
虎の門に所要があって、その帰り、強い風にあおられて、道路には桜の花びら
が、右に左に舞っていた。
その花びらの来る方を、遠くに見ると、今を盛りに官庁街に、桜、さくらの山が見えた。
風に向っていくと、特に財務省の前あたりが、ものすごい咲きっぷりを見せていました。

なおも行くと、その隣の外務省の前などは、桜の花のトンネルの様で、歩道一面、
雪が積もったかと思う程。
続く総務省、警視庁あたりも、素晴らしい桜景色が見られ、ここも立派な桜の名所でも
あるようです。

その桜の風に、誘われるように、国会議事堂の方に向いました。
正面に議事堂を見て、その手前には広い道路を、はさんで左右に国会前庭という
庭園があります。
左側が日本庭園、右側が西洋庭園で、それぞれほど良い、大きさを持ちで、それは
静かで、品が良く、手入れの行き届いた国立庭園であります。
園内からも、すぐ隣の国会議事堂が望め、写真でも、中央にちょこっとですが見えてます。

日本庭園には、中心部に池があり、それを囲むようにして、散歩道があり、数多くの
樹木が生育しています。
ここでも桜が結構多く、常緑樹のみどりとの、コントラストも良く、手軽に楽しめる庭園です。

今は一年で一番花の多い時かもしれません。
白い花は、ユキヤナギですが、丁度、桜の開花期に合わせるように咲き始めます。
このユキヤナギを、桜の下に植えてあるのを、よく見る事があります。
それは、おそらく満開の桜の木の下は、まだ、遠いい春の雪景色をイメージしている
のではないでしょうか。

ソメイヨシノが終わると、桜の季節は終わった。
そんな感じを持つ方も多いようですが、実はその後に咲く桜こそ、桜の中の桜と通人は
云うそうであります。
ソメイヨシノは新種も新種。
桜としては、まったく歴史が浅いものよと。
山桜と呼ばれる八重に咲く桜こそ、桜なんだと。
そういえば、カンザン、イチヨウ、ヨウキヒ、キクザクラなどなど。
もっとも、このキクザクラなどは、たった一輪の花びらは、なんと、300枚もあるそうです。
古代から桜と言えば山桜とか。
伝統を重んじる事で知られる、浜離宮庭園などは、ソメイヨシノは数本に過ぎず、大半が、
山桜いわゆる、八重桜が占めています。

日本庭園の瀟洒な池に、せり出すようにして、見晴台があります。
ベンチもほど良く置かれ、あたりの景色を、ゆっくり楽しむ事が出来ます。

ベンチに座ると、池を挟んで、正面には、数本の桜が良い位置にあり、良く刈り込まれた
つつじの緑の鮮やかさが目に入ります。
池に散った無数の桜の花びらも借景のひとつでしょうか。
中央にひときわ目だって見える、2本の木の赤い花は、カンヒザクラ。
その赤い花の、カンヒザクラに、気持ちが引かれて、一枚のスケッチを描いてみました。

国会前庭 日本庭園 25㎝×19㎝ モンバルキャンソン 絵 プッポロ
描き始めた時は、あたりは私だけ、静か、そのものでした。
ところが、10分ほどたったでしょうか、昼休みに入ったとたんに、わっと、お弁当を持った
人々が園内に入り、たちまち、何とも賑やかな庭園になりました。
となりに座って、私の絵を描くのを見ながら、お弁当を広げている、若い女性。
何とも楽しそう。
お花見をかねてのランチです。
みなさん、この近くの国家公務員の方々のご様子。
いいなぁ ・・・・・・・・


30分ほどでしょうか、ランチの賑やかな話し声を聞きながら、とりあえず一枚
完成と致しました。
今度は日本庭園から、広い道路を横切って国会前庭の西洋庭園に向います。
お目当ては、私のお気に入りのレストラン、「かすみガーデン」での、私のランチです。
林の中にひっそりと言う感じで、あの有名な「憲政記念館」がありますが、レストランは、
その記念館に付随してあるのです。
入口には、シダレザクラ、(別名 イトザクラ) が、それは、それは、見事でした。

広々とした店内は明るくて気持ちよく、大きく開いた窓からは園内の桜が、手に取るように
見渡せます。
先ほど描いたばかりのスケッチを取り出し、それを眺めながら、いつもの通り、まず、
ビンビールをグラスに静かに注ぎます。
店長今日のおすすめランチは、Bコース メインディシュはステーキとか。
しばし、至福のひと時でありました。
かすみガーデン
千代田区永田町1-1-1 Tel 03 3581 1655
午前11時~午後5時 ラストオーダー 午後4時
土曜 日曜 休み
国会前庭
日本庭園 西洋庭園 ともに 午前9時~午後5時まで
入園無料
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