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2005年2月27日

雪男の春

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  雪男 雪どけ道を とぼとぼと

雪男にとって雪の季節こそ、わが世の春だったが、その近ずく春こそ寂しいものはない。

あれほど降った山の雪も、日の長さとともに、それも解け始め、ゆく山道もところどころに、
黒い土も現れて、道端にはうす緑のふきのとうも、小さな花さえ咲かせている。

深い林の中に続く雪どけ道を、こうべをたれて歩き続けるひとりの雪男。

ふと、空をみあげて。

「ああ  オレの季節も終わりだなぁ・・・・」 とため息まじり。

「今度の冬の雪までの また 長い日がつづくのか・・・・・」

山を下る足どりも重い雪男の背中には、春の明るい日差しがふりそそぐ。


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先日、東京に大粒の雪が降った。

あの降り方では大分積もるかなと思ったが、気温が高かったせいか、2センチか、
3センチの積雪で終ってしまった。

カミさんは、わずかな雪をかき集め、玄関先に、小さな雪だるまを作った。

雪のない所の生まれで、雪だるまを作った事がないという。

出来たものは、下が丸くなく、それはエジプトのスフィンクスか、チェスの駒のようだ。

だが、そのことは、おくびにも出さないで、

「おおっ よく出来たじゃん  とってもかわいい かわいい」と私。

通る人が雪だるまを見てはニッコリとする、それを又、見るのがすごく面白い。

それも今日で三日目の姿がこれである。

造形の妙とでも言うべきか、これにはのんきな私もすごいと思った。

毎日、自然に変容していく様は、まさに、これはナチュラルアートだ。

この小さな目で、一瞬ではあったが、今のこの乱世をどう見たであろうか。

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2005年2月25日

東伊豆雛人形七段飾り

先日、河津の帰り道、東伊豆町から、ほんの少々登った所にある山あいの一軒の
みかん農家に立ち寄った。

庭の片隅にある古い母屋と見られる、その家の縁側は大きく開け放され、障子も取りはずされ、
その二間続きの部屋の左側には、綺麗なお雛様の七段飾りが、誰にでも自由に見られるように
華やかに飾られていた。

これ程までに昔のしきたり通り正式に飾られた雛段は、今ではこうしたよほど古い旧家にでも
行かなければ、滅多に見ることは出来ないと思う。

その古さと保存の良さもさることながら、このように本式に飾られることの頑なまでの
伝統と、この家のこだわりにも、しばし足を留めたものである。

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クリックで拡大されます

この機会に「雛人形七段飾り」のご案内をしてみたいと思います。

上から一段目
内裏雛(だいりびな) 左が男雛 右が女雛、左右に雪洞 (ぼんぼり)が見られます。

上から二段目
三人官女で、左から銚子 三方 長柄が並び、その間にあるのが高杯です。

上から三段目
お馴染み五人囃子 左から太鼓 大鼓(おおかわ) 小鼓 笛 謡を受け持ちます。
 
上から四段目
随身といわれ 左が右大臣 右が左大臣 間にあるのが本膳と菱台が置かれます。

上から五段目
仕丁(じちょう) 衛士(えじ)とも言われ、中の三人、左から台笠 沓台 立て傘の係りです。  
両脇の左が右近の橘(たちばな) 右が左近の桜

上から六段目
嫁入り道具、調度品などで箪笥 挟み箱 鏡台 針箱 駕篭 重箱 御所車等が飾られています。

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雛壇の右側の部屋には、天井から吊るされた飾りものが、所狭しと部屋いっぱいに広がります。

その飾られた物を良く見ると、女の子が「おままごと」で遊ぶのに使うようなもの、
魚 野菜のにんじん 人形 ぞうり うさぎ 鳥 花などが綿入れの布で可愛い形に
出来ています。

実に綺麗な飾りものでした。

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この家の全景です。
写真では見えませんが右端にはブルーのセーターを着たおばあ様がきちんと
座っています。

