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2008年1月29日

早春の小石川後楽園を歩く

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小石川後楽園入口


あれこれ仕事も重なっているのに、その中にあって少々の息抜きもかねて、わずかな
時間ではありましたが、まだ早い春の 「小石川後楽園」 にちょいと行ってきました。


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ご存知の通り、「小石川後楽園」 は、文京区後楽1丁目に位置し、お馴染みの「東京ドーム」の
西側にあります。

地下鉄丸の内線「後楽園」駅から、徒歩8分。

長い白壁の塀を、ほぼ一周するのではないかと思うほど、入り口まで人を歩かせます。
最近になって判ったことは、大江戸線「飯田橋」駅からでは、なんと徒歩2分だとか。


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案内によれば、ここは、江戸時代の初期、水戸徳川家の祖である頼房が、将軍家光から
賜ったこの土地に上屋敷として造られたもの。

そして二代藩主の光圀 (俗に言う水戸黄門) の時に完成したとあります。


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園内は中心部をしめる大泉水と呼ばれる大きな池があり、蓬莱島と呼ばれる
緑の島が望めます。

今の時期、水鳥を見るのも楽しみでしたが、意外にもカルガモばかりです。

それでも、樹林の中では、シメ、アオジ、キクイタダキ、カワラヒワ、シジュウカラなどがいて、
西側にある小さな池、西湖では、カワセミが見られました。


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散策路は一周約 1,5キロほど。

周囲の道は起伏に満ちていて、「東京ドーム」の隣にあるとは、とうてい思えないほどの、
深山幽谷の趣であります。

石段の山道あり、白糸の滝ありと、それは素敵な散歩道が続きます。

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「丸屋」


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「九八屋」


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「九八屋」を描く  絵 プッポロ 22,5㎝×16㎝ 紙 ファバーカステル


国の特別史跡、特別名勝に指定されている庭園でもあります。

この二重指定を受けているのは全国でも、この「小石川後楽園」、「浜離宮恩賜庭園」
「金閣寺」など、ごく限られたものです。

園内にはその雰囲気の良さに、とけ込むようにして、数々の建築物が見られます。
それは、「丸屋」というお休み所であったり、「九八屋」であったりします。

今回も私は、小さなスケッチブックを持参して、その「九八屋」なる建物を描いてみました。

このかやぶき屋根の風流な「九八屋」とは。

江戸時代の酒亭を景観の中に取り入れたもので、「九八」の意味は、
「酒は昼は九分目、夜は八分目が適量」というのが、「九八屋」の名の由来であります。

この小屋を描くのは、今回が二度目のことです。


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ろうばい


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今は一年で一番花の少ない時でしょう。

早春の花、ロウバイが、わずかに咲く程度。

そして、梅が二本、三本、それも、ちらほらという程度です。

しかし花の庭園とも言われるここは、来月、 2月の梅まつりにはじまり、
3月下旬の大しだれ桜、池を取り囲むようにして咲き乱れるソメイヨシノ。
続いて咲く藤の花。

6月の花菖蒲もなかなか見事なものであります。

120本あまりある、梅林はそれはそれは、見事なものであります。
種類も20種ほどあると聞いています。


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いたるところに水の流れが豊かにある、この庭園。
案内図で見ますと、全面積の五分の一ほどが、池であったり、川の流れであったりで、
それだけに、しっとりとした潤いのある感じがするのかもしれません。

1,5キロほどの散策路も、少し行けば、水を渡る橋に、また、さしかかります。
そんな楽しい道がここにはあります。


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そして、山頂への愛宕坂を、わずかに登りつめると、展望の良い八卦堂跡に到着です。

記録によればそれは結構大きな、お堂だったようです。


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「円月橋」


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「通天橋」


「小石川後楽園」は、光圀によって完成されましたが、それはその当時、光圀は
明から亡命していた、朱舜水 (しゅしゅんすい) 儒学者の意見を広くここに取り入れて、
京都風回遊式泉水庭園に、中国の様式を加えることにより、豪壮にして、繊細な
大名庭園が出来上がったと云われています。

円月橋は水面に映る形が満月のように見えることから付けられた名称。
明の朱舜水の設計と言われています。

赤い橋の通天橋。
園内には珍しい色合いの、紅一点の建造物であります。

11月末の紅葉の頃にはさぞかし映えることと思います。


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庭園入口近くにあるのが今は食事処の「かん徳亭」。

大小六つの部屋があり、和室、洋室があります。
純和風の建物は、かなり古いものですが、ここに来園される人たちの休み所に
なっています。

正午から開店する「美都屋」という名の料理屋でもあるところです。


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「後楽園」という名も朱舜水の進言によるもので、宋の時代に書かれた「学陽楼紀」の一節。

士当先天下之憂面憂
後天下之楽面楽

( 士はまさに天下の憂に先立って憂い
天下の楽しみに後れて楽しむ)

まず、士は世の苦しみを先立って受け 楽しみはまずは庶民が先に楽しみ 士はその後に楽しむ、
と言うところでしょうか。

これが「後楽園」の名のいわれだそうです。


ところで、この日、私はメニューのうちから、鉄火丼セットを頂きました。

鉄火丼にミニたぬきうどん、それに香の物がつく。

ひとり静かに、おいしく頂いたものでした。

                    *


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