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2009年2月27日

早春の鎌倉ひとり歩き

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晴れたり曇ったりの先日の鎌倉は特別、寒い日でした。

花粉症持ちの私としては、杉の多い鎌倉は鬼門に位置するとこですが、よんどころ
ないことで、マスクをしっかりしての、何ともカッコ悪い鎌倉散歩でありました。


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鎌倉駅に着いたのが午前10時22分。

おなじみの小町通りは、まだ開けてない店もちらほらとあり、観光客もまだこれからと
いうところでした。


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鶴岡八幡宮の境内に入り、右手にある源氏池を赤い橋で浮島に渡ると、瀟洒な旗上
弁財天 (はたあげべんざいてん) が、祀られています。

浮島の周りには、願い事が書かれた白の、のぼり旗が、所狭しと立てられ信者の多い
ことを伺わせています。


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その、わずかな境内には、いま、河津桜が見頃を迎えています。

やや濃いめのピンクの花がとてもきれい。

ヒヨドリ、メジロが、交互にやって来ては花のミツをとっています。

写真の小さな鳥影はメジロでありますが・・・・・・・・


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ハシビロガモとオナガ


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ヒドリガモ


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オナガガモのオスとメス


この源氏池にもわずかですが、冬鳥が来ています。

ごく普通にどこでも見られる鳥ですが、以前、日本野鳥の会でここで探鳥会を行った
ことがあります。

もう、随分前のことになりますが、この池では、その当時、カワセミも見られたものでした。

今回は短い時間でしたので、カワセミは見ることはありませんでしたが、さて、最近は
どうなのでしょうか。


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白旗神社


その源氏池から北に通じる静かな道を行きますと、正面にこの白旗神社が見られます。

神社には珍しい黒塗りの社殿です。

源頼朝と実篤を祀った神社であります。

参道から、一本、道をはずれただけなのに、ここはほとんど訪れる人もなく、静かな森に
囲まれた、その雰囲気は壮厳そのものです。


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その社殿のわきにある小さな静かな池、名を柳原池というのだそうです。

八幡宮に向う参道の人々のざわめきが聞こえ始め、いま、鎌倉にいることをあらためて
気ずかせてくれます。


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その池を過ぎますと鶴岡八幡宮の会館があり、隣接して柳原休憩所というのがあります。

休憩所内にはたくさんの椅子テーブルが用意され、大きなガラス窓ごしに、いま通ってきた
静かな池も望め、なかなか景色の良い休み所であります。

とけにくいソフトクリームとあり、よその人につられて、私もひとつ買ったものでした。

その窓の外に咲くヤブツバキ、いま、とてもきれいです。


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舞殿と八幡宮


歌舞伎、「義経千本桜」で知られる静御前。

その静御前が、いとしい源義経を慕って舞を舞ったいう、若宮回廊跡に立つ舞殿の朱色も
艶やかにあたりを彩ります。

たしか、数年前に大改修されたように記憶していますが。


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鎌倉大仏


鶴岡八幡宮がら数分、若宮大路に面して、中華料理の名店 「鎌倉山下飯店」 で、
人気の「おすすめランチセット」を、うまい生ビールと共にゆっくり、ひととき楽しんだものでした。

さて、後半はふたたび鎌倉駅に戻ります。

丁度、大仏方面に向かうバスが目の前にあり、わずかな時間で鎌倉大仏前に到着です。

鎌倉大仏の名で知られていますが、高徳院という寺院のご本尊であります。

国宝であり、銅造りの阿弥陀如来坐像は、1252 (建長4) 年から、10年前後の歳月を
かけて造られたようです。

ところが、この大きな大仏を、いったい誰が何のために造られたのか、いまだに良く
わからないという、多くの謎に包まれた、なんともミステリアスな鎌倉大仏であります。

そういうこともあってか、なお一層興味津々、人々の心を引きつけるのかもしれません。


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長谷寺 山門


大仏様より歩いてわずかで鎌倉長谷寺です。

奈良時代の天平八年 (736) 開創と言われますから、かなり古い寺院で、鎌倉でも
有数の古刹として広く知られております。


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花のお寺としても有名で、境内には、ここにも河津桜が満開を向かえ、また、放生池を
中心にした美しい庭園も大きな見どころです。

それを取り囲むようにして、観音堂には、ご本尊、木造「十一面観音」像あり、石段脇には
無数のお地蔵様が祭られていたり、阿弥陀堂、弁天堂、弁天窟などがおかれています。