にこやかに私たちを迎えてくれますが、その笑顔のなかの目には、優しさとたくましさが
秘められ、絶妙なタイミングで静かにそっと手を向うにさしのべます。

見るとその先の七段飾りの前には、大きな奉納箱が置かれているのが、いま気がつきます。

苦笑しながら、ポケットから何がしかの小銭をその箱に入れたのは言うまでもありません。

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2005年2月24日

浅草 春のよそおい

「日大豊山に風邪をひかぬ方を学ぶ」などと、人様には言いながら、そういうプッポロが
見事に風邪をひきました。

せきが三日三晩の激しさで胸まで痛くなったのは久し振りです。

一年に5回ぐらいの風邪ひきは普通だそうですが、それから見れば風邪の
ひき方が少ないかもしれません。

そのひどい風邪の中を、2月21日は私のクラブ「小さなハイキング」では、
日比谷公園から皇居、ニコライ堂から湯島聖堂、神田明神、湯島天神と総勢18名、
皆さんをご案内しながら説明もしながらの東京散歩でした。

予定を立ててからの体調崩しは、まず無いのですが、今回には参りました。

少しは静かにしていればいいのに、風邪も治らない、22日には快晴の天気に
誘われて、また、浅草をひと回りして来ました。

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浅草仲見世はもうすっかりと春のよそおいで、飾りも桜になっていて、
いつも変わらぬ賑わいが嬉しいですね。

でも、昔から人気のある、「あげまんじゅう」も、最近はにわか作りの安普請の
まんじゅう屋が出来、それも半額の値段で売るという、何ともせこい店も現れ、
浅草を知る者にとっては、みっともないったらありやしないと言うところです。

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そこへいくと観音様は良いです。不況知らずですね。

何しろ大変な土地持ちで地元の地代だけで相当なものです。
吾妻橋側の一区から映画館の立ち並ぶロック(六区)まで、すべて観音様の
土地だそうです。

あの商店街辺り全部浅草寺の境内と言うわけです。

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本堂の前にはお馴染みのお線香の煙がたなびいています。

いつでも人が集まり、自分の具合の悪いところなどをその煙を手で
なすりつけています。

プッポロの目の前の中年のおば様が、頭の先から顔、のどから胸に腹から腰に足にと、
全身くまなく煙をなすりつけている。

こっちを見ながら 「もう 本等にやんなっちゃうの この年にさぁ なるとさぁ 
あっちもこっちもがたきてね 痛いところだらけ 何とかしてもらいたいわ がははははっ !!」 

プッポロも何か云わないと悪いような気がして 「そうですか それは大変 
じゃあんまり痛かったら この中に入っちゃったらどうですか!!}

「ほんと 入りたいくらいよ !!   ぎゃははははははっ」

浅草ならではの風景です。


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2005年2月19日

プッポロのひな祭り

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古くには桃の節句には女の子のいる家では、雛人形を飾り、菱餅、白酒、
桃の花などを供えて祝い、けがれ、災いなどを人形(ひとがた)に移し、3月3日の
夕方には川や海に流したという、雛流しという風習があったそうです。

その場合の人形は形代(かたしろ)といって紙製でありまして、平安時代には
すでに見られたようです。

我が家には女の子には恵まれず、男の子ばかり二人で、家内は残念だったようですが、
こればかりは致し方ありません。

それでも、この季節になりますと、小さいながらも可愛いお人形を飾っては
楽しむのも毎年の恒例になりました。

この写真の真ん中の二つのお人形は、身の丈6センチ程の小さなものです。

ふくよかな顔立ちと品の良さは、さすがに京都御所だけのものと思います。

すでに、もう3年余り前になりますが、秋の京都御所特別拝観の機会に恵まれ、
参加したときに御所内の売店で、ふと目に留まり買い求めたものです。

京都御所拝観は20人から30人程が、ひとつのグループになり、警備の方から
説明を受けながら、所内を回るようになっています。
ところがこの説明役の警備の人が、最初から何も私たちは云っていないのに、
やたらに威張るのです。

その趣のある庭園と重厚な建造物、安政2年の創建の歴史はさすがに見事では
ありますが、この案内人の喋りっぱなしの、うるささには参りました。

自分の話をきちんと聞かないと面白くないらしく、少しでも女性たちが脇で
話をしようものならば、「あんたらな 人の話を聞かないような人間はなぁ
 ほんまにな 今に嫁に嫌われるで」  「それでな 私らの話が嫌ならいつでも 
すぐにでも やめてやるで」。

