2012年4月18日

大桜をいただく

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知人に仕事上の、ちょっとした物を届けに行った。

通された室内には、今を盛りと咲いていた、大きな桜が飾ってあるのが目についた。

「すごい桜ですね」 と、云えば、知人は思い出したように、半分、持っていけばと
云ってくれる。

私が絵を描くのを知っているので、良ければ、これも描いてみたらとの、心づもり
だったのだと思う。

四、五本あったようだが、その中から大ぶりの二本を、無造作な感じで引き抜いて
新聞紙に包んでくれた。


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おおざくら  F10号 54㎝×46㎝ モンバルキャンソン 絵 プッポロ


今年は本当によく桜を描きました。

桜の風景画を含めて、6枚の絵を描いたのでした。

もう、桜の花は、今年は描くことも無いだろうと思っていたところでしたが、最後の
最後になって、それも今年一番の大桜が、思いがけず手に入ったのでした。

もう、描くこともないと思っていたのに、これは今年一番の桜の絵にしなければと
久し振り、F10号のスケッチブックを取り出しました。

F10号といえば、54㎝に46㎝という、かなりの大きさです。

せっかくの大桜を小さな画用紙では桜が気の毒です。

ほぼ原寸大の大きさに描いてみました。

花びらの数こそ少々省略していますが、とにかく、ひとつひとつ桜の花びらを、
それらしく、根気、根気で、約3時間30分ほどで、それも深夜に、ひとり、こつ
こつと、描いたのが、この桜であります。

お陰様で思わぬところで、今年、本当に最後になるであろう桜を思い切って
描く事が出来ました。

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2012年4月13日

霞ヶ関 永田町の桜を見る

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虎の門に所要があって、その帰り、強い風にあおられて、道路には桜の花びら
が、右に左に舞っていた。

その花びらの来る方を、遠くに見ると、今を盛りに官庁街に、桜、さくらの山が見えた。

風に向っていくと、特に財務省の前あたりが、ものすごい咲きっぷりを見せていました。


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なおも行くと、その隣の外務省の前などは、桜の花のトンネルの様で、歩道一面、
雪が積もったかと思う程。

続く総務省、警視庁あたりも、素晴らしい桜景色が見られ、ここも立派な桜の名所でも
あるようです。


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その桜の風に、誘われるように、国会議事堂の方に向いました。

正面に議事堂を見て、その手前には広い道路を、はさんで左右に国会前庭という
庭園があります。

左側が日本庭園、右側が西洋庭園で、それぞれほど良い、大きさを持ちで、それは
静かで、品が良く、手入れの行き届いた国立庭園であります。

園内からも、すぐ隣の国会議事堂が望め、写真でも、中央にちょこっとですが見えてます。


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日本庭園には、中心部に池があり、それを囲むようにして、散歩道があり、数多くの
樹木が生育しています。

ここでも桜が結構多く、常緑樹のみどりとの、コントラストも良く、手軽に楽しめる庭園です。


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今は一年で一番花の多い時かもしれません。

白い花は、ユキヤナギですが、丁度、桜の開花期に合わせるように咲き始めます。

このユキヤナギを、桜の下に植えてあるのを、よく見る事があります。

それは、おそらく満開の桜の木の下は、まだ、遠いい春の雪景色をイメージしている
のではないでしょうか。


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ソメイヨシノが終わると、桜の季節は終わった。

そんな感じを持つ方も多いようですが、実はその後に咲く桜こそ、桜の中の桜と通人は
云うそうであります。

ソメイヨシノは新種も新種。

桜としては、まったく歴史が浅いものよと。

山桜と呼ばれる八重に咲く桜こそ、桜なんだと。

そういえば、カンザン、イチヨウ、ヨウキヒ、キクザクラなどなど。

もっとも、このキクザクラなどは、たった一輪の花びらは、なんと、300枚もあるそうです。

古代から桜と言えば山桜とか。

伝統を重んじる事で知られる、浜離宮庭園などは、ソメイヨシノは数本に過ぎず、大半が、
山桜いわゆる、八重桜が占めています。


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日本庭園の瀟洒な池に、せり出すようにして、見晴台があります。

