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2006年1月26日

私のアルコールバーナー

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トランギアのアルコールバーナーをインターネットを通じて、私もついに購入しました。

しかし、宅配便の代引きで受取った時、それは想像していたより、だいぶ荷物が
大きいので、首をかしげながら、丈夫なその紙袋を開けてみたら、中から写真のような
箱が出てきました。

一見して、なんだこりゃあ、と言う思いが、まずしたのでした。

確かにトランギアのアルコールバーナーではありますが、私が注文したのは、
バーナー本体とトランギアの名前入りの大きい形の方のゴトクとのセットであります。

この二つをあわせて、徳用セットと言う事で2000円の値段がついていたものです。

このバーナー専用のゴトクには、二種類ありまして、バーナーにぴったり合う小さなものと、
安定性を求めて、やや広がった大きめなものが用意されています。

小さいゴトクの方だと、バーナーにせっかく付いている、火力調整のための、
ふた状の弁がゴトクの立ち上がりにつっかえて使えないのです。

大きいゴトクの方は、多分、その弁をスライドしても火力調整が、うまく出来るのでは
ないかと考え、それを注文していたのです。


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それが箱を開けて見れば、ご覧のようなセット品が入っているのです。

まあ、火力調整にしても、一気に煮炊きをして火を消せばいいのだから、送られてきた、
この小さいゴトクでもいいようなものだが、だがこのコッヘルは、いったい何だ。

頼んでもいないのに、勝手に入っている。

コッヘルも、ふたの部分はフライパンになっていて、それも焦げ付きにくいように、
ノンスティック加工された、手が込んでいるものです。

取っ手付きで、コッヘルも直径14cmと何かと丁度よい使いやすい大きさで、
セッティングも、このコッヘルに全部きっちり収まるようにもなっている。

セットの名前も「ミニトランギアT」とある。

私からは、そのショップに今回の事に関して、何も連絡していないが、又、向うからも、
注文の内容の断りも何も無いままであります。


これは、もしかしたら、向うは何かを察していたのかも知れない。

きっとこの人は、今頃、アルコールバーナーを買うなんて、まったくのアウトドアーの
初心者かもしれないと。

そして、恐らく道具と言う道具は、多分何も持ってはいまい。

バーナーだけあったって、鍋が無けりゃ、お湯一杯沸かすことも出来やしない。


きっとそうだよ、この人は、今までに、何も持った事が無い、とっても可愛そうな人なんだ。

うん、そうだ、それに違いない。


よし、それなら !!   なべ一個、 この際  付けてやれ !!


ほらよ  !! コッヘル ほしいだろぅ !!  もってけ !!  ドロボーって、そんな事ある
わけないじゃないか。


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さっそく池袋東急ハンズで、燃料用アルコール、500CC缶入りを買ってきて火を
付けてみました。

自分では始めて見るトランギアの炎です。

上から5mm下まで本体にアルコールを入れて約50cc、これで燃焼時間が、約25分とか。

肝心の火力ですが、これは想像以上に強いです。

点火の素早い事、故障の無い事、その信頼は永い歴史のなかから、生まれてくると
言われますが、確かに世界中で愛用されている要素は確かにあるように思います。

ただその燃料費はどうかと言えば、500cc缶入りが780円、50ccあたりで78円になります。

少々込み入った料理を作ったとしても、100ccで約200円、その手軽さ、軽量さを
考えれば、まずまずではないでしょうか。


少し暖かくなったら、多摩川の河川敷辺りに、これを持ち出して、早春の雄大な
川の流れを望みながら、お茶などを楽しみたいものです。


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2006年1月23日

ゴリラで浅草

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自転車に乗り始めてからは、どうしてもバイクの「ゴリラ」には乗る機会は少なく
なっています。

暫く振りにその「ゴリラ」に乗ったのは先週のことであります。

我が愛車をたっぷりと時間を掛けて磨きに磨き、遅まきながらの初詣に浅草まで
走ってきました。

私の生まれ故郷でもあるだけに、ちょっとした時間があったり、何処かに行こうかなと
思えば、すぐに頭に浮かぶのが、この浅草でもあります。

1月もなかばを過ぎたといっても、ここ浅草はいつもお正月の様なもの、一年中
仲見世の賑やかさは変わりません。

外国人の多いのも、この浅草の特徴ですが、最近では超近代的な六本木、
お台場、幕張、晴海と見どころの多い中、前時代的なこの浅草界隈の猥雑さと
喧騒さを、どのように見ているのでしょうか。