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フクジュソウの花


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ボケの花


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マンサクの花

経蔵のわきにある、フクジュソウの花にボケの花。

そして、花の少ない時、その春にさきがけ、まず咲く、と、いうことから名の付いた
マンサクの花。

どちらもとても、きれいでした。


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ひと回りして、少々疲れも出てきました。

境内の南側、相模湾に面した高台からの眺めは、まさに絶景で、鎌倉随一とも
いわれています。

その展望台には椅子とテーブルがあり、かたわらには飲物の自動販売機が、ほどよく
置かれ、まずここで、ほっとひと息です。

何度訪れてもいいのが鎌倉。

名刹めぐり、花めぐり、どこを歩いても絵になる所ばかりです。

この日もスケッチの用意はしたものの、この花粉症では、それどころではありませんでした。

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2009年2月12日

妙心寺展と平林寺

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3月1日まで、上野国立博物館の平成館で、妙心寺展が開かれています。

永きにわたって受継がれてきた禅の精神とは。

ただ漠然とした想像の世界だけであって、禅そのものに触れた事がない私にとって、
これはまたとない機会と思い出掛けてみました。

晴天に恵まれた上野公園の賑わいは、そのまま平成館の会場にまで続き、その関心の
高さがうかがえます。

妙心寺。

讀賣新聞の紹介記事によれば、臨済禅の大寺院であり、京都市北西部に広がる寺域には
40あまりの寺院を持ち、妙心寺の末寺は約3400にものぼるといわれます。

その初代住職にあたる開山で 「無相大師」 と、たたえられる開山慧玄(かんざん えげん)の
650年忌を記念して今回の特別展となったものです。

一通り拝観して思うには、簡素に暮らし修行に徹し、「以心伝心」 を重んじる禅寺であり
言葉による教え悟りではなく、静かに座して体感によって悟る。

これが座禅であり、その中に精神の高揚を計る。

と、云うところでしょうか。

国宝、重要文化財などの、仏像、書、屏風絵、壁画、飾り物等々、その本物を見る楽しさは
又、格別であります。

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平林寺  総門


妙心寺の末寺は約3400にものぼるとありました。

その中でも、新座にあります、この平林寺は、関東地方でも大変に格式の高い臨済宗
妙心寺派の歴史ある寺院のひとつであります。


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上野の妙心寺展に行く前日のこと。

寒い曇り空ではありましたが、雨の降る様子もなく、自宅から約14キロの平林寺まで、
ロードで行ってみたのです。

「松樹千年翠」 (まつのき せんねんの みどり)

と、書かれた、このしおりが、入場券 300円であります。

その意味は

"松は春には新しい芽をふき、古い葉は枯れ散っても、千年万年と変わらぬ
翠 (みどり) の輝きを保っています。

そこに不滅の生命の息吹を感じさせます。

松の変わることのない、美しい緑を讃えた、めでたい言葉であります " と。


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平林寺  山門


今までにも、何回かこの平林寺を訪ねていますが、いつも感じるのが実に端正な
お寺さんというイメージです。

派手さは無用で、てらいもなく、ありのままに佇む。

この山門も、なんと心地よい姿をしていることでしょうか。

妙心寺展で覚えましたが、この山門というのは、三っの解脱をすることから、三解脱門
とも云われ、そこから三門とも呼ばれたり、また寺院によっては山門とも云われる事が
あるそうです。

こちらの平林寺では山門と案内されております。


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その山門には左右にそれぞれに、仁王様が、お寺をお守りしています。

どちらも大変な意味があるものと思いますが、いずれ又、お尋ねしたいと思っています。


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平林寺  仏殿


大きな建物であります。


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平林寺  本堂


目の前に立ちますと、何とも身の引き締まるような気がします。

そして、きりりとした森閑の趣を感じるのです。

これも妙心寺展で教わったことですが、禅寺の様式というのでしょうか、入口にある
総門から、山門、そして仏殿、本堂と一直線上にそれぞれの建物が並んで造られ
ています。

道路に面した、総門からは一番奥の本堂まで、まっすぐなのです。

しかし、見通せるのは山門を通して仏殿までですが。


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平林寺  紅梅


境内は梅も多く、この寒いのにあちらこちらと、まだ、ほんの少々ですが咲き始めました。


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平林寺  鐘楼


こちらでは、ロウバイがまだ見られました。

花の少ない時に咲きますので、地味な花ですが、どこからでも目立ちます。

鐘楼とロウバイ、早春そのものの様子です。


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平林寺  山門


先ほどの山門ですが、はすから見るのも、又、いいものです。

スラリとした背の高さ、なんとも魅力的です。

次回はこの山門を時間をかけて、しっかりと、スケッチしたいと思います。


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平林寺  半僧坊


平林寺 半僧坊祭が、毎年4月17日に行われるそうです。

どんなお祭なのでしょうか。

興味がありますね。


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平林寺  放生池


禅寺には池が置かれ、その名も同じ放生池と。

妙心寺展でこの事も知りました。


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平林寺  弁天堂


その放生池の浮島には、弁天堂もまつられ、素敵な一景を作っています。


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平林寺  野火止橋


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広大な境内は本堂裏手には山林の中をゆく道が続いています。

