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2006年10月25日

ロードレーサー自転車選び

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ロードレーサーの購入を考え始めてから、もう3ヶ月になろうとしている。

それは、この8月の暑い日、それも特別に暑かった日に名栗村、今は飯能市であるが、
そこにある「さわらびの湯」まで、BD-1で行った時からのことである。

ゆるやかな登りが延々と続く道を、後ろから、いとも簡単にスイスイ、スイスイと、
数限りなくローディに抜かれるのである。

それもニッコリ笑ってである。

こちらも笑顔で返すことは返すが、暑さと疲れ、サドルの痛みで、その笑顔は笑顔とは
ほど遠い、ただ顔が引きつった変な笑顔だったに違いない。

あっと見る間に消えていく後姿ばかりをずーっと見続けてごらんなさい。

これは精神衛生上においても、まことによろしくない様にその時、思ったものだ。

「ファンライド」 11月号の特集は、「見たい知りたい新しい自転車」とある。

今、自転車選びの身としては、、参考にとりあえず目を通しておく必要もあるだろうと
祈るような気持で、まずは買ってみた。

2007年の新車全86種が、まばゆいばかりに紹介されている。

まさにまばゆいのである。

「SCOTT」のADDICT SLが、358000円

「LOOK」の595 ULTRAが、480900円

「TREK」 MADONE SSL 6.9 で、なんと 900000円。 90万ですよ。それでいて
ペダル無しだって。

90万も取るならペダルぐらい、二つや三つ付けたって、もっとも三つはいらないが、
付けたっていいじゃないかと思うが、どうにも、この自転車の世界はわからない。


私が探しているのは、そんなんじゃあなくて、初心者向き、ロード入門用、そしてもっと、
もつと安いのであるが、、そういうのは殆ど出ていない。

ただ目が回っただけだった。


しかし、ここにきて、お目当ては「ルイガノ」か、「ジャイアント」に絞られてきている。

カナダの「ルイガノ」のあのオシャレなセンスと、明るいカラーバリエイションの豊富さは、
このメーカーならではのもので心も引かれる。


一方「ジャイアント」は世界一を誇る自転車製造メーカーというのにも魅力がある。


私の行きつけの渋谷東急ハンズの自転車売り場で聞くところによれば、どちらの
メーカーも同じようで、後は好みでしょうと。

ただ「ジャイアント」は台湾製だけに東南アジア、とりわけ日本人の体型に合わせて
作られているので乗りやすいとのことだ。

ましてや私のように、身長が161センチか、162センチの小柄な体には「ジャイアント」の方が、
後々まで楽に乗れるのではないかともいう。

サイズも数多くあり、なかでも420mmあたりが私には適正らしいこともここで判ってきた。

あとはが何が問題か。


あっ !! そうだ !! あとはお金をどうするかだ !!

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2006年10月20日

まゆはけおもとの秋

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2004年10月18日に、2005年は11月15日に、それぞれ、この「まゆはけおもと」の事を
この「プッポロ春夏秋冬」にアップしています。

今年は10月初旬につぼみが見え始め、たっぷりと時間を掛けながら、上に伸び始め、
今、満開を迎えています。

「まゆはけおもと」まず園芸店でも見ることの少ない不思議な花です。


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普段は庭に出しっぱなし、思い出したように何かのついでに、たまに水をやったりする
程度の放任主義ですが、自立力がすぐれているのか、根っから丈夫なのか、
長い間枯れることも無く、それも毎年のように、ひと芽ぐらいずつ増えています。

10月始めに庭に降りた時に、大きな葉の陰にひっそりとつぼみが立ち上がっているのを
発見したのです。

我が家の庭は秋が深まると、ものすごい蚊たちの大群が集まり華麗に輪舞する姿は
大庭園、ベルサイユ宮殿を思わせ・・・・・、 だから蚊に喰われるのがイヤで、
秋には滅多に、その草ぼうぼうの小さな空き地 には降りないのです。


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「まゆはけおもと」。

名の由来は、昔、女性がお化粧する時、まず顔全体に真っ白におしろいを塗ったそうです。

それから改めて小さなハケでまゆ毛についたおしろいを落とし、まゆ毛を出して、
今度はまゆ墨を入れて化粧したんだそうです。

そのおしろいを落とす小さなハケの形が、この花に似ているところから 「まゆはけおもと」と
呼ばれるようになったそうです。


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なぜこの珍しい花が我が家にあるのか、それは以前の記事、2004年10月18日にも
書いていますが、気のいい植木屋さんが、我が家に出入りしていた時分のことです。