ベンチもほど良く置かれ、あたりの景色を、ゆっくり楽しむ事が出来ます。


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ベンチに座ると、池を挟んで、正面には、数本の桜が良い位置にあり、良く刈り込まれた
つつじの緑の鮮やかさが目に入ります。

池に散った無数の桜の花びらも借景のひとつでしょうか。

中央にひときわ目だって見える、2本の木の赤い花は、カンヒザクラ。

その赤い花の、カンヒザクラに、気持ちが引かれて、一枚のスケッチを描いてみました。


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国会前庭 日本庭園  25㎝×19㎝ モンバルキャンソン 絵 プッポロ 


描き始めた時は、あたりは私だけ、静か、そのものでした。

ところが、10分ほどたったでしょうか、昼休みに入ったとたんに、わっと、お弁当を持った
人々が園内に入り、たちまち、何とも賑やかな庭園になりました。

となりに座って、私の絵を描くのを見ながら、お弁当を広げている、若い女性。

何とも楽しそう。

お花見をかねてのランチです。

みなさん、この近くの国家公務員の方々のご様子。

いいなぁ ・・・・・・・・


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30分ほどでしょうか、ランチの賑やかな話し声を聞きながら、とりあえず一枚
完成と致しました。

今度は日本庭園から、広い道路を横切って国会前庭の西洋庭園に向います。

お目当ては、私のお気に入りのレストラン、「かすみガーデン」での、私のランチです。

林の中にひっそりと言う感じで、あの有名な「憲政記念館」がありますが、レストランは、
その記念館に付随してあるのです。

入口には、シダレザクラ、(別名 イトザクラ) が、それは、それは、見事でした。


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広々とした店内は明るくて気持ちよく、大きく開いた窓からは園内の桜が、手に取るように
見渡せます。

先ほど描いたばかりのスケッチを取り出し、それを眺めながら、いつもの通り、まず、
ビンビールをグラスに静かに注ぎます。

店長今日のおすすめランチは、Bコース メインディシュはステーキとか。

しばし、至福のひと時でありました。


かすみガーデン  

千代田区永田町1-1-1 Tel 03 3581 1655

午前11時~午後5時  ラストオーダー 午後4時

土曜 日曜 休み

国会前庭 

日本庭園 西洋庭園 ともに 午前9時~午後5時まで  

入園無料


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2012年3月30日

さくらに思う

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さくら  41㎝×32㎝ F6号  モンバルキャンソン 絵 プッポロ

手元にある岩波書店の 「ことわざ辞典」 を、みても、桜に関する、ことわざが、
思ったより少ないないことを知った。

わずかにふたつですが、そのひとつに 「梅切らぬばか 桜切るばか」 と、言うのがあり
ますが、これなどは昔からよく言われたもので、おなじみのものですね。

梅の花芽は短い新しい枝につくから、古く長い枝を切って、形を整えても問題は無い。

しかし、桜の場合は古い枝に花芽が付くので、それを切ってしまったら花が咲かない
ばかりか、切り口から病原菌が入り、木が腐りやすくなるので、きらない方が良いと
云われています。

もうひとつのことわざは 「桜は花にあらわれる」 と言うのがあります。

普段は常人と変わらないように見える人が、何かの折に優れた才能を発揮することの
たとえとして紹介されています。

花の無い時の桜の木は、普段まったく目立たないが、一旦、花が咲けば、これ程、ひと目で
分る花もなく、その時こそ、桜の持つ力が現れる。

また 「桜は花にあらわれにけり」 と、平家物語にも歌われているようです。

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けいおう桜  41㎝×32㎝ F6号 モンバルキャンソン 絵 プッポロ