多摩川から引かれた玉川上水、そしてそこから分水されたのが野火止用水。

その流れが平林寺境内を横切っています。


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日当たりの良いところに水仙が植えられ、清楚な美しさを見せています。

林間の向うには大きな樹の白梅が。

まもなくこちらも、春本番を迎えようとしています。


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平林寺  総門   絵 プッポロ  29㎝×19㎝


ロードで来るのはいいですが、自転車の保管が心配です。

外の道路わきに置きますので、長時間の駐輪も出来ません。

境内の静かな場所で、スケッチをしたかったのですが。


結局、お寺さんを出てから、車道をはさんだ向う側からのスケッチになりました。

行き交う自動車でそのモチーフは見え隠れ、強風と枯葉が舞う中での平林寺の
スケッチでした。

そして、出来上がったのは、寒さにふるえる絵でありました。 

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2009年2月 5日

黄色いメッセンジャーバッグ

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新宿の東急ハンズで、この小さなメッセンジャーバッグを最初に見たのは昨年の
暮れのこと。

年末恒例の我が家のイルミネーションを追加するために買いに行った際に、同じ階にある
サイクルショップでこれをみつけた。

何とも、かわいい小ささで、そこにはグリーン、イエロー、ブラックと、きれいな色のバッグが
揃えてあった。

その時はハンズの閉店時間まぎわでもあり、あわただしくちらりと見ただけで、そのまま
帰ってきてしまった。

その後、日がたつにつれ、あの小型のメッセンジャーバッグが、気になりはじめ、いつもの
事ながらどうしようかと思うようになった。

しばらくして、仕事に使う物をハンズに探しに行くことになり、、ついでに気になっていた
例のバッグの売場を訪ねてみた。

棚には、この前見た通り、あるにはあったがイエローとブラックだけ。

それもわずか数個にすぎず、なんだかそれもこの前とは違い、無造作に置かれた感じだった。

グリーン色の好きな私は店員さんに聞くと、もう、そこにあるだけで、メーカーでもすでに
この品は廃盤になっているとのこと。

無くなるかと思うと、よけいに欲しくなるもので、あのグリーンがあれば良かったのになぁと
思いながらも、この黄色もきれいかな、これでもいいかと、それを手に売場に向った。


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THE NORTH FACE プライス 8400円、

幅 約25㎝  高さ 約25㎝  奥行き 約9㎝  

内容量は、0.9リットルという、本当に小型のメッセンジャーバッグである。

ところで、荒川を走っていても、多摩川を走っても、ほとんどのロードレーサーに乗っている
人は物を持っていないように見える。

自転車と人間だけが走っている、そんな風に見える。

着のみ着のままと言うか、着たきりスズメというか (これは ちょつとちがうかな)

わずかにサイクルジャージのバックポケットに、必要最小限の物が入っているにすぎない、
わけで、だから身軽でありスマートにカッコよく見える。

私など物の無い時代に育ったせいか、なんでもいいから自分の身の回りに何かないと
不安でしょうがない。

こういうのを貧乏性と云うのかもしれないが。

自転車で毎回出かける際にも、これを持って行けば何かの役に立つかもしれない、また、
寒いかもしれないから、セーターの一枚も持っていこう、ついでにフリースのマフラーもと。

途中で好きな紅茶も飲みたいと、熱湯の入った魔法瓶と紙コップとティバックを2個、3個。


最近は仕事のひとつにもなった、スケッチのための絵具と画材一式。

先日買ったモンブランの携帯椅子も持っていけば絵も楽に描けるかと。

なんて思いながら、ザックに詰め込んでいくとその重たさは大変なものになる。

これではスマートなローディさん達には、スイスイ、スイスイ追い越されるのは当たり前だ。


そこで、何とかしてカッコよく、ロードレーサーに乗りたいものと、その思いも、この小さな
メッセンジャーバッグにこめられてもいる。

ふたを開けてみても、いくらも物は入りそうもない。

これからはこのバッグに見合う小物達だけを携帯する事にしよう。


スケッチブックも手のひらサイズ、絵具も超小型のものにして、食べ物も最小限に、紅茶など
家に帰ってきてから飲むことにして、現地ではどこかの公園の水を飲む ・・・・・・・・・


ウェアが寒ければ我慢する ・・・・・・・・・・

         やっぱり こんな みじめなこと 私には出来るわけがない ・・・・・・・・・・


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