私の家の近くのお屋敷には、この 「まゆはけおもと」 がなんと、150鉢あまりあったそうです。

数年に一度の植え替えを、この植木屋さんが随分昔からやっていたのです。

三日がかりでやる植え替えも、かがんでやるものですから、最後の日には
腰の痛みも相当のようでした。

150鉢あまりの植え替えも終り、あとかたずけをしながら、その家の主人に
何気なく 「こんなにあるんだから 一株貰えないだろうか」 と云ったところ、
その主人は 「あんたみたいな人には、この花はやれないね」 との返事。

「あんたみたいな人とはどういう意味だ!!」 って云ってやったら

「そんな事は自分で考えろ」 って、ぬかしゃがってさ。

「なんだい !! 自分で考えろだって ! なに言ってやがんだ !!  昔から,云うだろ 
自分の事はわからないもんだって !! そんなこともしらねぇのか。

 あんたは何にもわかってねぇな」って、オレは言ってやったんだ。

するとあのオヤジよ オレの顔をジーッと見てね、不思議そうな顔をしやがったな。

そんでよ 「そんなに、くれんのが嫌ならいらねぇや」ってね云ってやったさ。

そんでさぁ 帰り際によ、一番いいのを、ふた鉢、かっぱらってきたぜ。

あんたにも、ひと鉢あげたくてね、この花よ、いい花だろう。

純真そのもので、この人の正直な話には可笑しいやら、また、笑ってはいけないような
複雑な気持でその話を聞いたものでした。

毎年たった一本だけ咲かせるこの「まゆはけおもと」を見るたびに、もうしばらく
逢わないその植木屋さんはどうしたかなと気がかりでしたが、つい先日、
風の便りに聞いたところによれば、今年の6月に肝硬変で亡くなったそうです。

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2006年10月15日

秋の鎌倉 江ノ島を走る

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JRの湘南新宿ライン、池袋を午前9時12分発のに乗車した場合、戸塚には午前10時2分に到着。

そして、5分ほどの待ち合わせで、今度はJR横須賀線久里浜行きに乗りますと鎌倉駅には
午前10時19分に着く。

池袋から1時間12分ほどで、この古都鎌倉に降りる事が出来るのです。

なんとも早いものであります。

この日は、三連休明けだから人の出もどうかと思ったものですが、いつに変わらず
観光地としての鎌倉は健在でありました。


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BD-1を輪行しての今日の鎌倉散歩、手始めに小町通りは素早く走りぬけ、
鎌倉の象徴でもある富岡八幡宮に向いますが、本宮手前の石段前に建つ
舞殿が現在修復工事で、全体がシートに覆われて、いつものその優美な姿は
今日は見えませんでした。

お馴染みの賑やかな若宮大路、段葛の目の前にそびえる大きな赤い鳥居、
その三ノ鳥居をくぐるとこれもまた赤い太鼓橋。

橋の下には左側に平家池、右にあるのが源氏池。

ところで、この池には、時折あの人気者のカワセミも飛来することは鳥仲間の
間では昔から知られています。


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富岡八幡宮を正面に見て、やや細くなる道を右に進むと突き当りに見えるのは
宝戒寺の山門であります。

このお寺さんの秋の白萩の群生を見た事がありますが、それは見事ですね。

また、10月下旬から翌年の5月まで咲き続けるのは、108種類以上あるという椿で、
これもよく知られるところで、花のお寺、別の名を萩寺とも言われています。

その宝戒寺の山門前を左に進み、車の多い金沢街道をほんの少し行くと岐れ路の
信号があります。

そこを左の細い道、お宮通りを行けば突き当りが、上の写真の鎌倉宮にたどり着きます。

10月8日 9日はこの鎌倉宮の境内では毎年恒例の薪能が行われます。

ここに着いたときには昨夜終わった所で、客席などを大勢の職人達によって撤去している
ところでした。

ライトに照らされて、深い森に囲まれた中での静かなお能見物。

一度拝見したいものです。


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鎌倉は表通りばかりが、目立ちますが、一歩入った裏通りにおやっと思いほど、
その住宅街には、よそとは違う別世界を感じさせる時があります。

鎌倉らしさとでも云うのでしょうか、鎌倉ならではの上品なお家の数々を見る事があります。

車一台やっと通るほどの道の狭さ、ひっそりとした緑の中にたたずむ生活の場、
そこには長い歴史があることを思わせます。

そんな静かな道をたどって杉本寺に向います。


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住宅地を通り抜けるその細い道もわずかで終り、ふたたび車の往来の激しい
金沢街道を進むようになります。

