北島三郎 新宿コマ劇場 特別公演
3月3日から、新宿コマ劇場で始まっていた、北島三郎 特別公演が、いよいよ明日、
31日千秋楽を迎える。
連日29日間にわたる長期公演であります。
通常1ヶ月を25日興行というのが、歌舞伎など演劇の世界での慣わしで、
1ヶ月29日間公演というのは珍しい。
それも連日満員の様子で、いかに、この北島三郎さんの、人気の高さが
知れようというものです。
楽日に近い先日、ちょいと急いで行ってきました。
1部、2部に分かれての公演で、1部がお芝居で、9年ぶりの再演の
「あばれ無法松」。
そして、2部が、お客さんお待ちかねの「北島三郎 大いに唄う」が、
それぞれノンストップで展開します。
「あばれ無法松」はお馴染みの話だが、ひょんなことから、子供を助け、
車夫、松五郎がその未亡人に淡い憧れを持つ。
身分の違いから、どうにもならない、かなわぬ想いのままに終る、純粋の愛が、
小倉の町を舞台に展開する、昔からのお話です。
暴れん坊といっても、演じる北島三郎さん、どことなく弱々しさが感じられ、
さすがに幾分疲れているのか、ただひたすらに好々爺といった感じに全編見えてしまう。
それにしても、このお芝居、1時間40分、休憩無しでの真っ暗ななかでの、
スピーディな場面転換してしまう、この劇場の舞台技術にはいつも感心してしまう。
共演は、山本陽子、仲本工事、白木万理、白木みのる、人見明さんなどで、
往年の俳優さんたちがここでは見られます。
35分の一回だけの休憩の後、始まるのが「北島三郎大いに唄う」オンステージです。
総勢130名に及ぶ出演者と共にくり広げられる、1時間30分の超豪華な歌謡ショーは、
まず日本一ではないかと思います。
この人ならではのサービス精神、そしてお金の掛け方が違う。
お客さんを大切にする姿があふれているのです。
水を得た魚のように歌にこそ、この人の真価が発揮されます。
「北の漁場」での、荒海を行く船の場面が傑作だ。
ゆれる船、はためく大漁旗、その中で歌う、さぶちゃんの熱唱には、
我ら歌舞伎座族も真っ青な舞台作りであります。
今回の「まつり」は、すごいらしいしとは耳に入っていましたが、ラストを飾るのが、
白馬にまたがり天高く飛ぶ、さぶちゃんの勇姿には観客が大喜び。
そして、来年の新宿コマ劇場公演は、9月に決まったらしい。
最後の挨拶で、さぶちゃんが、「来年もまた、やるからさ、また来てね。
来てくれるね イェーッ」って。
「でもさっ オレも 生きてればの話だけどさっ」 って。
我らがさぶちゃん がんばれ!!
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