見学者はプッポロから見ても実に静かに行動しているように思えるのです。

京都御所の優雅な庭園と建物をめぐっての散策ですが、その雰囲気の
良さと余りにも違うこの案内係。

しまいにはプッポロも頭にきて、帰り際に皮肉をこめて 

「でもね こんな綺麗な所で一年中過ごせるなんて 自分の庭みたいで随分 
幸せですね」って云ったら、

人の顔をまじまじと見て、「なんやねん それ どういう意味や 幸せ?
ふん 幸せなんかあらへんで なにしろ 私は無口やろ !! 」って。

最後の最後まで相手が上でした。

いまだに京都御所というと、思い出すのは京都御所ではなく、この紺の制服に
紺の帽子をかぶった、云いたい放題の案内人がまず先に目に浮かびます。

でも、この二人のお人形はほんとうに可愛いと思います。



  

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2005年2月16日

河津桜

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  梅は咲いたか 桜はまだかいな

粋に唄われる桜も、実際には梅の開花と普通の桜の開花とは、結構時間の開きが
あるものですが、この河津桜に関しては、梅も咲いたし、桜も咲いたになるようであります。

本州で桜と名のつく桜では、この河津桜が一番早く咲くのだそうです。

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2月14日、15日の一泊二日の伊豆の旅のなかで、前から話には聞いていました
河津桜が丁度見頃を向えているとの事で、初めてその桜を見物してきました。

場所は静岡県賀茂郡河津町のことであります。

この河津桜はピンクの色が濃いのが特徴で、遠目にも、又近くにも見応えのある
楽しい桜であります。

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河津桜はオオシマザクラとカンヒザクラ系の自然に交配種されたものと言われています。

白色の花びらのオオシマザクラは伊豆諸島に自生し、伊豆半島では古くから栽培されて、
野生化もしているようです。

一方のカンヒザクラは寒緋桜の名の通り1月から咲き始める緋紅色といわれる
強い紅色であります。

伊豆半島における野生化されたオオシマザクラとこの早くから咲くヒカンザクラが
自然交配された原木が河津にあることから、河津桜と名前が付けられたそうです。

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河津桜祭りは今年で15回目。
会期は2月10日から3月10日まで、その間に全国から150万人もの見物客が
足を運ぶようで、大変なイベントになったものです。

本来はこの道はサイクリングコースでもあるそうです。

普段はさぞかし気持の良いコースと思います。

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プッポロも桜は大好きでありまして、特に桜の名所で名高い新宿御苑が
大のお気に入りです。

3月中旬から咲き始めるのは、色の綺麗なカンザクラと、先程の、桜の中でも、
最も花色が濃いカンヒザクラ。

3月下旬になりますと、一大ページェントのソメイヨシノが始まり、そしてシダレザクラと
オオシマザクラがそれに続いて開花します。

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プッポロの好きな黄色の桜、ウコンも4月上旬には新宿御苑で見られ、紅色に染まる
豪華なサトザクラとチョウシュウヒザクラの花の華麗さは、まさに圧巻であります。

4月中旬ともなれば、桜の代表とも言われる、八重咲きのイチヨウが満開を迎え
新宿御苑桜のフィナーレを飾ります。

約75種類、1500本の都内随一の桜の名所、今から待ち遠しい思いです。

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ここ河津の桜もたくさんの来訪者があると聞きます。

そのほか各地の桜の名所という名所には、人が集まり桜を楽しむ、
これは日本人特有の遊びのようです。

寒い冬が通り過ぎ、今ようやく日差しも暖かく、明るい光を見るからでしょうか、
それとも、春を待つ心が一気に開花するからでしょうか。

人と桜の交わりを、そしてその歴史を折に触れ、調べてみようかなと思いながら、
河津川に沿った桜並木を歩きました。

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2005年2月13日

早春の秩父湖 BD-1で走る

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秩父鉄道 お花畑駅

西武線池袋駅、特急レッドアロー号、午前8時30分、朝の通勤ラッシュを横目に
見ながら、ホームをゆっくり出発する、もうすっかりお馴染みの電車だが、何度乗っても
乗るたびに、新しい楽しさが広がります。

