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2007年7月 4日

お久し振り 池袋演芸場

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あれほど好きだった寄席通い、とんとご無沙汰続きで10年か、いや、もっとになるかもしれません。

その間にまったく行かなかったわけでもありませんが、出演者によっては国立演芸場に2、3度
出かけてはいましたが、これでは寄席通いとは云えません。

ふとした、きっかけで寄席のこころが刺激され、ふらりと行ってみたのが、池袋演芸場であります。
番組表の顔ぶれを見て、隔世の感を受けたものです。

見たことのある出演者は三人だけで、玉川スミさんに、三笑亭笑三さん、そして桂歌丸さんだけ。

もっとも、その当時、よく拝見していた方々で、今も活躍されているのは、当時、円鏡さんといった、
今の円蔵さん、歌奴さんといわれた円歌さんに、米丸さん、そして談志さんに小三治さんぐらい。

懐かしき、あの方々は、もう、そこにはおりません。


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7月2日、昼間珍しく時間がとれたのを幸いに、池袋演芸場に行ってみました。

昼の部12時30分開演。

建て直ししてから、初めてのその寄席は、どうして、どうして、なかなか立派なものです。
寄席の雰囲気たっぷりじゃないですか。
綺麗でこじんまり、全部で座席は96席とか。

なんと贅沢な寄席でしょう。

でも、幕が開いたときには、お客は10人ほど。


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  本日の出演者

桂 花丸
桂 歌蔵  ぴん ?

新山 ひでや やすこ

桂 歌若   もと犬
三遊亭 円雀

玉川 スミ
三笑亭 笑三

桂 歌助  宮戸川 
桂 歌春  子ほめ
松旭斎 小天華

桂 歌丸  井戸の茶碗


今日の演者の中で頭に残っているのは歌蔵さん。
うまい人です。

せりふ回しのめりはりがいいです。
ばくち打ちの親分のいかさま賭博。ぴんとはらせて、本物のサイコロはまだつぼの中。
所作の流れ、痩せ型で色黒の顔つき、黒の着物がよく似合い、歌丸門下でも、
注目の人と見ました。
ところで、この噺の演題、何といったけな、ぴん何とかだったか。?

歌若さんは「もと犬」。
久し振りに聞きました。
たわいのない噺ですが、やりようによっては面白いんですが。
小さんさんが、思い出されます。


玉川スミさん、3年前に芸歴80周年ですって。
赤ちゃんのときから、やってたって今年83才。
いつまでもお目にかかりたいです。
今日もいい話を聞きましたよ。


三笑亭笑三さん、ほんとにお久し振り。
昔からすごいハンサムで、スマートな方でしたが、その面影は、今でも充分に残っています。
そして昔から噺に内容のない方でも知られてましたが、その面影も、今でも充分に残っています。

でも、お客を喜ばせることでは名人で、ほんとに笑わせる噺家さんです。

歌助さんの「宮戸川」。
これもいい噺です。
一生懸命が手に取るように判ります。
でももう少しヘアースタイルこざっぱりしたいなぁ。
噺と会わないもん。

歌春さん。
この人もいい噺家さんになりますね。
間と目がいいです。

まくらが秀逸。
噺は「子ほめ」 でしたが、後半に入ってからのうまさ。
この人の実力でしょうね、ファンになりそうです。


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本日のお目当て。

桂 歌丸さんの登場であります。
いま、私のもっとも好きな噺家さんのひとりです。

噺は「井戸の茶碗」。

端正な出で立ち。黒の着物に黒の羽織。芝居がかった噺にはまさに歌舞伎そのもの。
人のよい浪人武士と、これまた、人のよい若い侍と、その間を取り持つ、これまた
人のよい、くず屋の三人の人情噺。

長講45分に及ぶ熱演は、この人ならではのもの。

数年前になりますが、よく歌舞伎座でお目に掛かったものです。
きまって三階の通路です。
しゃれた着物に草履姿。

師匠の古今亭今輔さんに、噺家は歌舞伎を見なきゃいけないよって、よく言われたそうです。

見ても判らないって、云ったら、ばかやろう 判るまで見るんだと怒られたそうです。

その歌舞伎から、間の取り方、所作、声の出し方、しぐさまで学んだとあります。


さて、池袋演芸場。
8月上席は待ってましたの、柳家小三治さんの登場です。
実力派、今やナンバーワンといわれる方で、また、出かけるのが楽しみです。

他に柳家花緑さん、入船亭扇橋さんも加わって賑やかな高座になりそうです。

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コメント

こんばんわ。
久しぶりの寄席を楽しまれたようですね。
池袋はどの席からもお顔がよく見えて、
だだっ広い鈴本のようにマイクを通す声が不自然でないところが良いですね。
私も八月上席は楽しみにしているのですが、携帯を切って平日の昼席に入るのは
いろいろと小細工が必要なので、どうなるやら(笑)

芸協の寄席は地味な印象があってしばらく行ってないのですが、
流石ですね!プッポロさんの文章を読んでいると、久しぶりに行ってみようかな?って気になります。
それにしても10人とは・・(笑)

今週末は柳家さん喬師の独演会に行く予定です。
聞かれた事ありますか? とってもいいんですよ。

投稿: とりみ | 2007年7月 4日 20時53分

とりみさん。こんばんわ。
行ってまいりました。
かわいい寄席といいますか、親しみやすさ、品の良い寄席ですね。
前から三列目に座りましたが、もう少し後ろがいいかなとも思っています。
今回は芸術協会でしたが、昔からこちらの方こそ、新作落語が多く、派手な人が多いとばかり思っていました。
もっとも、その当時は、今輔、三木助、痴楽、柳橋、可楽、柳好さんなどでしたが。

一方、落語協会になりますと、出てくるだけで、威厳を感じさせる、文楽、円生、小さん、志ん生さんなどのように、恐れ多い方々に思っていたものでした。

開幕時は10人程でしたが、それでも仲入り後は、50人から60人ほどにはなっていたと思います。

とりみさんお勧めの柳家さん喬さん、まだ聞いた事がありません。
ぜひ、聞かせて頂きます。

コメント有難うございました。

投稿: プッポロ | 2007年7月 4日 22時04分

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