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2006年6月14日

桂の天板

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十年ほど前に家を新築した際、二階の部屋のひと隅に厚い天板のテーブルが
欲しいと思ったものです。

それはずいぶん昔になりますが、吉祥寺の何とかというシャレた居酒屋に
親しい友人と入った時、その店の中は、何処も重厚な木造りで、目の前にある
テーブルも俗に云う耳つきの木のテーブルでありました。

ご存知の通り、耳つきとは木の皮のあった部分で、大きな板の両端は、
そのために斜めになったままであります。

自然の造形の美しさと言うのでしょうか、形の妙の面白さがそこにある様に思います。

そのお店のテーブルの板は、厚さ10㎝はあろうかというもので、長さは2メートル以上
あったと記憶しています。

木の種類は分かりませんが、黒っぽい色で、それが生地そのものの色だったのか、
塗装によっての黒だったのか、今となっては分かりようもありません。

それ以来、本物の厚い木のテーブルがたまらなく欲しいと思ったものです。


デパートなどに木材売り場が、あるのかどうか知りませんが、渋谷、
池袋の東急ハンズには、それぞれ結構広いスペースをとってその手の木材、
天板などが置いてあります。

何を買いに行っても必ず帰りには、その木材売り場をのぞかずにはいられない程、
前々から厚い板に憧れのようなものを持っていました。

ところで、売り場を見ていますと、面白いもので厚い板を前にしますと、
たいがいの人が手でトントンと、その板をたたくのです。

それがほとんどの人が、ですから不思議です。

なぜトントンたたくのか、いくら考えても分かりませんが、それは多分、
これは本当の木だよな、プラスチックじゃあないよな、という確認のたたき
なのかもしれませんし、思わずたたいてみたり、さすってみたりするのは、
それだけ厚い天板には、何とも云えぬ、ぬくもりの様なものが、
あるからなのかもしれません。

やや小ぶりではありますが、長さ1メートル10㎝、幅67㎝、厚さ6㎝の桂の木の
天板を買ったのは、それから間も無くのことで、池袋の東急ハンズで求めました。

上の写真のものです。

売り場の天板にはまったく塗装されていない、むくのままの物と、アクリル樹脂塗装仕上げの
ものとがあります。

塗装していないのは、一見、木肌そのもので、いかにも自然の色が魅力的ですが、
手あかなどがつきやすく、また飲物、醤油でもこぼせば跡が残ってしまいます。

手入れが難しいのです。

一方、むくの天板にアクリル樹脂塗装仕上げをしたものは、値段が高くなりますが、
何をこぼしても大丈夫です。

気軽に使えるのが、この仕上げの良いところで、我が家のものがそれであります。

天板の足にしているのが、杉の丸太を半分にしたもの、一個500円で四個で2000円。

天板が45000円を超えている割には足は安かったです。

さて、念願叶って桂の天板が来たものの、そしてこの桂で酒を楽しむはずが、
つい二階に行くのが面倒で、酒を飲むのはやっぱり、いつもの通り、階下の、
しょぼくれた安い合板のテーブルであります。

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