終点西武秩父駅には午前9時53分到着、そこから少しの歩きで、今度は秩父鉄道
お花畑駅から午前10時9分発の三峰口行きに乗換えます。

今日は折りたたみ自転車BD-1で早春の秩父湖まで走ってみようと思います。

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三峰口駅前

秩父鉄道の終点三峰口駅には午前10時28分着。

季節柄というか、今の時期の乗降客は極めて少なく、私を含めてたった5人です。

20分から30分間隔の運行ではあてにはならず、マイカーになるのか、便利な都会住まいから
見ればえらい不便に感じられます。

早速ここで持参のBD-1を組み立てます。

いざ出発となる時はいつも心弾む思いで、まず第一歩のペダルをこぎだすのです。

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秩父多摩甲斐国立公園 石碑

三峰口駅前にある荒川に架かる白川橋を渡って140号線を、上流に向って走り始めて、
約5キロほど行くと大滝村に入ります。

道はここまでは、まだゆるやかな登りが続きますが、歩道には縁石が並び
車の通行が多い割には走りやすいです。

その歩道もほとんど全コースにわたって、車道と同じ高さで段差が無いので、
サイクリングコースのように気軽に走れます。

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大輪バス停附近のお茶屋

大輪バス停の近くであり、また三峰ロープウェイ乗り場入り口でもあるここには、
何軒かのお茶屋さんが立ち並んでいます。

まんじゅう屋に蕎麦屋とちょいと寄りたくもなりますが、ここは時間の都合で素通りです。

ゆるやかだった登りも、ここからは、いよいよ右に左にの、やや急坂のヘヤーピンカーブを
走るようになります。

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二瀬隧道

三峰口から140号線を走ってきましたが、途中、中津川に沿って中津峡に行く
大滝道路を右に見送って、なおも登りの道を行きますと、二瀬ダムバス停が見え、
そこの所で左に入る目立たない細い道に入っていきます。

そして小さなトンネルを越えると、この写真の場所に出て、目の前には、
今日初めて大きな秩父湖が望まれるようになります。

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秩父湖 石碑のある広場

秩父湖に沿うようにしていくこの道は、三峰神社に行く道路であって、し
ばらく前まで有料でした。

現在は無料でありますが、これによってマイカーで登る人が増え、ますますロープウェイの
乗客が減少しているそうです。

大きな石碑には秩父湖と彫られ、あたりは、ちょっとした広場にもなっていて
気持の良い所です。

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秩父湖と奥秩父の山々

秩父湖を通して遠くには奥秩父の十文字峠、三国山、五郎山方面が望めます。

さすがにここまで登りますと車もほとんど見られず静かな湖面とともに、サイクリングの
醍醐味が思う存分に楽しめる雰囲気であります。

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秩父湖

ここはかなり高いところです。

遠くに見えるつり橋は随分と下にあり、出来れば一度渡ってみたいものです。

三峰神社がある三峰山は標高1102メートルここからは、もうわずかという感じですから、
この秩父湖の標高も800メートルは越えていると思われます。

三峰口駅からはどのくらい登ったのでしょうか、おそらく500メートル以上は
登ってきていると思います。

ここからが本当に景色の良いところになりますが、今回は帰りの時間も
考えてここまでにしました。

春まだ遠い、エメラルドグリーンの秩父湖であります。

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大滝温泉 「遊湯館」

秩父湖からは、また同じ道をもどることになり、快適な下りを楽しみます。

その早いことといったら、車も少なく軽快に走りぬき、5キロ先の大滝温泉には、
わけなく到着です。

ここには「荒川源流郷」の石碑の立つ広大な敷地を持つ、大滝村、村営の
大型温泉施設です。

ログハウスの「特産品販売センター」などもせ併設されて、「遊湯館」と名づけられた
お風呂も、露天風呂こそありませんが、大変に気持の良い明るい施設になっています。

源泉は「大滝温泉 三峰神の湯」から引いているもので、本物の温泉です。

営業時間、10時から17時まで。 
休日 毎週木曜日 祝日の時は翌日。
料金 大人3時間600円。
電話 0494 55 0126

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西武秩父駅

再び大滝温泉から約10キロのくだりで、秩父鉄道三峰口駅ですが、飛ばしたついでに
西武秩父まで約16キロ余りありますが、彩甲斐街道とも言われる140号線を続けて
走ることにしました。