古い道とみえて歩道もあったり無かったり、自転車で走るには少々注意も
必要かも知れません。

杉本寺はこの街道に面していますが、間口がそれ程広くないので、スピードを出して
走ると見過ごしてしまうくらいです。

山門の脇の立木にBD-1をくくりつけて、十一面観音の幟がはためく石段を登っていきます。


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苔むすような石段を登りつめると正面に立派な本堂が置かれ、その左手の山道を
さらに行くと開けた風景からは鎌倉の山々に囲まれた住宅がひっそりと佇んでいます。

この道の先は杉本城跡に行くようですが、今回はここまでの登りで終わりました。


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鎌倉最古のお寺、杉本寺。

資料によりますと全国を旅して慈善事業や公共事業を行った名僧行基が734(天平6)年に、
開いた鎌倉で一番古いお寺だそうであります。

山門と本堂は江戸時代に再建されたものですが、落着いた茅葺屋根といい、
運慶の作といわれる本堂の2体の仁王像、そして堂内に祭られている3体の
十一面観音と、見応え、見どころが多い寺院であります。


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杉本寺から金沢街道を200メートルほど行くと右手に流れる滑川を渡る小さな橋を見ます。

そこは、報国寺入り口の信号でもあり、看板に導かれて橋を渡り、ゆるい坂道を
進めば禅寺の報国寺です。

創建は足利尊氏の祖父家時といわれ、禅寺らしく清楚な境内は実にすがすがしい
気分があふれています。


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本堂の裏手にあるのが、「竹の庭」。

孟宗竹の竹林には小道が行き交い、石灯籠も配置よく置かれ、そこに一歩足を踏み入れれば
竹の世界、別世界に迷い込んだ、そんな感じであります。

時の流れとともに変化する陽の光、風の流れによっても七色に変化するといわれる
竹林の景観は一見の価値ありと思います。


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また、この「竹の庭」の片隅には、このようなお抹茶を頂く所も用意されています。

500円ですが、時間があれば爽やかな竹の林を観賞しながら、悠久のこの世の時の流れを
感じるのも、たまにはいいかもしれません。


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庭先にはやぐら(鎌倉特有の洞窟のような墓)も安置され、竹林の中の小道には
さまざまな風景が展開します。


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浄妙寺。

金沢街道を間にして、報国寺のほぼ、お向かいにあるのが、この浄妙寺です。

鎌倉五山のうち、第五位の寺格を持つ臨済宗建長寺派の古刹でもあります。

文治4年(1181)に創建され、当初は極楽寺と命名され、密教系の寺院でありましたが、
住職が替わり禅寺に改められたのを機会に、お寺の名前も浄妙寺と今に続いています。


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広大な境内の中にはお茶室もあり、ここでもお抹茶を頂く事が出来ます。

一服お菓子付きで500円です。

ただし毎週月曜休みとのことです。


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稲荷山 浄妙寺本堂。

至徳三年(1386)鎌倉五山の制定をしたころには、七堂の伽藍があり、塔頭(たっちゅう)
 「禅宗で大寺の高僧の死後、弟子がその徳を慕って墓のほとりに構えた寮舎」が、
二十三院もありましたが、火災などで衰退してしまい、現在では総門、本堂、客殿、庫裡で
伽藍を形成しています。


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さて、鎌倉駅からBD-1でのお寺めぐりも、最後の浄妙寺までで、走行距離はたった5.5キロほど。