外国の人達は、恐らく中国、台湾などの繁華街と区別がつかないか、または
同等に近いものを感じているのではないでしょうか。


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浅草寺本堂、左手の奥にあるのが影向堂で、その手前には、小さな水の流れも
見える石橋があります。

附近には六角堂、薬師堂、淡島堂などが置かれ、その当時の建物は建て替え
られてはいますが、このあたりは私の子供の頃の遊び場でもあった所です。

数々の云うに云われない悪い事もしたところでもありますが、それにしても、
よく観音様のばちが当たらなかったものと思うと同時に、その観音様の慈悲の
深さに今更ながらに感じ入るところでもあります。


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浅草寺本堂裏手でありますが、先日、この裏手に祀られていた仏像が盗まれたとか。

なんとも石川五右衛門の様な人で、まさか、盗んだ仏像を懐に入れて、欄干に片足を掛け、
「まっ 絶景かな 絶景かな はまのまさごと ごえものは ・・・・・・」 なんて、
ここで見得を切らなかったでしょうね。


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昼間の五重塔もいい眺めですが、夜間、人通りが、すっかり途絶えた頃のライトアップされた
五重塔もなかなか綺麗なものであります。

浅草の鷲の市に行った帰りには、わざわざ遠回りをしてまで、もう人影も消えて静かに
なった本堂、仲見世、そしてこの五重塔を寒さの中で見るのも、年の暮れを感じて、
これも又いいものであります。

夜の浅草は静かです。

立川談志さんも言っていますが、「浅草ロックなんてね 夕方になりぁ 
人なんか歩いちゃあいないね 夜んなりぁ犬も歩いてないよ」 って。

夜の浅草寺は厳かであり、荘厳でもあります。


ただし、花やしきの周りは気をつけましょう。

赤いロングドレスで金髪のヒゲソリ後も美しい、背の高い美女達があっちこっちにいますから。


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"お祭みたいに賑やかね" と、歌にも歌われていますのが、本堂正面から見ました
仲見世方面であります。

正面に見えるのが山門で、正式には宝蔵門といわれています。

1964年に建立されたもので比較的新しいものであります。

それに続く仲見世通り、ここも最近ではいろいろ事情があるらしく、結構店の
代が変わっているようです。

ベニヤ板でにわか作りの店を出し、あげまんじゅうなどを、老舗の店の半額ぐらいで
売ってみたりと、実にせこい、しみったれた商売屋も現れたりと、いづこも、なかなか
大変な様であります。


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可愛いバイクの 「ゴリラ」 です。 

只今走行距離、2698キロ、買ってから、もう5年目になりますが、まだこの距離で、
一方、BD-1の自転車は2年たって、約2000キロをすでに越しています。

いっも部屋の中の暖かい所でぬくぬく過ごしている、この「ゴリラ」。

そのためか、2ヶ月ぶりにエンジンを掛けても一発で掛かるという新品同様のバイクです。

今年はもう少し乗る予定です。


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浅草寺の右側にあるのが浅草神社。

三社祭りとして、よく知られている有名な神社でありますが、浅草寺本堂にくらべますと、
まるで参詣者が少ないです。


この神社は浅草寺の観音様が、昔、浅草浦で網に掛かり見つけた兄弟、檜前浜成 
(ひのくまはまなり) と、竹成(たけなり) それを尊い聖観音菩薩の像とみて、
お祀りした士師仲知 (はじのなかとも) の三人をお祀りしているところから 
「三社権現社」と言われ、今では浅草神社と呼ばれております。

インターネットは便利なものですね。

私はこんな事ぜんぜん知らなかったのです。

ここに生まれながら、まあ、観音様の事は親から聞いていましたが、それもごく軽くで、
ましてや、この浅草神社にいたっては、何も知りませんでした。

三社祭りといえば歌舞伎の舞踊劇の演目ぐらいが関の山です。

これを書くに当たってパソコンで、浅草を検索しましたら上記の事が、
その由来が出ていたという訳です。

まったく、これでも浅草っ子でしょうか。


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雷門から仲見世を通って本堂へ、そして、そのままもとの道を帰ってしまうと、
この弁天堂を見ることも無く、存在すら知らない人が多いのではないかと思います。