さて、桜のシーズンが、今年は遅れていますが、ようやく東京も開花宣言されるようです。

以前、ある随筆家が、名前を忘れてしまいましたが、ひとりの絵描きさんのことを書かれ
ていたのを読んだ事があります。

桜の季節になりますと、その絵描きさんは、各地に桜を訪ねては、画帳にさまざまな桜を
写生するのが、大の楽しみにしていたそうです。

桜前線に追われるようにして、南から北にと写生に出かけたようです。

桜だけは温室栽培は出来ず、今ある桜は今だけの花。

一年に一度、数日だけの花です。

今を逃せば又、1年待たなくてはならない。

その絵描きさんは、かなりの高齢でもあったようで、のんびりなんか、していられない、
そんな気持ちだったのでしょう。

それでも、後、10回は桜を見たいものだ、あと10回は桜を描きたいものだと切に思ったようで
それからも、桜のシーズンになれば、遠くまで足を延ばして桜を描きつづけたそうです。

しかしながら、結局はその後、5回の桜の季節を迎えて、亡くなられたと、その随筆には
あります。

いま、考えてみますと、なんと、幸せな絵描きさんだったかと思います。

画帳に写生する。

恐らく売るための絵ではなく、これだけは、真の自分のための絵ではなかったろうかと
思えるのです。

絵描きさんでありながら、こればかりは職業とは離れた真の楽しみ。

絵描きさんにとって、これほど贅沢な仕事はありませんね。

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2012年3月23日

新宿御苑 桜さがし

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今年の東京での桜開花は、3月30日頃の予想とか。

例年と比べ、一週間あまり遅くなるようです。

満開は開花宣言より、約一週間後と言われていますので、4月5日、6日前後に
なるのでしょうか。


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3月20日。春分の日。大好きな新宿御苑、今年に入って3回目の訪問です。

普段は平日に行くのですが、この日は祝日、まだ、花も大して無いのに、その
賑わいは大変なものでした。

芝生にシートを広げ思い思いに休んでいます。桜満開の時のようでした。

上の写真は白梅で、園内はどこに行っても今が見頃。

季節は確かに遅れているようです。


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人の賑わう中を行くと、ハナニラ スイセン などが咲く中に梅と一緒にあるのが
河津桜。

遠目に見ても、そのピンクの色の綺麗なこと。花が少ないせいか、とっても目立ちます。

例年ならば、河津桜はそろそろ終わる頃ですが、今が満開の様子です。


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その隣にあるのが、競うようにして咲く紅梅で、河津桜に負けない美しさでした。


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新宿御苑で一番広い場所。イギリス風景式庭園と呼ばれる所です。

3月20日。天候は暖かく風もなく、シートを敷いてゆっくり休むには最高の一日でした。


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新宿御苑のお目当ては八重で咲く山桜ですが、それに並んで人気のあるのが
このソメイヨシノですが、ご覧の通りツボミは少々固いままでした。


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大芝生の広場から大木戸門近くにある玉藻池に向います。

この池を通してみる景色もなかなかステキです。

ゆるやかにカールした橋の先には、うっすらと黄色の花が、水面に映り、これも、ひときわ
素晴らしい眺めでした。


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その黄色の花は、サンシュユと言って、2月中頃から咲き始め、3月いっぱい咲くという
花時の長い花です。

花も小さいながら、品の良い美しい花で、これも好きな花のひとつです。


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そのサンシュユの隣に寄り添うようにして、咲いているのが、このマンサクの花。

名の由来は、花がまだ乏しい時、春にさきがけて、まず咲くというところから、まず咲く
マンサクになったと言われています。

花の名前を覚えるのも結構大変ですが、このマンサクの名の由来を知れば、一度で
忘れられない花になることと思います。


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大きなユリノキのある広場を横切り、今度は中の池に向います。

一番、人の賑わうところでもあります。

池に面してレストハウスがあり、その目の前には、一本の桜が遠くからも目立ち、それも
木全体が、うっすらとピンク色をしています。


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ちかずいて見ると、それは大きな桜の木で、木札には修善寺桜と名があります。