荒川橋を渡り、武州日野あたりからは、さすがに街並みのなかだけに、車も多くなります。

途中かなりの登りが一度ありますが、久那橋を過ぎれば間もなくで右手に
羊山公園の高台が見えるようになり、その少し先の左手が西武秩父駅です。

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今回の走行距離は、三峰口駅から秩父湖まで約15キロ、秩父湖からの下りは
西武秩父駅まで約30キロで、合わせて45キロほどでした。

プッポロもそれ程、各地を走っているわけではありませんが、そのわずかな経験の中でも
このコースはとっても静かで景色も良くそして面白い走りが楽しめます。

全コースというわけではありませんが、走りやすい歩道があり、また、三峰口からは
車も少なく安全に楽しむ事が出来ます。

適当な登りと展望の良さ、秩父湖の神秘的な美しさと、帰りに待っている下りの
快適さとスリルこれも良いです。

今度は日の永いときに、そして、もう少し早くに出発して三峰山まで行ってみたいものです。

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2005年2月 9日

日大豊山に風邪をひかぬ法を学ぶ

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護国寺 日大豊山

今年は暖冬といわれながらも最近は結構厳し寒さが続いています。

これで本当に暖冬なのかと気象庁に聞きたいものです。

サイトの管理人さんの中にも随分風邪気味の方が多いようです。

あるサイトの方は風邪がひどく、自転車通勤をあきらめ電車通勤にしているとか、
しかし、もう電車はあきた、バカが多いしとある。ここのところは私も同感だが。

さて、私は何年となく風邪をひかないのです。薬という薬も、もう何年も飲んだ事がありません。

その風邪をひかないコツといいますか、方法を昔、日大豊山高校で学びました。

本来の勉強も一通りざっと目を通しましたが、今となっては一番役に立っているのが、
この風邪を引かぬ法かもしれません。

教えて下さったのは漢文の先生で、残念ながらお名前は忘れてしまいましたが、
小柄で白髪、声の小さい方でした。

授業にはいつも着物羽織袴を着て来られ、白足袋に草履姿でありました。

実に静かな声で耳を澄まさないと聞こえないくらいでした。

  天網恢恢(かいかい) 疎(そ)にして漏らさず  
  
  天の張る綱は広くて一見目が粗いようであるが 
  悪人を綱の目から漏らすことはない
  悪事を行えばかならず捕らえられ天罰をこうむるということだ
                      
                       老子 73章

また   少年老い易く 学成り難し
     一寸の光陰 軽んずべからず
     未だ覚めず 池塘 春草の夢
     階前の梧葉 己に秋声  

と、今でも懐かしく耳に残ります。

授業の後半は漢文とは離れてさまざまなお話をされていました。

そのお話の中で、冷たい風を襟首のなかに入れてはいけない。
その襟首から風邪をひくのだと。

そして、風邪は80パーセントは寝ている間にひくといわれ、寝る時にはふとんをしっかり掛け、
襟元から風が入らぬようバスタオルなどで首筋を覆う事だと云われておりました。

学生時代は何を云ってんのかなぁぐらいに聞いておりましたが、今、遠い昔を振り返った時、
あの時の小さな白髪の先生の言葉ひとつひとつの、ありがたさが身にしみる思いであります。

それ以来本当に風邪をひく事が少なくなりました。

風邪気味の方々どうぞよろしければ、ご参考になさって下さい。

そして早く治されますように。

                

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2005年2月 6日

ニコライ堂から不忍池 BD-1で走る

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御茶ノ水 ニコライ堂

御茶ノ水駅から南に2分程行くと、少々の高台の角に聳え立つのが、
この美しいニコライ堂であります。

正式名は「日本ハリストス正教会復活大聖堂」と言います。

大変に長い名前ですが、略してロシア正教会の宣教師として、ロシアから
ニコライさんは最初函館のロシア領事館付きの司祭さんとして来日しました。

その頃はすでに東京の現在地に、教会があったのですが、あまりぱっと
しなかったようで、後にこのニコライさんが函館から、ここ東京に派遣されて、
さかんに活動して以来大きく発展したと聞いております。