場所は本堂を正面に見て、右手には交番があり、その右にトイレ、そして、
なおも右手に行くと、この弁天堂があります。

仲見世の裏側に当たるここは、参詣人も少なく静かに歩けるところです。

小高い丘の上にあり、ご本尊は「老女弁天」と言うのだそうです。

その隣には弁天山 「時の鐘」 が並び、浅草寺境内からの除夜の鐘は、この鐘を打つそうです。

この事も私は知らなかったです。

本当に、しょうがないですね。


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最近浅草でやたらに目立つのが、この車夫であります。

人力車を動かすお兄さん達が随分ふえました。

いずれも、何ともハンサムで、半纏姿がかっこいいのです。

雷門前にいる若い衆と、お向かいにある浅草観光案内所前にいる若い衆たちと、
いくつかのグループがあるようです。

印半纏の紋の違いでそれが分かります。


子供の頃、静岡駅前から、母親の膝の上でしがみつきながら、親戚の家まで、
街灯もろくに無い闇の中を、人力車に、ひどくゆられながら乗ったものでした。

車代のことで、母と車夫との駆け引きをするのを見て、子供ながらに、
いやだなぁ、そして、いくらかの怖さを感じながら、小さな胸をどきどきと、
させたりしたものでした。


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さて、浅草から「ゴリラ」で上野公園に向いました。

JR上野駅公園口前、右手にあるのが、上野グリーンサロンであります。

以前は東京都の緑の相談所であったところを数年前に、綺麗に整備しなおして、
素敵なレストランにしたものです。

前庭はオープンテラスで、かなりの椅子、テーブルが用意されて、
ここでも食事が出来ます。

勿論、館内もとってもいい雰囲気の食事場所であります。

丁度、荒川サイクリングコースにある、レストラン「さくら」の様なつくりです。

この日は「厚切りロースカツカレー」950円を頼みましたが、結構いい感じでした。


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やはりバイクの盗難が心配で、バイクをそばに置いての、外の席での食事をしましたが、
その食事中に、ここは自転車で来てもいいな思いました。

外の席ですと自分のテーブルまで、自転車を持ち込めますので、よけいな心配を
する事もなく、安心してのんびりと食事が楽しめそうです。

浅草、上野界隈に来られた時には、ここはおすすめです。

さて、浅草、上野と回って、再び不忍通りをさっそうと ? 帰ったわけですが、途中、
千石3丁目あたりの上り下りの道はバイクだと確かに楽ですが、護国寺の隣にある、
我が母校、日大豊山高校の前で、三人のロードの人たちと遭遇いたしました。


その自転車乗りの人達のスマートな事、そして、カッコ良い事、うん、やっぱり、
面白いのは自転車かなと思ったりもします。


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2006年1月13日

プリムス 超小型バーナー

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ごく親しく付き合っている青年から、自分ではもう山に登る事も無いだろうし、
ましてやキャンプなどもやる事も無いだろうから、昔から持っている古い物だが、
このバーナーとコッヘルを私に使ってくれないだろうかと持ってきた。


手にとって見ると、プリムス、エクスカイザーシリーズ「EX-ULT-1A」と外箱に書かれている。


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私自身数々のそう多くは無いが何種類かのバーナーを、すでに所持しているだけに、
持ってきたその青年には、せっかくだが、今はコンロもあるし、また、あなた自身、
何か災害の時や、急用の時のためにも一台は持っていたほうが、いいのではないかと
話をしてみても、その青年はその時はその時です、何とかなりますよ、の一点張り。


使わないで持っているだけではもったいないし、それに、僕の家には置くところが
無いんです。って云われれば、さすがに、これには私も返す言葉がなかった。


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先日のトランギアのアルコールバーナーではないが、私も火の道具には、ことの他、
興味というか関心があるだけに、また今までにプリムスのバーナーは、使った事も無いし、
手に取った事も無かった。


ここは、その青年の言葉通りに、ひとまずありがたく頂く事にした。


小さな箱を開けてみてびっくりした。


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わずか10cmに13cm、高さ3cmの小さなプラスチックの箱の中には、x字型のゴトクが
平らに折りたたまれて、又、器具栓ツマミも二つ折れになり、見事なセッテイングが出来て
、この箱の中にきちんと収まっている。

バーナーの本体の重量わずか95グラム。手のひらに包み込む事が出来そうな小ささである。


取り外しの簡単な自動点火装置も付いていて、使いかっても誠に具合が良さそうだ。


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超軽量、超コンパクト、超薄型の高出力の2700カロリーのバーナーと説明書にはある。