せっかく輪行してきたからには、もう少し走りたいと、鎌倉駅に戻り、そこからなおも南に
向かい材木座海岸に出てきました。

暑いくらいのこの日は海岸にも人が大勢出ていて、浜辺で遊ぶ人、サーフィンを楽しむ人と、
まるで夏を思わせるような一日でした。 


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鎌倉の街の中でも時折ロードレーサーを見かけます。

いかにも早そうなスタイル、そして自転車。

とりわけこの海沿いのお馴染みでもある134号線はロードレーサーが大変多いですね。

私もこのルートが大好きで、今日もこの材木座海岸から江ノ島まで走ることにしました。

稲村ヶ崎附近の切通しのゆるやかな登り、そして軽快なほんの少しばかりの下りを楽しむと、
ここは大きく広がる稲村ヶ崎海岸です。

そこでこの日、初めて望む江ノ島です。


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ヘルメットも赤、ジャージも赤、ロードレーサーも赤。

そんな真っ赤な人が突然脇をすり抜けて前方に消えていく。

本当に早い。

思わずつられて、行く予定がなかった江ノ島大橋を、その人を追って渡ってしまったのです。

かなり若い方でして、ロードについて聞いてみたいこともあったのですが、スイッーとUターンして、
ふたたび江ノ島大橋を後にしてしまいました。


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鵠沼海岸まできました。

ここまで来るとあたりには人も少なく静かな湘南の海が楽しめます。

自転車っていいものですね。

バイクにも乗りますが、あの騒音があまり好きではありません。

自転車は静かでいいです。

一方通行の規制も無く、自由気ままに思いのままに走れる。

そんな自転車が本当に大好きです。

ふたたび江ノ島に戻りそこから藤沢へ、そしてまた、JR湘南新宿ラインに乗換えての帰着でした。

走行距離   30.66キロ

平均速度   10.9キロ  ずいぶん遅い !!

最高速度   28.7キロ  ( ̄□ ̄;)


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2006年10月 6日

プレゼント

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その若者はそれほど高い所から飛び降りたわけでもないのに、ほんの少々の段差に
足をつけたとき、足のくるぶし辺りを捻挫してしまった。

やわといえばやわではあるが、間が悪い時はそういうこともあるのかもしれない。

何でも二ヶ月ぐらい不自由な生活だったようで、それなりの傷の深さであったらしい。

若者と親しい間柄だけにお見舞いにと、それもわずかな見舞いであったにも関わらず、
足も大分良くなってきた先日のこと、自らが我が家にやって来て上の写真にある寄せ植えの
ひと鉢をお返しにと持って来てくれた。

この青年は手先が非常に器用で、大概の物は工夫に工夫を重ねて作ってしまう。
それも何を作ってもセンスも良く、プロ顔負けの出来栄えということも以前から私も知っていた。

透明の鉢に入った寄せ植え、それは小さな粒子を使っての水栽培で、これもハイドロカルチャーと
言うのだと思う。

植物は4種類植えられているが、知っているのは赤みを帯びた細い葉のドラセナだけだが、
いずれも観葉植物として知られているものなのだろう。

私のために植物を集め、土を引きデザインよく植えつけ、そして水を与え、ピンクの綺麗な
包装紙に包まれて、結構な重さになるこの鉢を届けてくれた。

よく見ると葉の影にはライオンとキリンとシマウマの小さな木の動物達も飾られている。

この辺が何とも若さの面白さかもしれない。

水栽培だけにいずれは成長と共に鉢も小さくなるであろうから、4種類それぞれに
四つに分配してあげなければならない。

まだいつになるか判らないが、その4鉢になったとき、この今の嬉しさも、その時は
きっと4倍にも、またなるかもしれない。


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2006年10月 1日

今年の月下美人

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昨年より3週間ばかり開花が遅れましたが、今年も例年通り、たったひとつだけですが、
いつものように、ひっそりと咲いてくれました。

上手な方になりますと、5つも6つも花を持たせたり、なかには十個あまりも花を
咲かせる名人もいるようです。

庭に出しっぱなしにしておきますと、いつ咲いたのか、気がつくと、花が終ったあとの
しおれた花柄をみる事がよくあります。

なんとも、暗い中で、ひとりで咲いて、ひとりで散っていく、こういう時は気の毒な思いが致します。

夜になって満開を迎えるという変わった花でもあり、また、不思議な花でもあります。


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花が開く時は夕方の5時頃に、大きなつぼみにはっきりとした動きが見られます。

硬く閉じていた幾重にかさなる花びらの、その先端に小さく口が開きはじめ、1時間、
2時間と過ぎる頃、今度は精一杯の大きな口を広げて美しさの頂点に達します。

昔の粋人、通人と呼ばれる人たちは、この月下美人を前にして、夕方から酒を酌み交わしながら、
夜の10時頃に満開を迎えるのを待ったという、何とものんきな話を、どこかで聞いた事があります。

早い話が酒を飲むための一種の口実と言えなくもありませんが、それにしても気持の
余裕といいますか、のんびりとした時代でもあったのでしょう。

そして、夜中の12時頃には、もうすっかり、しおれてその姿は見るかげもなく、
一瞬のあだ花と化します。


昔の句に  " 月下美人は一夜の  めしべ おしべかな " というのがありますが、それにしても、あまりにも はかない花であります。


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