そして、それを記念してこの教会の建物をニコライ堂と呼ばれるようになりました。

とっても綺麗なドームですが、以前は樹木が茂り見えにくく、私もスケッチを
するのに苦労したものです。

長い間の修復も終わり、木々の手入れもされて、今はとても美しく見る事が出来ます。

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湯島聖堂とBD-1

ニコライ堂から御茶ノ水駅前を通り神田川に架かる聖橋を渡ってすぐに、
この湯島聖堂があります。

この湯島聖堂は孔子そのほかの聖人を祀った廟、聖堂であります。

幕府の保護を受け、直轄の学問所にもなったそうです。

今回は自転車、BD-1で来ています。

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湯島聖堂 大成殿

全体が黒光りをした大きな本殿で、ここが孔子の霊を祀る大成殿であります。

駅の近く、都心にありながら、静かな空間を作り、その中を次から次と、
若い人を中心にして参詣する方々が見られます。

近くには東大、順天堂大学、医科歯科大学、日大とありますが、時期的にも
受験のためのお参りもあるのかもしれません。

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湯島聖堂 境内

写真の右上に大きくせり出している松があります。

これが、白松(はくしょう) と云う大変に珍しい松で、古くなると幹が白くなるそうです。

湯島聖堂全体でも、それほど広い境内ではありませんが、たえず散策する方を見ます。

静かな静かな、物思うところという感じです。

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湯島聖堂 孔子像

孔子はご存知の通り中国、春秋時代の学者、思想家で、早くから学問に目覚め、
官を辞して、諸国を遍歴して、十数年間にわたり、仁の道を説いて回ったといわれます。

井上靖さんの小説「孔子」には、この諸国遍歴の様子が見事に描かれています。

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神田明神 山門

普通、神田明神といいますが、本来は神田神社が本当の名前です。

大変にここも綺麗な色鮮やかな山門で、歌舞伎座の舞台を見ているようです。

入り口の角にはあまさけで有名な天野屋があります。

砂糖も何も入れないで、麹そのものの甘さを出すという、昔ながらのあまさけであります。

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神田明神 本殿

神田祭りとして知られています。

もとは9月15日に行われていましたが、現在は5月15日に行っています。

日枝神社の山王祭りとともに天下祭りとも言われ大変に威勢の良い
まつりとして知られています。

境内には将門杜もあります。

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湯島天神 本殿
ここも本当は湯島神社であります。

祭神は菅原道真といわれ学問の神様として、受験シーズンには大勢の学生の
参拝で賑わう神社です。

境内にはそのお願いを書いた絵馬が所狭しと掛けられております。

この日も親子で、また、友達同士での参詣が目立ちました。

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湯島天神 境内

湯島の境内といえば、芝居の新派名狂言のひとつ「婦系図」があります。

芸者お蔦と早瀬主悦(ちから)の恋物語が有名ですが、今はその面影もありません。

ここには200本の白梅、紅梅が植えられていまして、見頃はこれからの
2月中旬ごろかと思います。

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上野 不忍池

さて、御茶ノ水ニコライ堂から湯島天神、そして最後の上野不忍池まで、
BD-1でやってきました。

不忍池は、まだまだ冬の様相で、寒々としています。

元気なのは冬の水鳥達ばかり、そして来月3月なかばには、また遠いシベリア方面に
繁殖のために帰ります。

今日の走行距離、全コース 約46キロでした。

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2005年2月 4日

皇居周辺を走る

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大手門とBD-1

以前はこの大手門から皇居東御苑に、月曜、金曜をのぞき一般に開放されていた事があります。

受付で番号札を渡され、百人番所の細長い建物など珍しいものを見学しながら、
石垣が今も綺麗に残る江戸城本丸跡などを自由に、閉門時間までゆっくり回れたものでした。

今はもう少し日比谷よりの桔梗門から、それもあらかじめ宮内庁に申し込んでから
決められた時間に集合して、係りの方に先導されて見学するように変わりました。

先日BD-1で、久し振りに都心部を走ってみました。

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お堀のコブハクチョウ

皇居のお堀にはそれぞれに名前がついています。

道路沿いの堀には、淵と濠がありますが、合わせて約11個ぐらいあります。

そして、一般には外からでは見られない二重橋濠などを含めての堀は約5個ほどあります。

皇居一周約5キロ半の広大な面積を持つこの敷地は、世界の都市を見ても、
都会の一等地にこれだけの自然豊かな緑地帯は例が無いそうです。

お堀附近には一年を通してさまざまな水辺の鳥、山の鳥の姿を見る事が出来ます。

写真はお馴染みのコブハクチョウ、全長152センチほどの大型の鳥ですが、
皇居のこのコブハクチョウは野生とは言いがたく、いずれかの動物園、どこかで
かわれていたものが、ここに住みついたものと思われています。