純チタンを採用しての軽量化、ポケットにも入る利便性、これは、これからの行動には
活躍しそうな予感がする。

それにしても、春になったら、このバーナーと共に、最近、どことなく消極的になっている、
あの青年を、又、山に連れ出してやろうかと、ひそかに思っている。


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2006年1月10日

トランギア アルコールバーナー

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アルコールバーナー

アウトドアー好きにとっては、そこで使う道具達には、特別に強いこだわりを
持つものです。

道具達といっても、さまざまな品物が含まれますが、とりわけ関心のあるのが、
バーナーではないでしょうか。

火を焚く、これは人間本来の本能の様なもので、生命にも関わること。

食べる行為と直結しているものだけに、自然の中での行動によっては、絶対に
信頼のおける物でなければならないものです。

それを必要とする時に安定した使用感、そして故障がゼロでなければなりません。

BE-PALというアウトドアー雑誌には、折にふれては、ガスコンロ、ホワイトガソリン
使用のバーナー等々のさまざまなコンロの紹介をされているのをよく目にします。

その中でスウェーデン製のアルコールバーナーを時折、記事として見る事があります。

会社名がトランギア、1925年創業と言いますから大変に歴史のあるメーカーで、
そしてその創業以来作り続けているのが、このアルコールバーナーであります。

私が最初にこのバーナーを知ったのは、もう20年ぐらい前になるでしょうか、
まだ盛んに山登りに熱中していた頃で、自分ではいつも重たいコールマンの
スポーツ ? などを背負っていただけに、そのアルコールバーナーの手軽さには、
羨望の眼差しでその広告などを見ていたものでした。

でも心のどこかでは、それがひどく、おもちゃぽくて、あまり実用的ではないような
思いもその当時にはありました。

それは山に行くとなれば、少なくとも4人、5人で行く事が多く、それにはこの
小さなアルコールバーナーでは賄い切れないだろうという事もあるにはあったのです。

その後、トランギアのことも頭からすっかり離れてしまっていました。

いつの間にか、山仲間の連中もそれぞれに、新しい趣味を持ち、それぞれに
その道に進むようになりました。

私自身も自転車の面白さを知ってから、本格的な山登りからは遠く離れて
しまってもいます。

しかし、今、再び山を思うとき、これからは、どうやらソロで歩くことが多くなりそうです。

激しい登山は若い頃のこと、これからは静かに峠をたどり、深い樹林をひとり、
ゆっくりと抜け、見晴らしのいい所では、思い切った長い休憩の時間もとりたいと
思うようになりました。


そんな昨今に、このトランギアの軽量アルコールバーナーを、又、それも頻繁に
雑誌などで目にするようになり、今では、これはソロでの山歩きには、ぴったりかも
知れない、そして、あのやかましい燃焼音も無く、無音でもあるしと。

聞こえるのは、静かな山の中に沸騰した湯の音だけがあたりを賑わす。


山麓の陽だまりの中には、最高のステージが出来そうだ。

そんな夢を描きながら来週あたり、このアルコールバーナーを、私もひとつ手に
入れようかなと、今、思案中でもあります。


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2006年1月 7日

稲村ヶ崎

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稲村ヶ崎の海   絵 プッポロ

数えきれない程の絵を今までに描いてきたが、海そのものの絵は、後にも先にも、
まずこの一枚だけだと思う。

何の変哲もない水平線が一本広がり、上には空、下には四月のまだ寒々とした海の色。

今、考えると自分でも珍しいスケッチをしたものだと思う。

場所は湘南は稲村ヶ崎。

国道134号線が走り、その道路からわずかばかりの石段を降りると、それ程広くもない
砂浜が左右に見渡せるが、それも左側は稲村ヶ崎の岬が海に突き出し、
砂浜はそこで行き止まりになる。

その岬も黄土色のあらわな崖がそびえ、所々、へばりつくように数本の松が
危うい姿で生きている。

登ってみれば鎌倉海浜公園といった名の小さな広場になっている。

夏になっても、ここには近くの人しか泳ぎに来ない、勿論シャワールームなどもない、
ただの小さな砂浜。

静かで上品で、そして贅沢な、少年達の、とっておきの海の遊び場でもある。

そんな稲村ヶ崎の海が昔からとっても私は好きだ。

四月といってもまだ寒い日のことだった。

時折強く吹く海風にスケッチブックの紙は踊り、小さな砂がそこに舞い落ちる。

それを手で払いのけながら、また、海を見つめ筆を運ぶ。

日が差せば、紺碧の海が見られるところだが、曇天の海の色は複雑で難しい。

空の色も私には手に負えない力不足を感じたが、始めたからには、
何とか終りまでもっていきたい思いで砂浜の石段に座り続けた。

1時間半ほど掛かったろうか、淡くうすく着彩し続けて、冷たい海風に膝が
小刻みに震える頃、スケッチブックを閉じた。

その後、この絵はほとんど見ることもなかったし、ましてや人様に見せられる絵
でもないと、自分でも変わったものを描いたなと思うばかりであった。

先日、絵の整理をしていたら、その絵の束の中から一枚すべり落ちたのが
この絵であって、久し振りにああ、こんな絵も描いたなぁと、今更ながらに
稲村ヶ崎を懐かしく思いだした。

