48分

tomさん。
先日の連休は散々でしたね。
こういう事もたまにはあるものです。
今度の区役所の会場は素晴らしいです。
みなさん一気にうまくなりそうですよ。

その厳粛なお教室に、君 団子なんてあるわけないじゃないですか。bottle

投稿: プッポロ | 2010年1月24日 23時01分

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