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2006年3月 3日

唐まんじゅう

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落語に「まんじゅうこわい」という噺があります。

まんじゅうの事を考えただけで、こわくてこわくて震えがきてしまう、ましてや、まんじゅうが、
目の前にあろうものなら、気が遠くなって卒倒してしまうなんてぇ男がいまして、町内の
若い連中が、そんなまんじゅう野郎をひとつみんなで驚かせようじゃないかと相談が始まります。

寝込んでしまったその男の枕元に、こっそりといろんなまんじゅうを買ってきては並べまして、
連中は隣の部屋から、その様子をうかがいます。

そのうちに男は目が覚めて、あたりをきょろきょろ見回しておりましたが、ふと目の前に並んだ
まんじゅうを見て、びっくり仰天。


「あっ  まんじゅうだ ! ! まんじゅうだよ ! !  こんなにまんじゅうがある ! ! 」

「おーっ  塩まんじゅうだ !! こわいねーっ ! !  塩まんじゅうはこわい むしゃむしゃ・・・・」

「やーっ これ葬式まんじゅう  葬式まんじゆうはでかいから よけいにこわい むしゃむしゃ・・・・・」

「おやっ ! これは蕎麦まんじゅうじゃないか  蕎麦まんじゅうも ほんとにこわいよ ! ! 」

「栗まんじゅうもあった !!  栗まんじゅうは旨いね  いやっ 栗まんじゅうは こわいんだっけ ! ! 」

「おーっ こっちにあるのは紅白まんじゅう  うーっ 紅白まんじゅう こないだから食べたかった ! ! 」

「こっちの隅っこにあるのが なんだ ! ! おおっ ! 唐まんじゅうだ !! ああっ唐まんじゅう  
唐まんじゅうは久し振りだな  唐まんじゅうは おいしい ! ! 」 って、いったいなんだ。

まんじゅうみんな食われちゃってる。

町内の若いもんが、なだれ込む様に、その男を取り囲み。

「なんだい !! まんじゅうこわいなんて ぬかしゃがって 好きなんじゃねえか お前がほんとに
怖いものはなんだい ! ! 」 っていったら。

「今度は渋いお茶が一杯こわい」 って噺です。


その唐まんじゅうの話ですが・・・・・  どうでもいいけど、随分前置きが長かったですが、
浅草の片隅といったら怒られそうですが、ご主人がひとり朝3時とか4時には起きては、
あんこを作り、手作りの、こだわりの、この唐まんじゆうを作っているそうです。

私の知人から2度目の唐まんじゅうを頂いたのは昨日のことであります。

最初に頂いたのは2年ほど前のことでしたが、その時の食べた時の旨さがいまだに
忘れられません。


それにしても、自分でもいつもいつも、人が持ってきてくれるのを、ただ待っているというのも、
なんだかとても精神がいじけていくような気がして、また心もひどく惨めな感じもしまして、
いつでも、ただ貰うばかりではなくて、何とか自分自身で一度浅草に行って実際に買って
みたいものだとずーっと思っていました。

先日のゴリラで浅草に行った時も、実は観音様にお参りするよりも、唐まんじゅうを
買う事の方が私にとっては、この時はとても大事なことでした。

ところが、うまくいかないもので、いくら探しても、どうしてもそのお店の場所が分からないのです。

帰ってきて、そのことを知人に言いましたところ、そうだったの、じゃあ、私がまた行って買って
きてあげるよって、買ってきてくれたのが、上の写真のものであります。

やっぱり、何でも云ってみるものですね。

物を貰うってのは、本当にいつでも嬉しいものであります。


唐まんじゅう

浅草 せいげつ

台東区浅草6丁目17番11号
電話 03 3876 0386

8個入りでしたが、あまりの空腹で1個食べてから写したものです。

愛想も何も無い主人とのことですが、確かに旨いことは旨いです。

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