今見てもポイントも無いし、ただモチーフとしての海そのものだけ、あの時なぜ
海だけを描きたくなったのか、自分で自分のあの時の精神状態を考えてみたりする。

ただ、あの寒空で飽きずに根気よく、絵の具を塗り重ねたあの粘り強さを、
今は、少々うらやましくも感じる。

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2006年1月 5日

国立劇場初春歌舞伎

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国立劇場 初春公演

初日から二日目、何年ぶりかの正月気分いっぱいの国立劇場に、四日の日に
寒い中を行ってまいりました。

入ると中央フロアーでは初春にふさわしく、ご祝儀の獅子舞が披露されいやが上にも
心踊る思いが致します。

7日までは毎日先着100名の和服を着た観客には、記念品が出ると知らされても
いましたが、出かける間際には、それもすっかり忘れてしまい、チケットを切る場になって、
ああ、そうだったと思い出す。

何を記念品として出るのか分からずじまいではありましたが、それは別にして
着て来ればよかったと悔やまれます。

それほどに着物姿が目立ち、女性は云うに及ばず、男性も大変に多く、それも
若い人たちの着物姿も多く見られるのも、また楽しいものであります。

なかには中学か高校生かというくらいの少年と言うか、青年と言うか、その人は
着物の着方も手馴れたもので、履いている草履の減り具合からして、はて何者やらと、
しばし見とれる風情でもありました。

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ご祝儀 獅子舞

通し狂言「曽我梅菊念力弦」 (そがきょうだい おもいの はりゆみ) 鶴屋南北の作で、
初春にふさわしい曽我物であります。

といっても普段見られる曽我兄弟の仇討ち物とは少々違います。

面白さ第一主義の鶴屋南北のこと、その対面の場は三幕目の一場に留め、
大半が世話物話で、それもあの話、この話と、あることないこと南北特有の、
いわゆるない交ぜの芝居話になります。

善人悪人を演じ分けるのが尾上菊五郎さん、それに絡む娘と遊女を菊之助さん。

特に久し振りに見た菊之助さんの、せりふ回しといい、身のこなしが玉三郎さん並み、
そして美しさが目に残ります。

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芝居は正味3時間半程ですが、なんとも分かりやすく楽しい芝居であります。

大詰の万年橋初午祭の場では、大変な人数のトンボの人達 (宙返りをする人達) 
を相手に菊五郎さん扮する六三郎が見事な立ち回りを延々と見せてくれます。

華やかで美しく、絢爛豪華な舞台が展開する様は、サービス精神あふれる
菊五郎劇団ならではのものであります。

まさにこれが歌舞伎といえましょう。

機会があれば今月またもう一度見たいと思ったのも、久し振りのことであります。

さすが鶴屋南北、さすが菊五郎劇団。

まずは、おすすめの初春歌舞伎であります。


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2006年1月 1日

明けましておめでとうございます

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2006年 元日のバラ

新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

東京は曇り空の中で元日を迎えましたが連日寒い日が続いております。

さて、これからの一年どういう事になるのか。

プッポロにとりまして昨年は、前半は自転車、自転車そして自転車と云うほどに
走りまして、そして山に温泉に、夏には日大豊山の高校野球の応援にと、
各球場に出かけたりと、何が仕事なのか分からないくらいに動き回りましたが、
それが突然、思いもよらない8月半ばの病気の発見で、それまでの活動が一瞬にして
夢の間のことの様に遠く過ぎ去った感がありました。

しかし、それもお陰様でその後の順調な経過をたどり、今では、まだ、わずかながらでは
ありますが、自転車にも乗れるようになりました。

多くの方々からのお見舞いのメールやら、励ましのコメントも大きな回復の力にもなりました。

あらためてお礼を申し上げたいと思います。


このブログも開設以来、丁度ここにきまして1年6ヶ月になりました。

その間のアクセス数が、今現在33569をさしており、プッポロにとりましては、
これは大変な数であります。

たいした内容でもないのに、また、他のサイトさんのように頻繁に更新するわけでも
ないのに、多くの方々が訪れてくれることに対しましても、心苦しい思いでもあります。

桜の咲く頃にはかなりの復帰も出来るものと、小さな期待も致しております。

春爛漫の桜の中を、さっそうと再び自転車で駆け抜けるプッポロ。

それを夢見ながら、まずこの一年、みなさまの幸せを願いながら、そして、
それ以上にもっと大きな幸せが、プッポロにありますようにと祈らずにはいられません。

つたないブログではありますが、どうぞ 「プッポロ春夏秋冬」 この一年、宜しくお願い致します。


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