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2007年11月26日

花束と一本の花


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絵 プッポロ  37,5×280 cm 

私は今までに三度の入院をした事があります。

そのいずれも1ヵ月あまりという、やや永い入院であります。

でも、ここではその時の、病気の話ではありませんで、入院に際しての頂き物の話で
あります。

1ヵ月ともなりますと、黙っていても人には知られるもので、今度は、そのお見舞いの
ことになります。

みなさんから下さる物には、一番多いのが、やはりお金であります。
世話がないというか、手っ取り早いというか、後々のことを考えれは世間一般的に見ても
お金が一番かもしれません。

なかには食べ物をと言うのもありますが、入院中は病状に合った食事がきちんと出ますので、
それに、多くは寝ているだけですから、あまり腹も減らないわけで、そこで間食をしてしまうと、
次の食事を残してしまうはめにもなります。

ついには頂いた食べ物は全部自宅に持って帰ってもらったものでした。

この3度のうち、最後の2年前の入院している時、いまだに忘れられない頂き物があります。

カトレアとピンクのバラ、そしてカーネーションに、かすみ草をあしらった素敵な小形の花束であります。

それは昔からの友人、男性からの贈り物で、少し照れながらの手渡しには、それはそれは
本当に嬉しかったです。

私も永い時を過ごしてきましたが、花束を受取ったのはその時が初めてでした。
花束がこれ程嬉しい物とは自分には経験がなかったのです。

それからは、その入院中、おぼつかない足取りではありましたが、毎日花器の水を取り替える
自分の仕事がここに出来たのです。
沈みがちな気持ちに、何だか張りが出てきたような、そんな感じをその時持ったものでした。

花が良かったのでしょうか、その後、2週間、3週間と花の色は変わらず、その花束とともに
無事に退院したものでした。

それ以来、今度は自分でも何かに付けて、花を人に差し上げるようになりました。

入院の人にはもとより、お祝いの時などにも心ばかりの、小さめの花束を作ってもらい
お渡しするのが私のささやかな習慣になりました。

自分のあの入院の時の花束の嬉しかったこと、たとえようもないものでしたから。


先日、洋花を一本頂きました。

花の名前を聞いてはいたのですが、変わった名前でしたが、すっかり忘れてしまいました。

アルッシュ紙のサチネという画用紙、せっかくですので、今日、描いてみたのが上の絵です。


                         *


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コメント

プッポロさん
いつ見ても繊細なタッチですね
私は、絵の才能は全然ダメで、いつか勉強して
書いてみたいですね。私が好きな写真とはまた
違った、眺めていて心が安らぎますね。

投稿: まさぼ | 2007年11月29日 19時00分

まさぼさん。ありがとうございます。
最近また、ぼちぼちと描きはじめました。
しばらく描かないと感覚が鈍くなるというのでしょうか、思うようにいかずあせっております。

まさぼさんが自転車で無線をやられるように、私は自転車で絵を描きに行く、これもいいかもしれません。

さて、年賀状用のスケッチをどこで描こうか今、思案をしている所です。
またよろしくお願い致します。

投稿: プッポロ | 2007年11月29日 22時34分

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