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2009年3月19日

菜の花と一枚の絵

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すっかり春めいてきた先日のこと、久し振りに荒川を走りました。

寒暖の差のはげしい今の時期、まだ川原は寒いかと、やや厚着をしたのでしたが、
走って45分の戸田橋につく頃には、やはり、すっかり汗ばんでしまったものでした。

インナーを一枚脱いでザックにしまい込むと、快晴のこの日の荒川サイクリングコースには、
ぴったりのコンディションになり、そこからは爽やかな風に吹かれて、気持のよいツーリングに
なったものでした。


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おなじみの秋が瀬公園の樹木の芽吹きは、まだまだ、これからと言うところです。

今はまだ冬の花、早春の花が入り混じり、長い間咲きつづけた、ヤブツバキもそろそろ終りの
感じです。


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この日は少々目的があってのサイクリングです。

公園をもう少し先に進んでいくと羽根倉橋に近いところで、大変な人達が集まっています。

バードウオッチングの人たちです。

その中の尋ねやすいような一人に 

「今、なにが出ているんですか」 と、たずねると

「レンジャクが、すごい数がいるんです」 と、やや興奮気味に教えてくれる


普段、軽めの双眼鏡を欠かさず、いつも持ち歩いているのですが、この日に限って忘れて
しまい、本当に残念でした。

ヒレンジャク、キレンジャク 見たかったです。


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実は、この日の目的は、翌日に控えている私の写生会 「お絵描き教室」 で、皆さんに
描いていただく菜の花をここまで取りに来たのです。

秋が瀬公園から羽根倉橋をくぐり、やや細くなった道をゴルフ場を左に見ながら進みます。

見晴らしの利くところで、サイクリングコースは右折します。

そして、今度は畑の真ん中で左折する所を、目の前にある土手に向うために、そこを直進します。

現在、一部工事中のこのコース上の土手の南側には、ほど良い菜の花の群生があります。


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突然 「こんにちわ」 と、元気な声が掛かります。

振り返ると、中学1年生ぐらいでしょうか、かわいい男の子です。

菜の花の若い芽を摘んでは持ってきたビニールの袋に入れています。

挨拶をかわしながら

「よく菜の花をとりにくるの ? 」って、聞くと

「ええ、よくきます、僕は菜の花の酢味噌和えが好きなんです ちょっと苦くて おいしいですよね」


「おじさんも菜の花ですか」

「いや、今日はね あした、みんなで菜の花の絵を描くために、ここまで自転車で来たのさ
少し もらっていこうと思ってね」


もう少し先に行けば背の高い、もっとしっかりしたのがあると思うが、帰る時間を考えると、この辺で
探さなくてはと、その中でも大き目の、なの花を何本かをさがしたのです。

しばらくして、

「さよなら !! 」って、大きな声がまた聞こえた。

だいぶ離れた所から少年が手を振っています。

私も手を振りながら、後姿を見ているとサイクリングコースを下流方面にとぼとぼと歩いていきます。

さわやかなすばらしい少年でした。


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翌日の「お絵描き教室」にそなえて、大ざっぱに花器に挿して形を見てみる。

三つに分けてみたが、込み合って描きにくそう。

四つがいいところかな、って、いろいろ細かいことに結構気を使うものです。


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その「お絵描き教室」の会場の様子です。

二十畳の和室で落ち着いた雰囲気は抜群です。

豊島園近くの「向山庭園」での一室であります。

この日のご参加は13名でしたが、みなさん本当に楽しそうです。


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 「なの花」   絵 プッポロ  F6 42㎝×32㎝

前の晩、午後11時ごろから描き始めた、私の 「なの花」 です。

往復約50キロ走って菜の花取り、いろいろ雑用を済ませて自分の時間がようやくやってきたのは
もう夜中です。

そんな時間の中で描いて、終ったのが午前0時30分。

ご参加のみなさんには参考になったでしょうか。


                     *

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