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鯉とキンクロハジロ

ふと目にしたのが、この鯉とキンクロハジロ。

この鯉がどこまでも、2羽に寄り添うように泳いでいるのです。

2羽が左に行けば左に行き、右に行けば、また右に行くと、何か不思議な感覚でした。

いつまで一緒だったのか、それは分かりませんが、珍しいこともこうして回っていると
見られるものです。

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坂下門から宮内庁方面

少々小さいですが、中央に見える薄いグリーンの屋根が宮内庁の建物です。

二階の真ん中のお部屋が天皇陛下の執務室だそうです。

毎日ここで政府からの書類そのほかに目を通されるなど、お仕事をされている
そうであります。

まるで絵はがきのようになってしまい、もっと何か変化をつけたい写真です。

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桜田門

桜田濠と凱施濠とに分ける所にあるのが、桜田門で大変に立派な門であります。

その門の中央にまるで額縁のように四角く切られていて、向うの風景を望むことが出来ます。

その風景の真ん中には、大きな桜の木があり、春満開の時、このあたりから
額縁を通して見るその桜の良さはひとしおと、桜の通人は言われます。

桜田門のさくらです。

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皇居外苑

ここ皇居外苑は35ヘクタールの広さです。

人によっては皇居前広場とも言われ親しまれている所です。

昔はデモ行進があったり、さまざまな大きな事件があったりと、時代とともに
大きく変化してきた皇居前広場です。

今は平和そのものの姿ですが、この平和が永遠に続くことを願うばかりです。

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法務省

その桜田門の正面の角に見えます、実に素敵なレンガ建築が法務省であります。

その色鮮やかさ、デザインの良さ、長い間の修復工事が終わり今大変に
優美な姿を見せています。

東京駅同様、このような建物が街をエレガントに見せるものですね。

どこかのスケッチクラブの方々、13人程でこの建物を描いていました。

おりを見て私もぜひ一枚描いてみたいと思ったものです。

今回はBD-1で走り回りましたが、次はニコライ堂から湯島聖堂、神田明神あたりを
回ってみたいと思います。

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2005年2月 3日

2度目のオンシジュームの花

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オンシジューム スィートシュガー エンゼル

昨年11月19日にも、このオンシジュームの花を、ここで、ご紹介致しました。

その時2本目の花芽が、わずかに小さく伸び始めていたのですが、それがようやくここにきて、
15個のつぼみが、すべて開いたのです。

洋ランといえば代表的なのはカトレアでしょう。

洋ランの王様とも言われる、このカトレアの花の優雅さ、大きさ、その豪華さは
やはりナンバーワンといえますが、栽培が難しいようで、第一に温室が必要であり、
また温度管理が大変そうです。

その他の洋ランでは、シンビジューム、デンドロビュームなどありますが、
カトレアほどには手が掛からないようで、寒さにもある程度強く育てやすいようです。

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このオンシジュームも購入してから2年ぶりに咲いたものです。

それまでは購入してから、お決まりのごとく、ミズゴケだけでの栽培を守っていましたが、
たびたび根ぐされを起こしていて、花芽は持ちませんでした。

そこで自分なりに、ほとんどの植物は土に植えられているではないかと考え、
思い切って半年前にミズゴケから、腐葉土を混ぜた土に植え替えてみたのです。

それまで悩んでいた根ぐされがなくなり、何といっきに、いきおいが出てきたのです。

そしてこの花の見事さであります。

洋ランを土で育てることは、普通ではまずやらないし、考えもしませんが、
今回のことで、そのごく普通の常識をたまにはひっくり返す事も、また
必要なのかもしれないと思いましたね。

洋ランと根ぐされは、つきもののようです。

それで苦労されている方は一度お試しになられてはいかがでしょうか。

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