ツボミは大きめで、やや下向きに咲く性質のようです。

まだ、ほとんどツボミの状態で、花は数えるほどで、まだ五輪 六輪ほど。

そのわずかな花を取り囲んで大勢のカメラマンが、ピントを合わせています。

日本人は、ホント 桜が好きなんですね。


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中の池から下の池に向かい、フランス式整形庭園の裏側に回ります。

ここはスズカケの並木が美しい所です。

木の肌は白く、独特の剪定で、どちらかと言えば、少々不気味な雰囲気も感じさせます。

このあたりは、普段からあまり人の多くない所ですが、この日も午後3時半すぎのせいか、
あたりは誰もいません。

あと1時間ほどで閉園ですが、周りに人もいないのを幸いに、持参した椅子とスケッチブック
を、すばやく取り出したのでした。


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スズカケの木  25㎝×19㎝ F2号 モンバルキャンソン  絵 プッポロ   

スケッチの位置は上の写真より、もう少し左に寄った所からのものです。

白い骨を思わせるような、樹形の列のくり返しですが、そこには右から左え向う遠近感と
もう一列後ろ側にもあること表さなければならず、小さなスケッチブックながらも気を使います。

わずかな時間でしたが楽しいひと時でした。


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午後4時20分頃。

園内はほとんど人がいなくなりました。

静寂の中にアナウンスがしきりに閉園を告げていました。


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新宿門の出口にちかずく頃、遊歩道に面して一本の大きな寒桜が、今を盛りに
咲き誇っているのを見つけた。

それは見事な大桜でした。

夕陽もだいぶ西に落ち、あたりは夕闇がせまってきています。

家路についたのか、人影もなく、しばし、この桜の前で、閉門を告げる声を聞きながら
佇んだのでした。

注   写真はすべて3月20日、撮影したものです。 

                           *

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2012年3月 6日

アイポッド タッチ

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アイポッド タッチを、購入したのは、昨年の11月のことでした。

まさか、自分がこの iPod touchを使うようになるとは夢にも思っていませんでした。

電車などで、iPod touchとか、スマートホンなどを使っている人を多く目にしますが、
まず、自分には無縁のもとの思っていたのです。

しかし、長い時間乗る電車、長距離バスなどでは音楽の聴ける、ソニーのウォークマン
の様なものが、あれば楽しいだろうな、とは、いつも頭の中にはあったのです。

丁度その頃、山仲間との旅行を控えていて、結構長い時間をバスで移動することになった。

そんな軽い気持で池袋のLABIに出かけたのが、昨年の11月でした。

2階だったか、そのウォークマンと同じような機種が数多く並んでいる売場に上がったのでした。

どれも色鮮やかで、いかにも若い人を対象にしていると言うのが、見え見えであります。

私なりに多少の気まずさを感じながら、恐る恐る眺めていると、「何か お探しですか」と、
当然な事ながら店員さんが声を掛けてきます。

私は 「なにか 音楽を聴きたくて」 って、今、考えると、我ながら実に消極的な答えを
したものでした。

「そうですか こちらのは音楽を聴くだけですが、そちらの方になりますと 音楽のほかに
さまざまな機能を持ったものがあります  お値段もそれほど変わらないんです」

「こちらへ どうぞ」

こちらは、実に積極的です。

着いた所は、アップル社の、リンゴをかじった売場です。

「この名刺ほどの大きさのものですが カメラあり 音楽あり メールあり ゲームあり
ビデオもフルハイビジョンで、手軽に撮影できます その機能は多種多彩で 今、
一番人気です」 と、一気にしゃべった。


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熱心なバンクのお兄ちゃんの言いなりに、ひとまず、ここは、この機種に馴れてみようとかなと
買ってみたのでした。

