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2009年9月 2日

8月のスケッチ 「デルフィニューム」

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デルフィニューム  F6号 42㎝×32㎝ 絵 プッポロ


「絵の描ける人はいいですね」と、言われることがあります。

それは名所、旧跡などと称される庭園の中であったり、山に登り、目的の山頂で、息も
たえだえでありながら、一枚の絵を描いている時など。

また、最近では自転車で荒川、多摩川に走り、ここぞと思うところで、スケッチブックを広げて
いる時などであります。

そっと近づいて来て、後ろでしばらく眺めていて、何も云わず、黙って去っていく人もあれば、
前に立ちはだかり、「絵が描けるって いいよなあ」 って、思いきり大きな声でいう人もあります。

そんな時、決まっていう私の言葉は 「そんなことは ありませんよ 誰だって絵なんて描けるん
ですよ ただ 多くの人はこんなこと めんどくさいから 描かないだけなんじゃ ないですか」 と
答えます。

「そんなことないよ 本当に描けないんだよ」 って、なおも云う人もいます。

本当に描けない ?


すくなくとも小学校、中学、高校と、今はどうだか判らないですが、図工の時間とか、部活が
あったはずで、その中で、かならず数枚の絵は描くはずなんだが、いや描いたはずなんですが、
今は描けないと云う。

デッサン、線描きは出来るんだけど色ぬりが出来ない。

色ぬりで、めちゃめちゃにしてしまうというのです。

そのことを少々考えてみますと、描きたいのに描けない、これはもったいない話だと思います。

それは一にも二にも、学校における最初の絵の描き方に関係があるように思うのです。

デッサンはまずまず、ところが色付けでせっかくの絵がだめになってしまう。


私にも覚えがありますが、図工の時間の絵は、やたらに原色に近い色を最初からたっぷりと
塗ったのでした。

絵は力強く、本物そのままに描き表す。そしてどこまでも克明に時間をかけて。

しかし、初めから色を濃く塗ってしまったら、あとで直しがきかないのです。
また、それを直すことの大変さ。

そして、ようやく出来上がった絵は水彩絵具なのに、まるで油絵のようです。


時間ばかりかかり、色は濁り、疲れるばかり、それは苦労の連続で、これでは学校を離れれば
二度と絵を描かないわけです。

だって楽しくないんですもの。

学校とは別に子供の頃から、ある日本画の先生に長い間にわたって、お稽古に行っていた
事があります。

そこで教わった事が、実は後々私を絵の好きな人間にしたようでもあります。

絵は楽しく描くこと、楽に描くこと、出来るだけ簡略にして短時間で仕上げること。

そして常に対象物をモチーフとしてとらえ、絵にしたら、どういう絵になるかを頭の中で想像
してみる。

このようなことを先生から教わったように思います。

第一番に絵を描くことは一生を通じて楽しいことだということです。

また、こうでなくては絵は続かないように思います。

その一番難しいと言う色付けにしても、ちょつとしたコツさえわかればそれ程難しくはありません。

デッサンのあとの色塗り。

まず最初の一筆は色が付いたのか、付かないか判らないくらいに薄い色をぬる。

それが完全に乾くまで他の部分を同じように薄くぬっていく。

そのくり返しで薄く薄くを乾いたら塗り、乾いたら塗りを繰り返す。

それはモチーフに添った、目的の色合いに近くなるまで、静かに重ね塗りをしていく。

透明水彩絵具を使うことによって、下に塗った色が、今、塗った色を通して浮き出てくる。

これが透明水彩の色の美しさになってくるのです。

デッサンが少々しっかり出来ていれば、この塗り方さえ知っていれば、案外絵を描くことは
楽なものであり、また、楽しいものであります。


                       *

少し遅れましたが、先月、8月の「お絵描き教室」のために描いたスケッチです。

花は「デルフィニューム」

非常に薄い花びらで、その可憐さが出れはいいのですが・・・・・・・・

うすく薄く重ねぬりをしたものでした。


                       *


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