が、しかし、我が家で広げてみると、使い方などの説明書が、まったく何も無い。

どうするの これ。

スイッチの入れ方もわからない。

買っても しょうがないじゃんである。

返してこようかしらとも思った。

ひどいものを売るものだとも・・・・・・・その時は思った。

その後、調べてみれば、ネット上に取り扱い方法があるのが判ったが、何ともわかりにくい。

そのうち、今度は iPod touchの解説書が、あることを知り、ふたたび
池袋のLABIに出掛けたのでした。

それから必死になって接続の段取りです。

その努力は ほんと 大変なものでしたよ。


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そして、使い始めて4ヶ月。

現在ではWi-Fi ネットワークを設定し無線LAN に接続しています。

当然無線LAN ですから外部ではネット接続は出来ませんが、家の中では、さまざまな
コンテンツを、今や、自由自在 ? に、利用するまでになったのですよ。

大したものだと、自分でも思っています。


それにしても、こんな小さなモノの中に、よくもこんなに高機能なものが、詰っているものだと
驚くばかりです。

お気に入りのCDはすべて、この中にダウンロード。

先日の高尾山では雪景色のビデオ撮り。

距離が、なぞるだけで簡単に測れる地図。

NHK 民放のネットラジオ。

無数にある無料のケームアプリ。  などなど・・・・・・

世の中にこんなに面白いものがあるなんて・・・・・・・・


しあわせ。

 


                             +


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2012年2月20日

新宿御苑 旧御涼亭

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旧 御涼亭  3号 24㎝×19㎝


2月14日のこと。

小雨降りしきる中、また、新宿御苑に行ってきました。

とりわけ寒い日で天気もすぐれず、さぞかし人も居ないだろうと思いながら
出掛けましたが、それが、ちらほら、どころか、それ以上に入園者がいたの
にはびっくりしました。

前回行ったのは昨年の12月20日。

2ヶ月が経ちましたが、その時と植物の目立った変化はありませんでした。

ただ、入口の係りの方と少々お話をしましたが、ここのところ、何しろ花がほと
んど無いということです。

2月14日の時点では梅一本、一輪の花も見られないとのこと。

これは近年には無いとの話でした。

例年ならば、もう、日本庭園を中心にして、かなりの梅が見られ満開の木もある
はずなのに、この花の寂しさは、まずないとのことでした。

入口の近くにはロウバイの群落がありますが、わずかにそこだけ満開の黄色を
見せていましたが。

傘を差しながら、静かな園内を大芝生広場にある、イギリス風景式庭園と呼ばれる
ところから日本庭園の方に向います。

その日のお目当ては一枚のスケッチをすること。

歴史的建造物といわれる、「旧 御涼亭」を描くことでした。

この建物は以前は「台湾閣」と云っていましたが、今のパンフレットには、「旧 御l涼亭」と
なっています。

屋根が独特のトンガリ屋根。

そして、その色合いの異国情緒がなんとも好きです。

今までにも何回も描いたモチーフでもありますが、しかし、それにしても小雨ながら
雨は降り止みません。

建物を真正面から望みたいので、丁度、そこに斜面の芝生に植えられた一本の松の
下に、とりあえず入り、折りたたみ椅子を置いてみたのでした。

降りしきる雨もここでは何とか、ひとまず、しのげそうと、素早く画帳を出したのでした。

いつものレタリングペンを走らせ、超スピードでデッサンをしますが、さすがに、この雨。

細い松の葉を通して、大粒の水滴が一滴、二滴と画用紙の上に落ちてきます。

ティシュでその水滴を吸い取らせ、色付けに掛かりましたが雨の中。

湿度が高いせいか絵具が吸い込みません。


その時、通りがかりの、ひとりのたオバサマが  「あらっ ここだけは 雨がふりませんの ?」って。

降らないわけが無いでしょうがって。

どういう意味で言ったのか、いまだに私はわかりません。

おおよその色合いを覚える程度に色を付け、今度は本当に撤退したのでした。

芝生の斜面を登り、本降りになった中を傘を差し、前から一度入ってみたいと思っていた
レストラン 「ゆりのき」に向ったのでした。

雨にもかかわらず、レストラン内にも、8人程のお客さんがいます。

大きなガラス張り、その道路側に席を取り、まずはほっとします。

あまりの寒さだっただけに、迷うことなく、まず日本酒、熱燗で一本頼みます。

そして、ハンバーグカレーを注文します。

今、歩いてきた道を眺めながら、その「月桂冠」の熱燗のうまいこと。

室内は思いっきり暖かく、ふと、思い出して、今の絵の続きをここで描いてみようと
また、絵具を取り出したのです。

ハンバーグカレーを食べながら、又、日本酒を飲みながら、とっても暖かい所で
飲むほどに酔うほどに描いてしまったのが、この絵であります。


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2012年2月 1日

冬の桜

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先日、近くの花屋さんで桜を目にしました。

ほとんど、その桜は固いつぼみばかりで、花はわずかに二輪か三輪が、かぼそく
咲いている。

そんな感じでした。

考えてみれば、今までにも花はずいぶん描いてきたが、桜はまだ描いた事が
なかったな、と、そんな事を思いながら、さまざまな花の中に、埋もれるように
置かれていた、この桜を、しばし、見ていたのでした。

そして、春の花。水仙、スイートピーと一緒に、いくらかの迷いとともに、この
桜の枝も買ったのでした。

それにしても、この寒い日続きの中で、早くも桜も売られているのですね。

透明のビニールに包まれた桜のラベルには、「桜しおり」とあります。

「桜しおり」とは、何とも、しおらしい名前です。


桜と言えば、都内なら新宿御苑が良く知られています。

種類といい、その数の多さ、枝振りの見事さ、それは素晴らしいです。

昨年暮れの10日に行った時には、すでに咲いている桜がありました。

小福 (こぶく) ざくらと言う、名の桜でした。

やはり、この桜に良く似ていて、花びらは小さくて白色ですが可愛い桜です。


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「桜しおり」 41㎝×33㎝  F6号  絵 プッポロ 


我が家にやってきた、「桜しおり」 は、ツボミも固く、よほど暖かい所に置か
なくては咲きそうにありません。

一番暖房の効く部屋に置くこと4日目あたりから、ようやく、ぽつり ぽつりと
花が開き始めました。


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「桜しおり」 37㎝×27㎝ 絵 プッポロ


切られた花は来年は咲くことはありません。

この場、限りの花を見せてくれるのです。

考えようによっては、私のために切られてきたようなもの。

この花の最後の美しさを、なんとか残してあげたい。

年を重ねたせいか、最近は花の絵を描く度に目の前にある花に向って、その思いが
強くなり、なお一層、いとおしく、すべての花を見るようになりました。


最初の絵は、鉛筆でデッサンを取り、そして、淡彩をつけました。

その翌日の二枚目、今度は上部の花を中心にして、やや大きめに描いてみました。

画材は油性レタリングペンで、淡彩を施したものです。


「桜しおり」 買い求めてから、10日になりました。


今、まさに満開を迎えています。

                         ・


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2012年1月21日

平成24年 国立劇場 初春歌舞伎公演

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東京三宅坂、 国立劇場は、開場45周年を迎えました。

歌舞伎を中心とした劇場で、その伝統芸能の伝承と継承を目的として活動しており、
また、古典芸能文化の普及、そして、後継者の養成、研究などの大事な役目も担って
います。

といっても、ここは何はともあれ、かたい事は脇に置いて、歌舞伎好きにとっては、
心やすらぐ、楽しい大きな空間であることは間違いありません。


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昨年10月から始まった、45周年記念公演は、来月2月はお休みですが、4月まで
6ヶ月にわたっての公演が続きます。


昨年10月は第一弾として、曲亭馬琴 原作 通し狂言「開幕驚奇復讐ものがたり」
(かいまく きょうき あだうち ものがたり) でした。

出演は尾上菊五郎劇団で、尾上菊五郎さん、菊之助さん、田之助さん、松緑さん、
時蔵さん、團蔵さんなど賑やかな顔ぶれでした。

菊五郎さん菊之助さん親子による、宙乗りなど、見所も多く相変らずサービス精神
あふれる大芝居を展開してくれました。


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11月は近松門左衛門作 「日本振袖始」と、「曽根崎心中」の演目でした。

「日本振袖始」は、中村梅玉さん、中村魁春さん、東蔵さん、梅枝さんなどの出演で
後半の「やまたのおろち」の退治の場では、大勢の若手が連なって大蛇の姿になり
それと戦う「すさのおのみこと」を、演ずる梅玉さんの華麗な舞踊化された演技は、
まさに夢幻の世界をも感じさせたものでした。

人間国宝の坂田藤十郎さんの「曽根崎心中」は、もう何回拝見したことでしょうか。
多くは歌舞伎座でしたが、常にこれ以上は無いという、完成度の高さに、お客さんは
大喜びでした。


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12月は真山青果の定番「元禄忠臣蔵」でしたが、これは時間が無くて出掛け
ませんでした。

さて、この1月、初春歌舞伎は、河竹黙阿弥作 通し狂言「三人吉三巴白波」と
「奴凧廓春風」の、ふたつであります。

三人吉三が出会う、大川端での、盗んだ百両と名刀を手にした、お嬢吉三の
「月におぼろに白魚の・・・・・」の、名せりふが聞けるのも初春にふさわしい演目で
しばし、浮世の憂さを忘れる思いでした。

松本幸四郎さん、市川染五郎さん、中村福助さん、高麗蔵さんなど、こちらも賑やかな
顔ぶれでした。


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その二番目の「奴凧廓春風」。

なんとも珍しい出し物で、初めて拝見しました。

松本幸四郎さん、染五郎さん、そして、息子さんの小学校一年生の金太郎君の
親子三代が一同に会してのお目見得であります。

奴凧に扮して染五郎さん、踊って踊って、空まで上がり、最後は風にあおられ大凧が
大空でぐるぐる回し。

曲といい舞踊も素晴らしく、拍手喝采の中で幕になりました。


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市川染五郎さん、一幕目はお坊吉三で、激しい動き、続けて奴凧と、息もつかせぬ、
ほとんど出ずっぱりの今回の公演。

今が盛りというところでしょうか。ものすごい活躍ぶりです。

染五郎さんファンには、たまらないお年玉になったようです。

また、場内はいたるところに大凧が飾られ、お正月にふさわしい雰囲気を出しています。

国立劇場  食堂 「十八番」 (おはこ) の、中まで大凧の勢ぞろいです。


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歌舞伎を見始めたのは高校2年生頃から、長い長い歌舞伎見物が続いています。

劇場の、この定式幕という、柿色、緑色、黒色の三色の幕。

この幕、見たさに劇場に来ているような気も致します。

さて、45周年記念公演。

終盤は、3月が、市川團十郎さん主役で 「一谷ふたば軍記」。


そして、4月は、昨年3月の大地震に見舞われ、途中で公演中止になった、通し狂言
「絵本合法辻」 (えほん がっぽうがつじ) の、再演であります。

配役も同じ、私の大好きな、片岡仁左衛門さん。

このふたつ、どちらも見逃せない芝居であります。


本当に歌舞伎って面白いですね。


1月の公演は27日まで。


国立劇場 チケットセンター  0570 07 9900
 


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2012年1月16日

真夜中のスケッチ

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この絵を描き終えたのは、午前0時半すぎ。

家の者も寝しずまり、うるさいワンころも寝かしつけ、ようやく静かな自分の
時間になってからです。

モチーフは、ポピーとトルコキキョウ。

どちらも描きにくい題材だと思います。

自分が花屋さんで選ぶなら、この二種の花の取り合わせはしないだろうな、と、
思いながら描きました。

実はうちのカミサンも、絵を描くのです。

もっぱら花の絵を描いているのですが、最近は絵のお教室の方々と風景も描く
ようになりましたが、好みもあるのか、花のほうが調子がいいようです。

花の絵を描き始めて、もうかなりの長い年月を重ねています。

以前から公共施設主催で、行っている年に一度の展覧会にも出展すること、
10年ほどにもなるでしょうか。

その間に何度か、賞も頂いたりもしています。

今年も2月の展覧会に向けて、この花をカミサンが買ってきたものです。

作品は10号ほどの大きさですから、結構大きく見えます。

さて、2日間かけて描きあげた、カミサンの絵の出来栄えは、私から見ても、
まずまずと言う所でしょうか。

ところて゜、カミサンが描いた花を、私も描くということは始めてのことです。

これは意識して避けていると言ってもいいかもしれません。

二人で同じ花を描くことは、どうも競合してしまうような、どちらが、うまくいかなくても、
何だか具合が悪いような気がして、描かないようにしている、と、云うところでしょうか。

しかし、買ってきた花の色があまりにも綺麗で、このまま枯れてしまうのも
もったいないと、つい、私も手を出して、描いてみたのですが。


ところで、双方の出来栄えは・・・・・・・・

それは云わぬが  花でしょう。


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2012年1月 5日

お正月の高尾山

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若い頃から山登りが好きでした。

ワンゲルクラブなるものも作り、永くリーダーも勤めたりもしていました。

それが、いつの間にか、山登りと言えば高尾山、それも年に一度か二度の高尾山になって
しまったのです。


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その頃は高尾山といえば、裏高尾などと呼ばれている、陣馬山から明王峠、景信山
から小仏峠と、長い長いコースをたどり、ようやく、小学生などの遠足で賑わう高尾山
山頂まで来れば、まず、今日の山登りは終わったな、と、ほっとする所でありました。

それが、どうでしょう。

今では高尾山だけでアップアップの状態です。

あの強かった、山男はどこにいっちゃったんでしょう


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昨日は高尾山口から稲荷山コースをたどりました。

おなじみの軽いコースだと、思いながら登り始めたのですが、最初のあの15分あまり
の階段登りの何ときつく感じたことか。

前の晩の寝不足もあるものの、それにしても足が重いのです。

それでも、昔のベテランです。

遠いい昔の経験を思い出し、どうにかこうにか、高尾山山頂にたどり着いたのでしたが、
お正月の4日、山はものすごい人出です。


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山頂から西に一段低くなっている広場に行っても、ここも大変な人です。

家族連れ、友人達とのハイキング、丁度お花見の感覚ですね。

シートを引いて車座になって一杯飲んでいる。

この寒さにビールを飲んでいる人が、あっちにも、こっちにも。

 スゴイ・・・・・・・


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最近はどこに行くにも、小さめのスケッチブックを持参しています。

どこに行っても一枚は描こうと自分に決めています。

この一段低い広場から、さらに、7分ばかり石段を下ると、もみじ台という所があります。

小屋もあり、その前が狭いですが、見晴らし台でもあるのです。

それを思い出し、下りてみました。

案の定、昔と変わらず素晴らしい展望が開けています。

今はベンチも用意され、ここまで来る人は少ないと見えて、この日も静かでした。

モンブランの小さな三脚の椅子に腰掛けて、さっそくスケッチブックを広げてみました。


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時折、陣馬縦走コースを歩いてきたのか、元気な人たちが通り過ぎます。

その笑い声も去ってしまうと、また、あたりは静かそのものです。

サインペンを走らせ、小さな絵具セットを使って素早く着色。

これも、15分ほどで終わりにしました。

何しろ寒くて寒くて、座っていられないほどですから、大急ぎでした。


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新宿駅を出たのが、午前10時40分の京王線の準特急。

何にしても出かけるのが遅すぎます。

そして、描き終えたのが午後3時30分すぎ。

西空は早くも夕陽のオレンジ色がやわらかく輝いています。

濃いグレーの雲も出てきて、急に風も強くなりました。


山頂からの下りは早く、あっという間にケーブル山頂駅。

そして、その駅の裏側の展望台からの東京方面をしばし眺めて、そのあと、ふたたび、
一気に、帰りは1号路を下ったのでした。


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